牢屋があります。
大体6畳ぐらいで横に長い感じ。
一人ずつ入っていてそれぞれにぐるぐる回り歩いていたり、じ~~っと座り込んでいる人や本を読んでそれから小さな窓を見ている人など。
ふるらんは廊下を歩いています。
そして一人の女性を見ました。
彼女はやはり牢屋の中を歩き回っています。
うつむきながらくるくると歩いているのです
体型は普通ぐらいの人。
30代かな?
立ち止まってその人を見ていました。
するとその女性はふっとふるらんを見て、とまり、また歩き始めました。
ふるらんは思いました。
どうして出ないんだろう・・と。
なぜかというと牢屋に見えるんだけど、牢屋ではないのです。
この鉄格子・・あるんだけど無いのに。
ドアが無いんですよ、この鉄格子。
それで他の人に
「鉄格子なんて無いのよ」と言うと
「え?」と言ってふるらんの居る廊下に近寄ってきて
「ここにあるのに、ないのですか?」と言うので
「無いのよ。手を伸ばしたらわかるよ」と言うとその通りにした人は鉄格子が消えて外に出るのです。
でもこのぐるぐる回る女性はふるらんの方を見てはまた歩きます。
それを繰り返します。
出たいのですが、出たくないのかな?と思うのです。
「出たくないの?」と聞くと立ち止まって
「出たら楽になれるの?」と言いました。
そうねぇ・・・出たらまた大変なことがあるかもしれないと思う人は今出ることをしないのでしょうね・・・と思いました
出た人は数人です。
出たうちの人でまた牢屋に戻っていく人もいます。
こっちの方が慣れてるから、と。
「出ることも出ないこともその人が決めること」
・・そうかもしれないけれど、自分の経験を生かしてどんなに大変でもそれを越えるから人生だと思うんだけど・・・と思いました。
廊下を歩いていくと、建物から外に出る扉がありました。
ちょっと鉄製。
さびてるし。
重そうだけど・・このぐらいは・・と思ってあけました。
すると外の光が入ってきました。
まぶしいわ~と思って一瞬手で目を隠しました。
その後目が慣れて・・・緑が広がりました。
バレーボールをしている人や、木陰で読書をしている人、数人の人と会話している人などみな思い思いにすごしています。
でも良く見ると・・みんな牢屋の経験があるそうです。
「あ~あそこに居たよ。でも出ることにしたんだ。だってこっちの方が楽しいし、笑えるからね」とみんなでニコニコしています。
ある男性は
「たまにあっちに行くこともあるけど、それもいいと思うんだよ。だってあっちもあって当たり前だし、こっちとの行き来があって普通だと思うから」。
ふるらんは自分はどうしてるのかな?と思いました。
どうやらこっちに居る時が多いけど、たまにあっちに行ってみたり、その出方の工夫を楽しんでいるようです。
「縄抜け得意だもんね」とそばにいた女の子。
小学生ぐらい。
「ん?なんで知ってるの?」と聞くと
「おばちゃんは牢屋に入っている時もいつもニコニコしながら考えてるから」
子供はよく見てるなぁ~と思うふるらんでした
それから歩いていくと小川がありました。
足を入れてみようとすると、まだ冷たいかな・・と思って辞めました。
あ、冷え性完璧に治してから、と思って。
そうそう漢方飲まなきゃと思ったら目が覚めました
夢かぁ・・・・・・・
でも今日もまた「学び」の夢だったと思いました。