昨日は都内へ出張のため
殆ど母子の様子を見る事が
できませんでした。
生後十日目を前に、
スクスク育つ赤ちゃん犬達は
予想以上に元気(活発)に成長している様に見えます。
十分に@初乳を飲んだ効果が表われているものと思えます。
@射乳が行なわれ、
小さな尾をピンと張って
母乳を飲んでいる赤ちゃん達。
※七頭で良かったなと思っています...
赤ちゃん犬にとって
とても大事な@初 乳
@初 乳
赤ちゃんが生まれてから1週間~10日目の頃まで分泌される乳のことを
@初乳(しょにゅう)と言います。
その後に分泌される乳のことは常乳(じょうにゅう)と言い、初乳とは区別されます。
@初乳にはタンパク質、脂肪、灰分、固形分が多く含まれ乳糖が少ないこと、
また免疫力を高める抗体や各種の成長因子が多く含まれることが最大の特徴です。
@初乳を十分に飲んだ子犬は、母犬からの移行免疫(約90%)を受けて病気に対す
る免疫力を獲得することができます。
母から子への
免疫力の移行...
生後3週間頃までの子犬(赤ちゃん犬)は
”乳を飲んでは寝る”という生活を繰り返します。
赤ちゃんの成長に必要な必要な栄養は”すべて母犬の乳から吸収する”ので、
如何に安定した哺乳が大事で有るかということが判ります。
赤ちゃんは生後48時間頃までに@初乳を飲むことによって、母親の持っている
免疫(移行抗体)を腸から吸収し、母犬の病気(感染)などへの抵抗性を90%方獲る
ことができると言われています。
安定した哺乳を助け
促すために...
その他に、@初乳にはエネルギーを高濃度で供給するといった大事な役割があります。
同時に水分を多量に補給することで、循環血液量を増加させる働きもあります。
そう言った点からも、生まれてすぐの無防備な子犬には、
できる限り初乳を沢山飲ませることが望ましいと言われる由縁なのです。
その為にも、母犬と赤ちゃん犬達のいる(産室/保育室)の環境を十分に整えてあげること
がとても大事であると言うことがお判りになりますね。
赤ちゃんを生んで
育てている母犬への給餌は
とてもとても大事です...
①分娩後の給餌
②哺乳期(初期)の給餌
③哺乳期(常乳になってから)後期の給餌
④離乳期の給餌
母犬への給餌は大まかに四期に分けて、
その期その期に大事な栄養素と、消化吸収と言うことを
大事に考えて与えるように心掛けています。
※白く見える粉のようなものは、母犬専用の特別に考慮されたフリカケ。
子育て中の母犬には
良質な母乳生産のためにも、
精神的な安定が求められます。
その方面においても、
介助する側の経験に根ざした心遣いが大事なのです...。
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