トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

お義母さん

2010-04-16 23:40:45 | 自己紹介
今日のパムッカレ

最近お義母さんが腰が痛いと寝込んでいる。
もう80歳近いですからね。
あちこち痛くなるのは仕方がない。

頼りの義姉は数日間、娘の看病に娘の大学の寮に寝泊りしていた。
で、その間、といっても2日間だけだけど、私が食事の支度をした。

あまり得意ではないトルコ料理。私が作ると油が足りないとか
言われるので、今回は例の一斗缶のオリーブオイルを
ここぞとばかり使った。美味しい美味しいとお世辞も
含めてか義母は食べてくれた。

義母にはいつも物質的にも精神的にも私に色々してくれる。
また、いつも私の味方でいてくれる。
だから、私は出来る限り孝行をしたいと思っている。

私に、もっとトルコ語を勉強しろと、口うるさい
のは嫌なんだけど

私たちが今住んでいる家を建ててくれたのも義母。
他の兄弟がお金を無心しても、頑として拒否していたのに
夫が頼んだら、すぐ用立ててくれたみたい。
まあ、私の居心地が悪いと、日本に息子(夫)を
連れて行かれるのを恐れてのことだったかな。

いつか義父母と一緒に住める家を建てるのが私の夢。
今は歩いて5分と離れている。5分て遠くはないけれど、
お世話をするには、ちと遠い距離。

義父母は決して金持ちではない。
若いころから随分苦労してきたようである。
無欲で、自分たちは最低限のものがあれば
いいような人たちである。

私たちにくれたお金で自分たちはそれなりに
優雅に暮らせたはずなのに、息子たちの
幸せだけを望んでいるよう。

義父は宝くじを買うのが趣味で、
実際何度が数十万円とか当選しているが
自分のために使ったためしがない。
誰か困っている人がいれば
すぐその人のために使っちゃうのだ。

お財布に2千円しかないのに、
誰かに貸してと言われると
そのまま2千円を上げちゃうような人。

私からすると神様のようで、
イスラム教徒に対して偏見を持つ人は
是非、義父母に会って欲しいな。

お義母さんの腰が早く良くなりますように・・・。


隣町のカラハユット(鉄分が多いので赤い温泉と呼ばれている)


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よくある質問

2010-01-10 03:27:16 | 自己紹介
今日のパムッカレ


 
昨日、やたらとケント、エフェスが吠えると思ったら、
外にラクダがいました。


 
ここにいると、多くの旅行者の皆さんから質問を受けます。
ダントツが「何年くらいいるの?」
もう、一日何度答えているか、お会いする人の数だけ
言っているんじゃないかな。多いときには20人以上??

なもんで、『How lo...』(ハウ ロ)とまで
くれば、セヴンイヤーズ と反射的に口から出ます。

毎日自己紹介やってますね。
まあ、お客さんにも私から質問もするんで
お互いさまですけどね。

そのあと、いろいろ聞かれますが、
トルコを全く知らない方にも
トルコを少しでも身近に感じていた
だきたく、ここでご紹介しますね。
多分、同じようにこれはどうなんだろうと
考えていらっしゃる人も多いかと思いますので。

【改宗したのですか?】
私は改宗していません。
トルコは他のイスラム教徒の多い諸国と異なり、
かなり戒律は緩いです。一応、政教分離を掲げています。

ですから、配偶者になる人への改宗を求めるということは
その人次第ですね。うちの夫はタバコもお酒も
飲みます。対照的に夫の弟(タバコ、酒飲まない)
は中国人(香港出身)と結婚(約10年の交際を経て)
しましたが、彼女は改宗しました。彼女はイスラム教を理解し
イスラム教は素晴らしいと言っていました。
(私はよく分からないし、改宗する気は全く無しでした。)

断食に関してもやるやらないは人それぞれ。
同じ家族でも、それぞれで、罰せられることや
責められることもありません。

この辺の人は結構やっていない人が多いですね。
特に男性。食べられないことより、タバコが吸えないことの
ほうが辛いらしいです。それに、やらない人がいるって
わかっているので、仲間意識があり、後ろめたさが
薄らぐのでしょう。

周囲は特に私に改宗を勧めることはありませんでしたが、
たまにしつこい人がいて、
「イスラムは素晴らしい、
あなたもやりなさい」と言うので、
「仏教も素晴らしい、あなたもどうぞ♪」というと、
困惑した顔になり、「今、あなたが感じたことが
私の答えですよ」と言うと、
退散してくれます。

【国籍は?】
日本政府が二重国籍を認めていないので、
国籍は日本のままです。
選挙権がないのと、滞在許可証の更新が必要(金
くらいなので、日本国籍を捨てて、トルコ国籍を取るという
メリットがありません。

【トルコで困ったことありますか?】
やっぱり、日本食が手に入らないことが
きつい。生活については、物がよく壊れるんです。
(私が壊しているんじゃないですよ。怒って
破壊するのは安いチャイグラスですからー

特に水周りが弱いですね。新しいのに、
水がポタポタ。漏水は当たり前。

電化製品もよく壊れます。

修理や業者に来てもらうのも
何度頼んでも行く、行くといいながら、
待てど暮らせど来ない。電話すると、今日はだめ。
なら、行けないからと一言言ってくれえー

モノについては、日本は安くて素晴らしいものが
いっぱいですね

トルコは意外に物価が高くて、しかも粗悪品ばかり。

こんなトルコ、最近は慣れてきたせいか、
怒り爆発も少なくなったかな。
私がトルコ人化してますかね

日本を基準にしちゃうと胃潰瘍になります。
なんか、他の国の話(日本人在住者から)を聞いていると
日本のほうが異常なんじゃないかと
考えるようなりました。

ちょっと極端な発想ですが、
そうじゃないと、気になることが
多すぎてやっていけませんからね。



また、長文になってしまいました。
お付き合いくださいましてありがとうございます。

本日のケント、エフェス

あれ、良く見ると、右の画像、エフェスがケントの足を噛んでいます。
耐えるケント









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トルコ人嫁として

2009-12-29 01:53:33 | 自己紹介
夫とはトルコを旅行中に知り合い、
2003年からトルコに住み始めたが、
結婚はしていなかった。でも、婚約はしていたので
嫁同然と周囲は見ていた。

トルコでは兄弟、親戚、近所との結びつきが強く
何か行事があるごとに集まる。
最初の年アシュレ
で、言葉もろくに出来なかったこともあり、
また、いいところを見せようと
自ら率先して、しかもゴム手袋、エプロンを
持参し、私の役割は皿洗いしかない!と
意気揚々とひたすら皿洗い。

それがまずかった。それからというもの、
毎年のように皿洗いをさせられる羽目となったのだ

トルコ語もまあまあ出来るようになり、
トルコにも慣れ、性格もかなり
図太くなり、トルコでは口で言わないと
分かってもらえないということにも
気づいた。

私と同い年の夫は7人兄弟の下から2番目。
結婚は一番最後。確かに私は嫁としては
新参者だわよ。でもね、年は負けちゃいないのよ!
長男と次男の嫁を除けば、みな私より年下なのだ。
(トルコの田舎では見合いが多く、夫は10歳以上離れていたほうが
いいとされている。というのは、経済的にも安定していると
思われているから)

日本人は童顔ということもあり、なかなか信じてもらえない。
万年皿洗いは続くのである。

また、うちの夫が私の実家に畑があり、父がトラクターを
持っているということを自慢気に吹聴したもんだから、
ラム子→農家の娘→力持ち→何でもやる!
というイメージが作られてしまった。
(畑といっても定年退職した両親が細々と自分たちで
食べる分を作っているというくらいのレベル)

義母と他の嫁と一緒に畑の草取りをさせられたのには参った。
草取りなんて、中学校の行事以来だ。日本の家の敷地の草取りでさえ
したことなかったのだ。私は虫が大嫌いで土いじりも好きじゃない。
両親でさえ、私に畑仕事、草取りをやらせたことはないぞ。

その日、夫に『うちの両親の遺言でね、(←まだ生きている)
農家には嫁がせない、借金の保証人にはなるな!って、言われているの。
私はジャポンだ。私に畑仕事させたら、うちの両親が怒るからね!』
とまくしたてた。それ以来、私は畑仕事はやっていない。

トルコでは1年に数回、家中の絨毯を洗う。
義母もせっせと自宅で洗っていたのだ。
年老いた義母が洗っているのを見てみぬふりは
出来ない。これも嫁の仕事。(今はクリーニング屋に頼むようになった)
(日本の実家の私の部屋のアクリルカーペットは20年近く
敷いたままだぞ

うちの義兄弟でただ一人、畑仕事もしない、皿洗いもしない、
絨毯も洗わない嫁が一人いる。彼女は都会育ちで実家には
お手伝いさんもいる。私が○○には頼まないの?と
聞くと、○○は出来ないから、知らないから、皆口々に言う。

えー、私だって、出来ないし、知らないよ、
お嬢様じゃないけどさ
二言目には『私はジャポンだ』

そもそも、
私が羊を1匹飼い始めたもんだから、余計に農作業が
出来るとされちゃったようだ。

最初の年はホテルも手伝っていなかったので、
暇でしょうがなく、犬が欲しかったけれど、
同じ敷地に住んでいた義母が犬嫌いだったので、
羊ならいいだろうと1匹買ってきたのだ。
それがラムちゃん。

義母は私がラムちゃんと散歩に行けるようにと
布で手作りのリードを作ってくれた。
私は嬉しくて、毎日ラムちゃんとあちこち
出かけた。みんなから後ろ指指されて
笑われていたけれど、私はラムちゃんと
一緒で幸せだった。
ラムちゃんが病死して今月でちょうど3年になります。




↑これから毛を刈り始めるところ


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