今日のパムッカレ



実は夫に会いに行って来たのだ。
今回の日本への帰省は、もちろん、両親に会いにが一番で
その次に夫。
私は占いやスピリチュアルに傾倒したことはない。
多くの死別経験者と同じく、死後はどうなるのか?と、考える。
追求しても謎だらけ。結局のところ、自分が死なないと
分からないもんなんでしょうね。
でも、私は夫に会いたかったのだ。
会いたいというか、本当に夫の魂が私に寄り添っているのか
知りたかったのだ。
そして、信頼出来そうな霊媒師に行きついた。
3月の帰国の際に、連絡を取ってみたが、
予約がいっぱいとのことで、今回は、
日本帰国以前に予約を入れた。
先ず初めに、私はその霊媒師さんに名前だけ伝えただけで、
どこに住んでいるとか、誰に会いたいとも伝えてはいない。
霊媒師さんのところへは、期待半分で出かけた。
実際に必ずしも、会いたい人が来るとは
限らないとも聞いていたから。
ちょっとドキドキしながら、霊媒師さんの居間に入り、
お茶を頂いた。そして、1分、いえ20秒ほど待ってくださいと
言われ、霊媒師さんが、目を閉じた。
そして、男性がいらしています、と。
その方は大柄で、髪の毛は黒、髪の毛がカールしていると。
(30代前半の夫は髪の毛もあり、カールしていた。
死んだら、若返るとかも聞いたことがあるから、若返った?)
そして、お腹周りが太いが、他はほっそりとしている、と。
これで、夫だと思ったけど、
まだエビデンスが欲しい私は黙っていた。
髪の毛の量は?と、聞いたら、フサフサしていると。
実際、夫の頭髪は後退していたのだが・・・。
その後、ジンジャーと言っていますが、
心当たりはありますか?と。
ジンジャー?ショウガじゃなくて、ジンジャー?
うーん、食堂で出していた鶏肉の生姜焼きかな?
夫は好きだったし。
でも、ふと電動スケボー(バランスを取りながら、重心移動で操作)の名前が
確かジンジャーだったと思い出したので、そのことを伝えたけど、
結局、夫が言いたかったジンジャーが何だったのかわからずじまい。
で、今、こうやって記事を書きながら、過去の電動スケボーの記事を読んだら、
あら、名前が違っていた。つまり、ジンジャーとは、スケボーのことではなかったのだ。
今度はクリスマスのことを言っている、これは料理のことかしら?
飾り付けのことかしら?と。
霊媒師さんには、夫がイスラム教徒で、クリスマスを祝う習慣がないとは
言わずにおいた。
でも、多少、ヒントを与えておいたほうが、話が進むかと思い、
もしかしたら、夫の名前のことかな?と伝えた。
クリスマスとは、イエス・キリストの生誕を祝福する日。
夫の名前は、英語で、イエス・キリストなのだと。
トルコはイスラム教徒が多数を占めているので、
クリスマスを祝うことはしないが、
31日の大晦日をクリスマスと呼んでいるのだ。
最終的には、家族仲良くして欲しいのでしょう、と結論付けられた。
霊媒師さんが、この男性は、とても家族思いで、
自分のことよりも、家族を優先していた、と。
これは正解。
夫は、私たちは喧嘩もしたけれど、仲はとても良かった、と。
そして、二人で時間があれば、よく二人で散歩をした、と。
これも正解。
この人は、片言だとも言った。
そして、見た目年齢不詳。
夫は日本語は話せなかったので、
霊媒師さんに、どのように会話しているのかと
尋ねたら、傍に通訳してくれる人がいるのだとか。
私は、霊媒師さんの元を訪れるにあたって、
左手の指輪を外すか悩んだのだ。
結局、つけたままにしてしまった。
というのも、もしも、夫が私の指を見て、
指輪が無いと知ったら、悲しむかなと思ったのだ。
左手の指輪は、日本人だったら、しないような結婚指輪だったから、
それを見て、外国に住んでいると悟られたくなかった。
今、夫は何をしているのか?
家族のために働いているのだと。
死んだことを悔いていないか?
もう、これはどうしようもないから、と。
この男性は気持ちの切り替えが早い、と霊媒師さん。
これも正解。
食堂のことは、ラム子がやりがいを感じているなら、続ければいいし、
お客さんも続けて欲しいと願っていると。
止めると生きがいを失くしてしまうとも。
(これは、まあ、当たり障りのない言葉ね。)
義父母のことは、
悲しいと、一言。
義父母の面倒は、一人では大変だから、
兄弟たちと一緒に、手分けしてやって欲しいと。
(今、相続関係で揉めているので、私は義父母の面倒を放棄中、
それを知っているなら、こういう発言はないはず)
兄弟のことは、
信頼している、と。
(うーん、夫は一部の兄たちと確執あったし、
また、私は相続関係で冷戦を繰り広げている最中で、
まあ、信頼している兄弟もいるけど、ちょっと残念、
もっと、具体的に口にして欲しかった)
私は日本へ帰ったほうがいいのか?
ラム子が好きなようにとのこと。
(これも当たり障りなしね)
お墓は気に入ってくれたか?
『ありがとうございました!』と、おどけた口調が
夫にそっくりだったので、
それで、夫だと、少し信じた。
あと、どのときだったか、忘れたけれど、
霊媒師さんが、一人用の白っぽいソファの映像が見えます、と。
そのソファは、白ではなく、ちょっと茶色っぽいような薄黒っぽいような・・・・と。
夫が食堂のトイレで心臓発作を起こしたときに、ソファに倒れこんだのだ。
そのソファのことかな。
実際の色は、アイボリーなのだが、長年愛用していたので、
ひじ掛け辺りが、薄黒くなっていた。
霊媒師さんは、夫が太ももが痛いと言っているけれど、
心当たりは?との問いに、私は無いと答えた。
足を手術したとか・・・と、霊媒師さんが重ねるが、
これもない。
他に痛いところはありませんか?と聞いたら、
何やらぼやくように、うーん、心臓は些細なこと、だと。
他の疾患は口にしなかった。
この方はとても、優しい人なので、霊媒師さんが類似体験をしないようにと
務めてくれたのだろうと。
(霊媒師さんは、ときどき、他人の体験を不意打ちに類似体験してしまうのだそうな。
つまり、誰か交流したい人の疾患、痛みなど)
夫は私の傍にいてくれているのか?
ずっとじゃないけれど、傍にいる、と。
私は全く、気づかないのだと言うと、
この男性は、非常に穏やかなので、私が気配を感じることが出来ないのだとも。
また、じっとしている性格ではない、と。これは正解。
夫は霊媒師さんの家に私と一緒に入って来たらしい。
服装は、薄手のジャケットに、中は、白いポロシャツかワイシャツ。
ズボンは黒だとのこと。
実は、今回のいわゆる交流にあたって、
録音が可能と聞いていたので、父のラクラクスマフォに搭載されているボイスレコーダーで
録音を試みた。前日にきちんと音が入るかも確認し、
当日、録音した後、少し再生し、音が入っていたことも確認した。
にも関わらず、自宅に戻って、聞こうと思ったら、
記録は残っているのに、音だけ消えてしまった。
皆さんは、これを聞いて、どう思います?
やっぱり、信じられないかな?
私もこうやって、改めて文章にすると、
本当かどうか、怪しくなってきたな。
でも、あの霊媒師さんが作り話をしているとは思えないし。
もしも、私が夫ではない人と、霊媒師さんを介して
話をしていたのであれば、話は噛み合わないはず。
私が一番知りたかったのは、夫が傍にいてくれて、
見守ってくれているという確証だけ。
この体験談を聞いた友人たちは、私のことを気遣い
信じないとは言い切らなかったけど、姉は、最初から、絶対にない!と。
名前を聞いて調べたのじゃないかと、まったく信じなかった。
じゃ、どうやって調べられるの?
もしも、私のブログを探し当てたなら、
もっと、ブログに書いてあることを証拠に出してもいいのでは?
日本にいたときは、夫に会えたと喜んでいたけれど、
今冷静になってみて、なんだか怪しくなってきた。
もっと、自分から、その男性の名前を聞くなり、しなかったことが、悔やまれるわ。
もしくは、自分で信じようとしない限り、感じることが出来ないのだろうか・・・。
見えるものがすべてではない、とはよく聞くけれど。
もしも、死後も私に寄り添ってくれていると、実感出来れば
生きる糧になるから。