立春が過ぎて
冷え込む日が続きますが
強風や雪や雨にならずに
おおいに助かっています。
さて、今日は、
哺乳期真っ盛りの母犬と
日増しに大きくなっている
なな匹の赤ちゃんたちの
ご報告になります。
九日(日曜日)の朝、哺乳を終えて
ご飯が食べたいなと訴えている母犬。
顔には、だいぶ、疲れの色が目立ちます。
朝は、鶏手羽先のスープをかけたフードに
タンパク質20gm(ホエイプロティン)と
グルタミンを加えた給餌を行ないました。
胃や腸の負担を減らすために、量は少なく
タンパク質は多目に、と言うことを心掛けます。
ビタミンは、A=10000IU、B50=1/2、C=500、D-3=5000IU
基本的に、タンパク質が満たされた母犬から出る母乳の質は高く、
その母乳を飲んだ赤ちゃん犬たちは、すこぶる丈夫に育ちます。
余談ですが、
哺育する子犬の数は5~6頭が理想的ですね。
七頭では少し多いかなと感じることがあります。
七頭の赤ちゃんですと、
成長に従い、さすがに母乳も足らなくなる時期が早まり、
哺乳と離乳食を与える時期をダブらせる期間を考慮する
必要に迫られます。
この時点での子犬たちの身体は、
ほぼ理想的な体つきと言って良いでしょう。
頭は丸く大きく、尾も太く、良い被毛をしています。
被毛の色はバラエティーに富み、色素とともに良い
兆候を見せています。(楽しみな赤ちゃんたちです)
話はかわりますが、
この日(9日)四頭の犬たちの
血液を調べる機会に恵まれました。
九歳を過ぎたジェイクから~
一歳になったばかりのピーターまで。
結果は思い通り、優れた内容でした。
こちらは五歳九ヶ月のバンブルの検査結果。
二回の出産経験のある牝ですが、良い状態に
保たれていることを検査結果が示しています。
こちらはシニア犬の仲間入りをした、
九歳四ヶ月になるジェイクの検査結果。
二歳で英国から渡ってきて、今までに病気や
怪我など一切ありません。
老犬ともなると、血液検査ではなにがしかの
不具合が見つかるものですが、そういうい
兆候すら見当たりませんでした。
※血液検査の結果から判ることは、
正しく育てていれば、健康に歳をとって行く...
と言うことでしょうか。
正しく育てると言うことは、
@適切な栄養管理と
過ぎることなく不足することのない
@適切な運動管理とが大事なことが、理解できます。
日付が変わって、
10日(月曜日)早朝の母子の様子です。
昨日に比べて、
また少し大きくなった?子犬たち。
猛烈な勢いで、
お腹がいっぱいになるまで、
美味しい母乳を飲んでいます。
生き物の身体は、
食べたものによって出来上がります。
大きいから、形が良いから、
良いというものでは無いと言うことが
良くわかりますね。
生き物の健康度をあらわす一つのバロメーターは、
皮膚の色素であると言っても良いでしょう。
育ちはじめたこの頃の子犬の色素は、
おしなべてよく見えます。
経験豊富なブリーダーでなくては、
本当の色素の見極めは、そう簡単ではありません。
良い組み合わせによって生まれ、
良い栄養を与えられた子たちは、
良い形のDNAを形成していきます。
ブリーディングの目指すところは、
何処にあるのでしょうか?
一段一段階段をのぼっていくように、
高みを目指し続けて行けることが、
一つの目標になることだけは、
疑いもない事実(=生まれた子犬)である
と言えるかも知れません。
@哺乳をせがむベビーたち
@哺乳の前の一仕事
@哺乳のようす(射乳)
@次の射乳を促しているベビーたち
お問い合わせにお答えします。
赤ちゃんたちが育って、
子犬に面会が出来るのは
四月に入ってからになります~。
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