




あらぁ〜























きっとバワ〜もらえそうだから

「私のせいなんです。彼が失踪したのは」と彼女が言いました。
聞くと、会社のお金を使いこんでいたらしく、ある日突然、姿を消したそうです。
彼には奥さんと子供がいました。そして彼女との関係がありました。
彼女に、
「子供…一人降ろしていますよね・・」と聞くと彼女は小さくうなずきました。
止まらない涙、奥さんや子供や、彼や、自分の子供に対する罪悪感。
一緒についてきた友人が彼女の背中をなでていました。
「私が死んだらきっと清算できるし、そしてみんなが楽になれると思います」というので、
「そうかかしら?」と言いました。
彼の写真を○視すると
「あのね、彼にもう一人女性が…数人と遊んでいますね」というと彼女は、
「え?」といい、一緒に付いてこられたお友達は
「ほら」と言いました。
「・・と結構彼、夜の世界が好きだったんじゃないのかな?キャピキャピっていう言い方古いけど、女の子たちがはしゃいでるから。きっと自分が楽しかったらそれでいいというみたいな人」というと友達が
「ほら、私が言ったとおりじゃない」と言いました。
ふるらんは、
「たぶん、都会にいると思うわ。それも親の保護内かな?」というと、友達が
「ほらやっぱり彼の実家の力でどこかに隠れているのよ」と言っています。
「彼には彼女がいるし。適当に親に嘘でもついて、俺は被害者とかなんとか言ってる手合いの人みたいなんだけど・・・それでもこの人に愛を注ぐ価値があるのかしら?」と言いました。
すると彼女は
「そんなのウソです。彼は私に愛していると何回も言いましたし、彼はまじめだからきっと何か理由があったと思うのです。奥さんとの関係のストレスもあると思います」と怒るのでふるらんは友達のほうを見て
「信じるものを間違えているみたいね。本当はあなた(お友達)の言葉を信じていればこんなことにならなかったのにね」と言いました。
続けて
「もし嘘だと思うなら、仕方ないです。これでセッションを辞めます。私は聞こえること、見えることをお話しするだけなので」というとお友達が
「どうしたらいいですか?」と聞くので、
「お友達の気持ちがわからない彼女は何か間違えていると思うの。自分の思いが壊れるのが嫌で、真実から逃げ、人生を立て直そうとしない。
お友達がどれだけ彼女を思い、そして悩んでいるのかがわかっていない。
間違った人の愛を信じているからそれをやめようとしない。
本当は彼女は年が少し離れていて、落ち着いている人が好きなはず。
そして結婚したら家に入りたくて、子供をたくさん産みたいはず。
自分の幼少期からの家庭の不幸から学んだことを繰り返したくないと思っているはずでも、目の前の優しさに引き込まれて・・その彼を愛してしまった・・違うかしら」と彼女にいうと
「はい・・」と言いました。
「はっきりしましょう、って守護○さんから言われてるんだけど、どうします?」と聞くと、お友達が
「はっきりさせたい、って言ってここに来ることにしたのに、忘れてしまったの?」と言うので、私から
「無理はしなくていいけれど・・今回のこのお話の場合、無理というのは、耐えることが無理だと思うし、元々耐えることが真実でも正義でもなんでもない話なのではっきりさせた方がいいですよ」と話すと、少しして、
「はっきりさせたいです」と言いました。
「探偵さんやとって調べてごらんなさい。女性と暮らしているはずだから。ただ、こんなことにお金を何十万もかけるより、早く新しい男性と出会って幸せになるためのお金を使ったほうがいいと思いますよ。たぶん、あなたの心が彼から離れたら・・その印に少し年が離れているけど、穏やかな、バツイチかしら?男性が現れると思います」と言いました。
一年後、彼女は人のうわさから、彼が女性と結婚したことを聞きました。
彼女は探偵を使っていなかったそうです。
心のどこかでわかっていたのだと思います。
そしてその噂を聞いたときは心の動揺もなにもなかったそうです。
なぜならその少し前に・・・・
ある銀行のATMコーナーに入るときに、一人の男性とすれ違いました。
ふと足元をみるとカードが足元に落ちていて、さっきすれ違った男性を追いかけ、信号で距離を置かれ、必死に追いかけたそうです。
そしてあるお店に入っていく男性にようやく追いつきました。息切れしても追いついてきた彼女に彼はとても感謝し、お茶を出してくれました。
このお店、彼のお店だったんです。
社員さんが
「社長、会社のカードを拾ってくれた方なんですから、食事ぐらいお礼をされたらいかがですか?」といってくださって次の日に食事に誘って頂いたそうです。
その後からお付き合い開始。
彼はバツイチ、そして穏やかでとてもいい人だったそうです。離婚の原因はお互いにすれ違い。
「家にいてくれて、子供を連れて時々僕の仕事を見に来てくれてお客さんもあたたくなる店になってそんな奥さんなら一生幸せだと思う」と彼は話されたそうです。
居なくなった男の理由を知るより、新しい出会いと幸せになれる理由を知ったほうがいいですよね。
そうしたらきっとあなたは幸せを引き寄せる力のスイッチを入れられると思いますよ