久々に、あの「ローマの休日」を観た。
ローマの休日といえば『オードリー・ヘップバーン』である。
この映画はオードリー・ヘップバーン以外では考えられない。王女という設定にピッタリ。上品で世間知らずで、自分の役割を理解していてそれをかなえることができる、文句なしの王女様の雰囲気である。
ローマの休日は何回も観ている。
一言で言い表せば、『甘く切ない物語』というのが感想である。
王女の冒険、身分違いの恋愛、プラトニックな恋、場所はローマ、アクションがあり、切ない別れがある。
という、映画の王道というか、物語の王道を、うまく組み合わせた映画。
というのがコレまでの感想で、だからこそ、何度観てもおもしろい、と思っていた。
しかし、今度観てみたら、ちょいと印象が変わった。
先ず、主役の二人の表情が非常に豊かであった。
出会ってから、ローマの観光をして、「真実の口」で二人の思いは一気に変わったように思える。
それ以降の二人の表情から「よそよそしさ」のようなものが抜けた。
二人とも、その結末(つまり結ばれないこと)を知っていて、抑え気味であったのが、抑えきれない感情を持ち始めたように見えるのである。
そして、船上パーティーでの事件から川に飛び込んで岸にたどりついた時のキスを経て、ジョー(グレゴリー・ペック)の部屋での会話と表情から、我々は推測できる、何があったのか。
更に最後の別れのときの二人の表情。
そして、何より記者会見での表情。
こんなにも表情豊かな、内面を描いている映画であったことに、今までは気づくことがなかった。
恋愛の進度によって変わる表情を、主役の二人はうまく演じていたのであった。
こういうことに気づくのが遅かった。
今まで何を見ていたのだろうか、と思ったのであった。
今回観たのはデジタル・ニューマスター版であったと思う。それゆえに細部も非常にきれいに映っていた。
それに、初めて吹き替え版でないのを観た。
ローマの休日のイメージがいいほうに大きく変わった。
また次に機会があれば、今回のことを踏まえてじっくりと観てみたい。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
ローマの休日といえば『オードリー・ヘップバーン』である。
この映画はオードリー・ヘップバーン以外では考えられない。王女という設定にピッタリ。上品で世間知らずで、自分の役割を理解していてそれをかなえることができる、文句なしの王女様の雰囲気である。
ローマの休日は何回も観ている。
一言で言い表せば、『甘く切ない物語』というのが感想である。
王女の冒険、身分違いの恋愛、プラトニックな恋、場所はローマ、アクションがあり、切ない別れがある。
という、映画の王道というか、物語の王道を、うまく組み合わせた映画。
というのがコレまでの感想で、だからこそ、何度観てもおもしろい、と思っていた。
しかし、今度観てみたら、ちょいと印象が変わった。
先ず、主役の二人の表情が非常に豊かであった。
出会ってから、ローマの観光をして、「真実の口」で二人の思いは一気に変わったように思える。
それ以降の二人の表情から「よそよそしさ」のようなものが抜けた。
二人とも、その結末(つまり結ばれないこと)を知っていて、抑え気味であったのが、抑えきれない感情を持ち始めたように見えるのである。
そして、船上パーティーでの事件から川に飛び込んで岸にたどりついた時のキスを経て、ジョー(グレゴリー・ペック)の部屋での会話と表情から、我々は推測できる、何があったのか。
更に最後の別れのときの二人の表情。
そして、何より記者会見での表情。
こんなにも表情豊かな、内面を描いている映画であったことに、今までは気づくことがなかった。
恋愛の進度によって変わる表情を、主役の二人はうまく演じていたのであった。
こういうことに気づくのが遅かった。
今まで何を見ていたのだろうか、と思ったのであった。
今回観たのはデジタル・ニューマスター版であったと思う。それゆえに細部も非常にきれいに映っていた。
それに、初めて吹き替え版でないのを観た。
ローマの休日のイメージがいいほうに大きく変わった。
また次に機会があれば、今回のことを踏まえてじっくりと観てみたい。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます