ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

★★★思い起こして・・・・・

2007年11月21日 | イギリス探訪

21日

今日も天気はすぐれず、鉛色の空は、いつ雨を降らそうかと手ぐすねを引いて
いる様な気配です。

何も予定を入れていない日です、シャワーを浴びてゆっくりと着替え、ホテルで朝食をとりました、、、。

此方へ来てから、何人ものブリーダーと会いましたが、今更ながら良い人達ばかりなのには驚いています。

それも飛びきりの良い人達ばかりに巡り合っている様で、感激する事も度々です。

◇昨日訪ねた"Sandylands"について、思い起こしてみました、、、、、、、。

サンディーランズのエリカさんとデビットさんご夫妻は、特に物静かで優しく、人を強く引き付ける力を持っています。

訪ねる度に、誰かほかのお客(ブリーダー)が居たりして、思わぬ話の展開になったりと楽しい経験をしてきました。

今回は忙中閑有り、ご夫妻だけでしたのでお互いにリラックスして会話が特に進み(弾み)ました。

◇リビングルームには歴史を物語る品々や写真、そして絵画や可愛い置物などが所狭しと置かれています。良い趣味の調度品に囲まれて、
そこに居る人達を自然と和やかな雰囲気にさせる部屋になっています。

サンディーランズの犬達は皆大きく立派な体躯をしています。

サンディーランズの犬達の特徴は、『エレガントな強さ』にあると言えましょう。

頑健で大きな体躯からは、粗野な部分を微塵も見受ける事がありません。

彫の深い温和な顔には、此方の心の内を見抜くような利口そうな眼がついています。

そして、イエローの被毛の犬もブラックの被毛の犬も強烈な色素を持っています。

強い色素は健全性の表れであり、強い遺伝子の存在を示しています。

♀→♂

ご夫妻の犬達を扱う動作は、実に丁寧で慈愛に満ちています。

良い犬を作り出す秘訣は「こころにあり」と思わせる、優しい強さを手本として見せてくれました。

ブリーダーは「犬を作る(ブリーディング・ボーディング・ショーイング)職人」と言っても過言ではないでしょう。

今回念を入れて質問したのは「出産から若犬までの育て方」についてでした。

サンディーランズではグエンさんの時代から今に至るまで一貫した考えのもとに「給餌」のプログラムを立てています。
その手法は一般的ではなく独特のものです。同じような給餌の手法をとるブリーダーは今では稀で、私が知る限り二
件を数えるのみです。

 

◇明日は、二か所の「ブリーダー・職人」を訪問する予定です。

一か所は初めて伺う処ですが、もう一か所は毎回ディナーを御馳走になる「マリリンおばさん」の処です。

良い写真が撮れると良いのですが、、、、、。

早口言葉に惑わされない事を祈っています!

 

 

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★★★Sandylands へ・・・

2007年11月20日 | イギリス探訪

20日

イギリスに来て少々「自堕落」な生活を送っている為か、

風邪気味で、酒量が少し落ちましたか・・・?

 

◇今日は、エリカさんから昼迄に来るように言われている為、、、、

朝の一杯、「も~~にんぐラガー」は控える事にしました、、。

新しい下着に着替へ、寒くない程度にカジュアルな支度を整えました。

そして念のため 、CHANEL→ANTAEUS(おまじない)を嫌みのない程度にスプレーしました。

 

秋の"Sandylands"

12時05分、エントランスの車止めに停車、お腹が空いています~。


さっそく、マフィアどもの登場です!!どうですこの腹黒さ、この色素が世界のラブラドールを救っているのです。


少し間が空いた再訪を言い訳する私の言葉を遮って、エリカさんの辛辣な鋭い質問が飛びます、、、。
(結構なユーモリストなのです)
執務室に特設された産室から、二週間になるパピーを連れて来て自慢する彼女からは新たな自信が伺えました。
スタッドワークも含め、多忙を極めているご夫妻ですが、全ての事がうまく行っている様子にほっと安心いたしました。

しかしこのパピー、生後二週間にしてこの大きさ。目が明いているのにも、、、吃驚!
パピー飼育担当のN子サンにとっては、理解できない現実を見ているような出来事だったでしょう。

若犬達

デビットさんが私の我儘に答えて呉れ、6ヶ月になる精鋭達を連れ出してくれました。


私の疑問は、一歳未満の犬の育成方法です。夫妻の満足するブラックのリタ―は、久方振りに私の眼を奪う力を持っていました。



正直、「まいったな~~」の一言です。生後六か月目のサンディーランズ、如何でしょうか、、、、、?


8歳からの彼女(エリカ)の生い立ち→(グエンさんの指導を受ける)が成せる技なのでしょうか、、、、?
イギリスの素晴らしい犬達の中でも、サンディーランズの犬達は飛びぬけて健康なラブラドール達です。
その育成手法には多くの学ぶべき点があります。私達も、すべてを理解できるレベルに早くなりたいものです。

この顔が明日のサンディーランズを、全て物語っている様ですね・・・・・。

満足しましたか?

いやいや、お疲れ様でした~、、、、、。

犬談義が終わって、エリカさんは私達のために昼食の準備を、、、、、、、、、。

今日の御馳走は、"Sandylands" 特製の「ソーセージサンド」「チーズサンド」「ツナサンド」、そしてリキュールの薫り高い「トライフル」
と、お茶うけの「ミンスパイ」でした。
さしものN子さんもお腹が膨れギブアップしたのには、デビットさんもただただ~静かに微笑んでいるだけしたね。

来年と再来年の「再会予定日」をそれとなく指定され、あっと言う間に四時間近くの滞在を終えNapton Fields Farmを後にしました。

 ◇与えられた次の課題は Substantialと言う事に関してでした。
何としてでも早めに実証してみたいものです、、、、、、、、、、。

 ※外気温5度・小雨の降る中での撮影(フラッシュは使いません)でしたから、犬達の詳細を表現できる写真には至っておりませ
ん。実際の犬達は、写真で見る数倍も良い状態の犬達であった事を蛇足ながら記させていただきます。

 

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★★★休 養 日 ・・・

2007年11月19日 | イギリス探訪

19日

雪はやみましたが、凍えるように寒い朝です。

健康の為外出は控へ、温かな部屋で冬眠する事にしました。

唯一の外出は、テスコに出かけ、食糧と飲み物の補給をしたくらいです。


月曜日とあって部屋への出入りは少なく、静かな一日をおくる事ができました。


≪ホテル夜景≫夕方になっても、雪は溶けきってはいませんでした。明日の早朝はきっととても滑る事でしょうね~~~~。

「時差ぼけ」を感じずに英国を楽しむコツは、先ず寝ない事。寝なければ何処の国に行っても「時差ボケ」は起きません。

幸いブリーダーは数時間の睡眠で日常を過ごす事に慣れていますから、寝ないで過ごす事は苦になりません。

あとは、現地時間の把握をして眠るべき時に寝れば良いだけです。

イギリスからジャッジとして日本にやって来る多くのブリダー達も、同じ様に「時差」を解消しているみたいですね。

昨日のショーを見て感じた事が幾つかあります。
それは、彼ら(彼女ら)が本当に「ラブラドール」嵌っているんだなという事です。

"ALLENS OLMA"  DOB:07・May・08  

彼ら(彼女ら)が犬を扱う時の何気ない動きや、犬達の彼ら(彼女ら)への反応から其れがよく解ります。
小さなアットホームなショーからは、大きなショーでは得られない「大切なもの」が感じられわけですね。

"Doulwen anna Jane AT Trenow"
初対面の人達が、眼さえ合えば話しかけて来てくれます。ブリーダーの持っている「におい」がするからなのでしょ
うか?
その人(ブリーダー)の連れている犬に注目しているのが判ると、とても嬉しそうに正に相好を崩して犬の自慢をして
くれます。
苦労を重ね、今そこに連れている犬を作ってきた話を楽しそうにしてくれます。

 

全てとは言えませんが、ブリーダー達は家の中で犬を飼うことを厭いません。 

特に大切にしている犬や、身近においておかなければならない犬は積極的に家の中に入れている様です。

また、彼ら(彼女ら)とブリーダーとしての専門的な話をする時、彼らの真剣な考え方には尊敬の念を禁じえません。
それは、私もブリーダーの端くれになったからなのでしょうか?

ブリーディングと言う行為は、一人で行うには非常な困難を伴います。
おそらく、一人で犬の為に十分な内容を行う事は不可能と言っても差支えないでしょう。
ブリーダー達(夫妻)の仲の良さは、必然的なものなのかも知れません。
夫婦間が上手く行っていなければ、良いブリーディングに携わる事は不可能とも言えることなのです。

なんて事をつらつら考えながら、別サイトの記事も認めています、、、。

 

◇明日は、Napton Fields Farm の代表的な犬舎に招かれています。

ランチを御馳走になりながら、どんな犬の話になるのでしょうか、、、。
過去において、犬の話やブリーディングの話に夢中になってしまい、肝心の犬を見ずに帰る事態になったこともありました。
ブリーダーにとって、世間話は帰りしなの僅かな時間で十分なのです。

◇あすのテーマは「苦悩」と言う事に関してです。
どんな料理を作って待っていて呉れるのかでその度合いが感じられることになれば良いのですが、、、、、、、、。

 

 

 

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★★★氷雨から~雪に・・・・・

2007年11月18日 | イギリス探訪

18日

早朝から「氷雨」が降っていました。

やはり、スコットランドウェールズのブリーダーを

訪問しなくて正解でした。

今日は眠いのを我慢して、ラブラドールクラブのオープンショーを観戦に出掛けました。

オープンショーとあって「緊張感」は薄く、顔見知りの何人かのブリダー達との話に花が咲きました。

日本から帰ったばかりのブリーダーも含め、皆さん日本贔屓なのには驚きましたが、日本を見る目も確かなのにはあらためて
感心しました。
イギリスから日本を見て学ぶのも、大変に良い事なのだと気付きましたね、、、。

さて、犬達の話ですが。

本日の一等賞『ベストインショー』に輝いたのはこの犬(牝)でした。

とても嬉しそうな「ウィニングラン」でした。

二等賞『リザーブベストインショー』に輝いたブラックドッグ。

余り傑出した犬はいませんでしたが、彼が牡の中の「一番」でした。

私の一番気に入った犬は、↓この犬(牝)。今年二月生まれの9か月齢のパピーですが、群を抜いて良かったです。
『ベストパピーインショー』に輝きました。

彼女も日本に来た事があります。その時の天気は「今日よりずっと酷かったね」なんて話をしましたが、、、後になって、、、?


彼女も日本でジャッジをしました。ロチェビーオールドスモーキーを使って、クオリティーの高いパピー(姉妹)二頭を作っていまし
た。N子さんとの話も弾んでいたようです。『ベスト・マイナーパピーインショー』を獲得。

昼食はサンディーランズ一家の作ってくれた美味しいランチを堪能しました。エリカさんの料理の上手さは、料理上手のブリー
ダー達からも一目置かれています。

今日いただいた「ローストターキー」は特に絶品でした。運転のこともあって、勧められたイギリスワインを飲めなかったことは
若干の悔いとなっていますが、、、ブリーダー達との気の置けないひと時を過ごせてとても楽しかったです。

◇ショーが終わって、皆さんと再会の約束をして会場を後にする頃は、暗い空から落ちて来る冷たい雨が→ミゾレに替わってい
ました、、、。

◇外気温は、2度から1度へ、そしてホテルに着く頃には0度になり、うっすらと(5センチ)積もった雪の中を細心の注意を払って
帰還を果たしました。

あす若し今日の様なお天気でしたら、一日中「腹筋」「スクワット」「腕立て伏せ」をしたりして汗をかき、シャワーを浴びて
パブに行き、ラガーを飲んで過ごします。     ああ極楽極楽・・・・・・・・・・・・・

 

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★★★出張一日目・・・

2007年11月17日 | イギリス探訪

17日

時差ボケも無く7時起床、

そして再度8時までうたた寝~~~~

熱っついシャワーを浴びて、出立の準備。

外気温は6度と思ったより暖かでした。

M40→M42→M5と飛ばし、二時間でKingswinfordに到着。

花屋さんでお花を買って更に1時間走り、

約束の時間13時過ぎ、今日の訪問先の犬舎に到着。

さっそく、こんな犬達が迎えてくれました。

お分かりですね、特徴的なこの犬達・・・・・・

こいつも

程よく、堅く締まって弾むゴム毬の様な元気な犬達に心が洗われる様な気持になりましたね、、、。

この犬も、云わずと知れたブラックの名犬の末裔です。いい顔してますよね~~~。

13歳になって、お元気、、、。

私の大好きな顔々

仔犬(♂)
私の犬の作り方彼女のやり方の違いはほんの僅かなものですが、そこが大変重要なところなのであります。

私の好きなタイプのブリーダーである彼女は、既に43年もの間ラブラドールに係わっています。

13時から始まった私達ブリーダー間の特殊な話は、熱を帯びて4時間半にも及んでいました。

ある事情があって数年前から来るに来れなかった犬舎は、年を取ってしまった犬達も若い犬達も非常に強い遺伝子の存在を
感じさせて呉れました。

そして僅かに若い年齢の駆け出しのブリーダーの考えは、なんとなく彼女に理解されたようです。

ようやく来る事のできた犬舎を後にする時、言い様のない満足感が湧き上がって来ました。

正に「ブリーディングは犬を見れば全てがわかる」と言うことなのですね、、。

しっかり仕事の出来た1日でした。  謝々

 

 

明日は早く起きて、"LabradorRetrieverClub"のオープンショーを見学に行きます。

寒くならないと良いのですが・・・・・・・・・・

 

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