日本滞在記食い倒れの日々＆毛深い美女との対面

今日の実家地方

１１月２６日夜デ二ズリからイスタンブールへ
そして、２７日０１時２０分発成田行き
日本時間１９時３０分成田着

同じ機内のトルコ人女性と話した。
実家はアフィヨンだけれど、パムッカレ大学に通っていたそうな。
今は日本で、４か月の赤ちゃんを連れて、単身でトルコへ里帰りしたとのこと。
彼女は新幹線で仙台まで帰ると言う。
機内ではずっと赤ちゃんを抱いていたから、ちゃんと眠れていないでしょう。
若いってすごいな。母って逞しいな。

という私は、２時間かけて実家に帰る体力が無く、空港周辺に宿泊することにした。


レストランを探す気力も無かったので、ホテルの隣のコンビニで調達。いやー、コンビニ楽しいなっ。

ホテルの朝食♪去年、名古屋で泊まったホテルの朝食が豪華だったので、同じ系列ということで、
期待したけれど、ちょっと寂しかったかな。美味しかったけど。

ホテルチェックアウト後、待ち合わせの代々木へと向かった。
毛深い美女と会うために！


クールちゃん
そう、日本上陸トップバッターはクールちゃんでした。飼い主のハルさんとは３回目の再会です。


貧毛のケントとは比べ物にならないくらい、さらっさらっの毛で艶もあった。若いっていいね！




ケント２号を執拗に追いかけるクールちゃん。ケント２号危機一髪


クールちゃんの元気な姿が見られて嬉しいぞ。


土曜日とあって代々木のドックランにはたくさんのワンズ。その中でも、ゴル７歳♂格好良かった。
撫ぜ撫ぜしたかったんだけれど、全く相手にしてくれなかった。

ドックランの後には、念願の２度漬け禁止串揚げ





豚三昧　ハルさん、Sさん、ご馳走さまでした。

そして、実家へ

大好物のカキフライにお寿司




日本滞在３日目は

ラーメンに餃子




明日は失効した免許の更新へ行ってきまーす。


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サラダ軍艦、ラーメン、餃子、カツ丼、串揚げ、おでん、寿司、焼き肉、タコ焼き、豚肉、牡蠣

昨日のパムッカレ

只今、イスタンブール♪
０１時１０分のフライト待ちしています。


サラダ軍艦、ラーメン、餃子、カツ丼、串揚げ、おでん、寿司、焼き肉、タコ焼き、豚肉、牡蠣、
を食べに行ってきまーす。

毎年春に里帰りしていましたが、今年はあまりにも出費が多く諦めていました。

オヤジ（夫のこと）がお金は何とか用意するから、行って来いと言ってくれたのでした。
もう毎日のようにネチネチと自分は３年帰っていないと文句言わないでくれー、だって。

実際は１年半ぶりなんだけどね。
食堂も暇だし、何となくトルコ航空のサイトを調べたら、なんと、エコノミーが１０万円！！
今回を逃したら、来年の１１月まで帰国できそうになかったので、決断しました。

いつも３月に帰国していたけれど、エコノミーでさえ、１５万はしていたような。
日本で買ったほうが断然安い。トルコは多分、税金関係が半端じゃないんだ。

ここ数年、コンフォートクラス（プレミアムエコノミー）を利用していたんだけれど、
人気が無かったのか、一部の成田線から消えちゃった
私のように１２時間のフライトが苦で、酒飲めない、眠れない、でも、ビジネスに乗る金無い乗客には
有難かったのに・・・。

今回はたったの２週間。いえ、実質１２日。
やることいっぱい。美容院でカット。メガネを作り直すこと。失効した免許証の更新など。
日本からのトルコへの食品輸入の検閲が一段と厳しくなったらしいので、
買いだめしなきゃいけない。

さて、さて、並べたメニューみんな食べられるかな？乞うご期待

本来ならば１年半ぶりの日本。大興奮なはずなんだけれど、
やっぱりケントのことが心配。癲癇発作が起きたら、誰か傍にいてくれるかな？
ご飯、ちゃんと作ってくれるかな？飲み水忘れられないかな？などなど、尽きない。

ケントには今、ずっと、母ちゃん留守するからね、と言い聞かせている。
これまでも、帰国前はずっと言って聞かせていた。
出発当日、理解したのか、私の車に乗り込むことはせず、
じっと見つめて、見送りをしてくれました。

ワンズと離ればなれになることが断腸の思い。
どうか、何事もなく、元気なケントに再会出来ますように・・・。

それにしても、ここんところずっと晴天だったパムッカレ、
私の出発日は雨。どんだけ雨女なんだよ、私
雨だけじゃなくて、嵐を呼ぶ女でもある。

あと、私が両替するときって、絶対にトルコ安。
デ二ズリに行って、日本円を調達しようと思ったら、
日本円がどこにも無かった
それだけ、日本人旅行者が大激減したということだね。

円高で、かなり目減りしちゃったいるので、悲しい
１万円を買うのに、２５０リラを払うんだもの。痛い痛い
昔は１万円が１００リラのときもあったのに。

それでは、突然帰りますが、日本でお会いできそうな方々、楽しみにしています！！
で、トップバッターに『あの人？』に会います。さあ、誰でしょう？？？
って、ラム子の交友関係なんて知らねーよ、と言われちゃいますね。
一部の人しか分からないでしょうが、元気な○○○ちゃんをアップしますよ～。





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優先されるべきは？？？

今日のパムッカレ

最近出産したばかりと見られる野良犬が訪れるようになった。
一度だけ、ケントのフードボールにご飯を入れてあげたら
それから、１日何かいもやってきては、
外で食事しているお客様にねだる始末。

でもって、この野良犬♀、めちゃくちゃ、臭う
ご飯をあげるのは構わないけれど、
食堂の敷地に入られるのは困る。

ケントは相手が雌犬だから、文句言わないし。

最近、お客も少ないので、残飯はあまり出ない。
なので、飼い主一家に見捨てられたパシャにするか、
出産したばかりの雌野良にあげるべきか？？？







食堂の入口で、姿勢よく座っている姿はエフェスを彷彿させます。


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強制連行した。

今日のパムッカレ

１１月の上旬だったか、義父母用に作った部屋を義父母に見せた。
義母は引っ越しに賛成だったものの、義父が難色を示していた。
義父はとにかく保守的な人で、多分環境など『変化』を好まない頑固爺さん。

例えば、夫と同じく、珍しもの大好きな義母は
日本食にも興味を示し、食べてくれたこともあった。
でも、義父は初物には一切手を出さないというタイプ。

義父はいつもベッドかソファの上。
その世話をするのは腰が曲がった義母。
私が自分たちの近くへ呼び寄せようとしたのは、義母を不憫に思ってのことだった。

で、騙し騙し、見るだけだから！と、義父母を部屋に連れて来ちゃったわけ。

そこから、義兄、義姉、オヤジスタッフ総出で、義父の説得に当たり、
義父から引っ越しは２，３日後にするという言葉を引き出すことに成功。

ところが、オヤジ（夫のこと）主導で、あれよあれよと、
義父のベッドを皮切りに絨毯、ソファー、ガステーブルなどが運ばれ
結局、見学だけと言い、連れて来たはずが、その夜から住んでもらうこととなった。

私の出鱈目トルコ語を理解してもらえたか不明だけれど、
しびれを切らした私は、

『別に隣町に行かされるわけでもなく、
ここだって、近所にいっぱい知り合いもいるし、
息子（次義兄）だって近くにいる、娘（義姉）だってすぐ来れる距離だし、
（歩けず）一人で生きていけないんだから、黙って言う通りにしてちょうだい。
もしくは、お義父さんは向こうに残って、お義母さんだけ来てもらうから』
と、義父に言った。

引っ越しから３週間ほど経った今、
前の家に比べれば、日当たりもいいし、アンテナの調子もいいから
大好きなテレビだって見放題。それに、毎日、身内、親戚や知り合いが訪れるから寂しくはないでしょ。
多分、今は住めば都となっているんじゃないかな。

自分たちで看ると決意したからには、長期戦を覚悟で、あまり一生懸命になり過ぎず、
義姉たちと協力しながら、介助をして行こうと思う。

私も日本では、祖母と一緒に暮らし、祖母は寝たきりになってから間もなく９４歳間近で逝ってしまった。
叔父、伯母はいつも長男の嫁としての母に感謝の気持を忘れずにいてくれた。
昔は長男夫婦が親の面倒を看るのが当たり前の風習があったもんね。母も紆余曲折はあったはず。

祖父は６０歳くらいで亡くなってしまったので、私には祖父の記憶はない。
祖母は子供や孫、ひ孫に囲まれ、幸せな余生だったと私は思っている。

夫が日本に挨拶に来て、一緒に沖縄に行っている間に祖母は息を引き取った。
葬式を済ませ、私たちはトルコへと渡った。祖母はまるで、私を心配させまいと
私が日本にいる間に天国へ旅立ったのだと勝手に解釈している。

私がカナダへ留学すると言ったときは行かないで―と反対した祖母が、
トルコに嫁に行くと言ったとき、大変喜んでくれた。
多分、自分の死期を悟っていたんでしょうね。
で、しかも、自宅に初めてやってきたガイジン（夫のこと）に
ニコニコと接してくれたのである。
夫に会って、びっくりして死期が早まったのではと言われている。


祖母は殆ど家族に迷惑をかけず、逝ってしまった。
私としては、自己満足なのはわかっているけれど、もうちょっと面倒を看たかった。
その悔いが残っているので、義父母を自分が後悔しないように
お世話をしたいのだ。

近所のトルコおばあちゃんたちに、トルコ人の嫁はここまでしない、
偉いぞとか言われて照れくさいけれど、
義父母の家は将来的に自分達用に使えるし、
食事は食堂スタッフが作ってくれるのを出しているだけ。
私はたまに掃除、ゴミ捨てするだけなんよ。

一番重要な暖房用のストーブの石炭、薪を毎日入れ替えているのはオヤジだから。




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誇大表示と不良品まみれのトルコぉ。

今日のパムッカレ

先日、掛け時計を買ったら、
秒針が分針に引っかかり動かない状態。
つまり、使いもんにならない。
うっかりレシートを捨ててしまったので、アーミン

トルコで時計を買うと、必ず１年も経たずに壊れる。
電池を入れ替えてもダメ。

日本から持ってきた時計は１０年以上動いているぞ。

また、日本から持ってきたキッチン用秤が壊れてしまったので、
こっちで買ったら、正確じゃなかった。１００gなのに、誤表示するのだ。
これは返品した。

昨日、バーガーキングに行った。
写真は



実物は


ロクムというトルコのお菓子を買ってみた。

わー、ナッツがいっぱいで、美味しそうに見えるでしょ？


で、うっかり買っちゃったら、ナッツなんて、一欠けらがあるかないか状態。
また、騙されちゃったよ。


ホームセンターで、組み立て式食器棚を買えば、ネジが余分に大量にあるのに対して、
蝶番（ちょうつがい）が、４つ必要なのに、３個しか入っていなかったりと、
とにかく、何でも箱の中身をちゃんと確認して購入しないと何度も往復する羽目になる。

ムカムカトルコ生活なんだけれど、
日本にも負けないMade in トルコがあるんですよ。


それは、こちら！！！








親ばかですんません


忘れないよー

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世界遺産石灰棚浪漫奇行

昨日のパムッカレ

ワタクシ、トルコの美術館年間パスポートを持っているのにも
関わらず、今年は一度も利用していなかった。
オヤジ（夫のこと）が勝手に作っちゃって、発行から半年も経っている。

最近、食堂も暇だし、時間も十分にあるので、行ってみることにした。
いつもはオヤジ付じゃないと許可が出ないのだけれど、
ゴネてケントと一緒に行くことにした。
ま、ケントは勝手についてくるわけだけどね。
ケント、大喜び

私以上に、いえ、パムッカレの住人よりも石灰棚を知り尽くしているケントは
顔パスでゲートをくぐり抜け、
私のペースで歩き、
何度も何度も振り返って、私を待ってくれたりして、老人に優しいガイドさんです。




温泉がジャンジャン流れて気持よかったー。
今の時期、ちょっと肌寒いときに行くと流れてくる温泉が心地良いぞ。
この村入口のゲートから靴を脱いで歩くのは、
足が痛いこともあるけれど、遊歩道から眺める石灰棚とは違う真っ白な世界に浸れるのでお奨めです。









く




この棚にお湯が入っていたら、絶景で夕焼けスポットなんだけれど、
実は空っからのときのほうが多いのだ。



ヘタレコンビは石灰棚を登ったはいいけれど、
往復する気力、体力が無かったもんで、オヤジに迎えてきてもらって、南口から帰ったとさ。

ケントを優しいガイドさん♪だと例えたけれど、走ってくるオヤジの車を見つけるなり、
大ハッスルし、私を置いてきぼりにし、自分が乗るつもりでトランクへと駆け出しやがった。おーい
アイス奢ってやったのに！！


そうそう、石灰棚ヒエラポリスのゲートは只今北口は閉鎖中です。
なので、カラハユットに宿泊している方やミニバスで北口を向かう計画のある方はご注意！

ところで、失踪していたお友達の猫が３か月半ぶりに帰って来たという朗報を受け、
エフェスにも希望が持てるかな。


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カメラは見た！犯人は誰だ！？

昨日のパムッカレ

毎日、ポカポカ陽気で気持いい。
冬が好きな私としては物足らないけれど、
ま、暖房代があまりかからないのは嬉しいな。

さて、さて、１０日ほど前の出来事。

食堂の屋外、敷地内にある蛇口が開いていて、
周辺にも聞こえるほど大量の水が流れていた。
でも、誰も開けた覚えが無い。

前日夜、２２時３０分に食堂を閉めたときには
水の音なんて聞こえなかった。
私、かなりの地獄耳で、ポタポタでも気づいちゃう。

で、朝７時に出勤する従業員が道路から
その音を聞きつけ、慌てて蛇口を閉めたとのこと。
道路からその水道までは直線距離にして１０ｍ。
しかも、扉越しなわけで、どんだけ大きな音だったかわかる。

その蛇口は回すタイプのもので壊れていたわけでもないのである。

その蛇口へは、隣の家の敷地からでもたどり着くことが出来る。

私が食堂を閉めた２２時３０分から従業員が気づいた朝７時までの
間に何者かが蛇口を開けたと推測出来る。
朝７時前に食堂の外扉を従業員が開けたので、それ以前に
客が敷地に入ったことは考えられない。

で、お得意の防犯カメラ登場
自宅、食堂周辺につけまくったカメラ１２台。
外部からの侵入が可能だと見られる箇所と蛇口周辺の映像を
調べた。

目を凝らすこと数十分。
夜が明けていない４時３０分、人影を発見！
オフィスの前を行ったり来たりの不審な行動。

そして、その人物は食堂へと向かった！！！！！！

蛇口を開けた犯人か？？？？






『白い泡が出る黄色い飲み物と、煙が出るのを止めたんだよ。
そのせいか、最近また太り気味だよ。
でも、奥さんより体重の増加は激しくないけどね。
あっ、これ内緒だよ。
ついでに奥さんは僕より早く起きたことがないんだ。』




な、なんと、その人物は
食堂の塀とミニバスとの間に入った！！！


そ、そして、な、なんと



立ち小便を始めたー


ツーリストと思われる男性、どうしてもトイレに行きたかったのね。
多分、早朝空港へ発つお客さんだったと思う。



で、結局、防犯カメラの映像を早送りしながら眺めていても、
誰も蛇口を開けたと思われる人物は現れなかった。
つまり藪の中ってわけ

今月はお客さんが少ないのに、水道代１万円なり

それにしても、謎だな。



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甥っ子の婚約パーティー

昨日のパムッカレ

毎日、暖かい日が続いています。

一昨日は甥っ子の婚約パーティーでした。

パムッカレから車で吹っ飛ばして
１時間ほどの婚約者の地元へと行って来ました。


甥っ子は確か３０歳かな。婚約者の女性は、老けて見えますが、こー見えても２３歳だって






ケーキの入刀。いくら真ん中だって、お嫁さんをカットするか？？？






結婚式は８月予定だって。

来年の夏は甥っ子二人の結婚式が二つ。
そして、出産が２件控えているから、札束がぶっ飛ぶわー

婚約式からの帰途、ケントのそっくりさんが歩いていたので
焦ったわ。だって、出かけるときに、ケント、私たちの車を追いかけてきたんだもの。


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ケント今年４回目の癲癇発作＆パシャその後

昨日のパムッカレ


一昨日の朝、パシャがいなくて焦ったけれど、昼過ぎいました、いました！






ガリガリだけれど、走っているし、特に弱っているとは思えなかった。



ところで、
昨日の朝、２時半。

ケントが寝ているリビングで、聞きなれない音がした。
ケントは先日、癲癇発作が起きたばかりだから、まさかと思い
リビングのドアを開けるとケントが発作を起こしているところだった。

カリカリと音がしたのは、ケントが私の元に来ようとして
よろめきながらも、ドアまで歩いて来たからだった。

以前のような四肢を突っ張っての痙攣ではなく、軽いようだった。
抱きつくケントを慰めながら、痙攣が終わるのを見守った。

寝室でオヤジ（夫のこと）のイビキが聞こえた。
オヤジ、私が隣で息を引き取っても、朝まで気づかないんだろうな。











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この犬を殺してもらってと頼まれた。

今日のパムッカレ

夕方、天気もよかったので、久々にケントと公園へお散歩へ行くことにした。







ケントを勝手に泳がせて、いざ帰ろうとしたときに
二人組のヨーロッパ系の女性に『マダム！』と呼び止められた。

ヨーロピアン女性　『ねえ、ベレディエ（役所）に電話して、この犬を殺処分するように頼んでちょうだい！』

私『はあ？？』

ヨーロピアン女性『見てごらんなさい、この犬（いつのまにか当事者の犬がそこにいた）ガリガリ痩せていて
　　　　　　　　　　足が曲がっているわよ。痛いはずよ。可哀想だから死なせてあげたいのよ』

私『どんな動物も人間が殺す権利はないでしょ？この犬、一生懸命に生きているわ。生きたいと言っているかも知れないでしょ？』

ヨーロピアン女性『もしくは、この犬をご飯がもらえるところに移動して欲しいのよ。』

私『成犬は愛情なしに、知らない土地には行きたがらないわ。この犬には飼い主がいるし、どこかでご飯をもらっているはずよ。』

ヨーロピアン女性『（ケントを指して）あなたの犬のように丸々と太っていないでしょ？ご飯をもらっていないのよ。
　　　　　　　　　　可哀想すぎるわ』

　　　こんな会話を１０分以上だったか繰り返していた。平行線で埒が明かないので

私『（飼い主の家を指して、）ほら、この家の犬なのよ。だから、この家の人にエサをあげるように
　　　　言ってやってちょうだい』



二人のヨーロピアン女性は、わかったわ、私たちが頼んで来るわ！と、また、走って行った。

やっと、解放された私。
その犬の名前も飼い主も、なぜガリガリにやせ細ってしまったのかも知っている。
でも、彼女たちには関係ない話だから、割愛した。

その犬の名前はパシャ。飼い主は服役中。家族は目玉が飛び出そうな金額を保釈金として
用意するほど、その服役中の男性を愛しているはずなのに、その男性が可愛がっていた犬を捨てたのだ。
家族にしてみれば、犬どころではないのでしょうけど。
結局、男性は保釈されなかった。１５年の刑に服すとのこと。
１５年後、飼い主はパシャに会えない。

確かパシャはケントと同じくらいの年齢だと思う。
あんなにガリガリに痩せていたなんて、知らなかった。
明日あたり、公園に行って、パシャにご飯をあげよう。

それにしても、あの女性たち、私がパムッカレの住人だということが
よく分かったもんだ。私はケントを公園に連れていくとき、
カメラだけ持っているもんで、誰もが私をツーリストだと思っている（はず）。
そして、ケントは首輪なしにノーリードだから、私の犬だと気づかれない（はず）。

彼女たちの口からベレディエ（役所）、そしてアランヤでは、というトルコの地名が出てきたことから
彼女たちはアランヤに移住したヨーロピアン。バケーションでパムッカレにやってきたのだと推測出来る。

彼女たちが真剣にパシャを想ってくれることはいいでしょう。
でも、一生懸命に生きたいと思っているからこそ、
ご飯を求めて彷徨うんじゃないかな。

エフェスと喧嘩していたときのような精気がパシャにはもう無い。
私とケントに吠えまくっていたころの自信満々のパシャじゃない。

昨日、パシャ！と呼んだ時に、振り向いたパシャのどこか寂しげな、穏やかな目が忘れられない。
パシャは飼い主が突然いなくなり寂しくて、多分、飼い主の男性を探しているんだろう。
パシャはもう２度と飼い主の男性とは会えないだろうけれど、私はパシャには生きて欲しい、
パシャの最期を人間が決めちゃいけないと思うんだ。


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チビは最高の犬になるのさ

今日のパムッカレ

何だかツーリストがいきなり増えた感じ。朝から忙しいぞ。
オヤジが再総選挙が終わったら、ツーリストが増えるとか
言っていたけれど、ホントだった。

昨日なんて珍しく日本人が５組。しかも、殆どバックパッカー。
もうバックパッカーの王道からトルコは外されたのかと思っていた。

特に昨日は朝から複数回訪れてくれたツーリストが多くて
ケントも大喜び。みんなから煙たがれることもなく、
全身撫ぜなぜ状態だったもんで、ケントは一日中大興奮。

そして、最後に来てくれたのはケンタッキーオジサン、
いえ、ケンタッキー州からお越しの紳士。



ケントを大変可愛がってくださり、ケントの名前の由来を
聞かれ、ケントは兄弟の中でも一番小さかったから
健やかな成長を祈って健人（ケント）と名付けたと説明したら、


チビは最高の犬になるんだよ。

と、言ってくれた。


runt＝（お腹の中で発育不良の）小さい、出来そこない


実際、ケントは未熟児で生まれたのか
母乳競争で負けていたのかは知らないけれど、
ブリーダーの犬舎へ見学に行ったときに
兄弟の中で一番のチビで、こいつを掴まされないように
気を付けなきゃと思ったのだった。
でも、なぜかそのチビを選んじゃったのは私。

私の中では、ゴールデンはシロじゃないだろという固定観念が
あったのと、このチビ、引き取り手がないかもと同情したからだった。


シロゴルの飼い主の皆様、ごめんなさい！
シロもいいと思っていますよ。

ケントの名前は健やかに育つようにとの思いが一番だったけれど、
きっかけは、オヤジオフィスで取り扱っていたケントバスツーリズムというバス会社がヒントだったんだ。



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エフェスが失踪した理由を真剣に考えてみた。

昨日のパムッカレ


エフェスが行方不明になって１０か月目となった。
何がいけなかったのかと毎日色々考えている。

ペットに特別なことをすると、ペットとの別れが早まるとか
聞いたことがある。例えば、特別な記念撮影など。

で、去年、エフェス特集を組んだのもいけなかったのかな？
そういえば、今年の1月には、ブログでエフェスのことを
黒く塗っちゃったっけ。






あと、エフェスは大の病院嫌いなのに、無理やり連れて行ったのも
よくなかったかな。





エフェスをアザラシみたいな顔と言っちゃったのもいけなかったかな。



そういえば、こんな仕打ちもしちゃったな。









だけど、こんな笑顔もいっぱい見せてくれた。だから、私はエフェスが我が家にいて、
幸せだったと信じたい。そして、今でも、どこかで楽しく暮らしていると思いたい。
でも、でも、やっぱりまた会いたいな。会いたいよー


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高級病院へ行って来た。

今日のパムッカレ

親戚のオッサン（夫の従弟）が入院したという一報を受け、
何の病気かも聞かず、
夜の２２時過ぎだというのに、
お見舞いに行って来た。

手術初日でしかも２２時過ぎでのお見舞い。
日本だったらあり得ない。
でも、ここトルコ。何で来てくれなかったのかと
後からネチネチと言われるケースもあるんだそうな。
私が入院していたら、トルコ人の見舞い客は勘弁だけど。


ケントは一応よそ行き用に着替えた私を見て、
飛び上がって大喜び。お出かけだーと、
車のところで待機していた。





で、自宅から車で４０分ほど走ったそこはまるでホテルかのような病院だった。
病室は完全個室、付き添い人が休めるような長い御洒落なソファ。
医療用ベッドさえなければ、そこが病室とは思えないくらい。
豪華というより、高級感溢れたビジネスホテルと言ったところ。
よくトルコドラマに出てくるわな。


暗くてすんません。


オサレなカフェがあったんで、寄ってみることにした。
ケーキは劇甘、コーヒーは紙コップという、期待した私が馬鹿だった。やっぱりここトルコ。


オッサン、尿管結石で緊急手術をしたみたい。
で、一泊で退院とのこと。

トルコは営利目的な病院が乱立していると
言っても過言じゃない。いわゆる病院ビジネスが盛ん。
診療科目も外科、人間ドック、出産関係に絞られている感じ。

トルコはお金さえあれば、いい医療を受けられるシステムである。
その点、日本はかなり公平だと思う。
日本の福祉があたかも低水準かのように、マスごみは流すけれど、
日本は世界から見ても、先進国の中でも、かなり恵まれているほうよね。
特に医療面では貧乏人切り捨てなんてしないでしょ？

トルコはどんな僻地にも一応、無料診療所はある。
風邪などの軽症は薬を処方され、オシマイ。
大概、そうではない場合は病院を紹介されるわけだ。
健康保険に加入していなければ、入院費、諸経費はもちろん実費。

お金が無いんですぅ、なんてどこかの国のように通用しない。
念書を書かされ、払わない場合は財産没収なんてある。

私の持病は患者数は多いのに、デ二ズリではたった２人の専門医しかいない。
多分、診療報酬が少ないから、成り手がいないのかな。
しかも、国立病院は健康保険さえあれば、誰でも無料（私立は一部負担だったり、私立用の
保険に加入するかである）
だから、余計に大混雑。

夫婦ともども自営業の私たちからすれば
大金は出せないけれど、お金で時間を買いたいところ。
それが叶わないので、せっせと早朝に番号札のために並ぶしかないわけ。
しかも、検査、そして結果待ちを経て、再診に入る。
毎回一日がかりになるので、二日に分けていくしかない。

入院費がただな国立系に２回ほど入院した私から言わせれば、
私立と国立は雲泥の差がある。
日本は国立だろうが、私立だろうが
特に変わり映えはないよね。

国立病院は枕が飛んでくるのである。
どーしてかというと、大部屋で枕が足らないと
告げると、病院スタッフがワゴンから山積みの枕を
人手不足のせいか手渡しではなく、廊下越しにベッドに向け放り投げて
颯爽と去って行くのである。

実はこの枕の話、私だけが経験したのかと思いきや
確かイスタンブール在住の日本人女性のブログにもあったので、
国立病院の規程にでもあるのかも

次回は是非、高級とは言わずとも、私立に運ばれたいものだ。
オヤジ（夫のこと）、よろしく！
あ、運ばれるのは、やっぱり嫌だな。

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行儀のイイ犬

今日のパムッカレ

先日、ワンコ連れのお客様がいらした。
ワンコ連れはこれで２回目。
１回目はイタリア人が連れて来たデカい犬。

今回は外が寒かったので
中へご案内した。

犬同伴はOK.猫はケントが追い回すので


韓国人駐在員ファミリーです。


この３歳♂モカくん。非常にお行儀が良かった。
２回来てくれたのだけれど、
初日、椅子の上にちょこんと座っていて
家族がご飯を食べていてもじっとしていて
可愛かったー。若干３歳ながらも躾が行き届いていたわ。

男の子もしっかりとした英語で、私に話しかけて来て、
礼儀正しかったな。










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焼き鮭の行方

今日のパムッカレ

昨夜、若い中国人夫婦が子猫を抱いてやってきた。
猫と一緒に屋内に連れてでの食事はお断りした。
ならばということで、テイクアウトにするとのこと。

注文内容は
から揚げ、カレーライス、サーモンコンボ

作り終えて、パッキングして
はい、どうぞ♪と渡すと、
サーモンコンボはどこ？と尋ねる若い中国人女性。

え？もしかして、焼き鮭は猫ちゃん用？と、私が聞くと、

そうよ♪と軽く言う女性。

驚く私。だって、うちのアジアンメニューで
一番高いサーモンコンボ（焼き鮭、味噌汁、玉子焼き、サラダ）日本円で１，５００円ほど。

その子猫を自分たちのホテルの近くで
見つけ、ご飯をあげたいと思ったらしい。

この話をうちの外のメニュー見て、おにぎり(2個）が７００円かよ、たっけーと
叫んでいた日本人旅行者が聞いたらびっくりだろうな。




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