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素敵な景色に遇えるかも・・・

忘れていた百合(ユリ)のお話・・・

2009-07-10 | 四季折々のひとりごと

名古屋市千種区若水にある千種公園のユリ園には、21種類、約12000株のユリが植えられています。

映画「キング・アーサー」を観ていたら・・・
ふと、この記事をアップしていないことを思い出しました!!

キーラ・ナイトレイの、勇敢で凛々しく、気高く美しい姿に
惚れ惚れしてしまいました。

さて今日は、先月アップしそびれていたユリの写真をどうぞ~!

                                    

 

「百合」はユリ科の多年生球根草の総称です。

原産地は温帯、北半球の亜熱帯から亜寒帯。
季節は5~8月。この千種公園の見ごろは6月末まででした。

花の色は赤、ピンク、オレンジ、黄、白。

百合の花言葉は、威厳・純潔・無垢・貴重・純愛。
歩く姿の美しい女性に譬(たと)えられる「百合の花」。

色によって別の花言葉も持っています。
ピンクは、思わせぶり・虚栄心 。
黄は、陽気・飾らぬ美
白は、 純潔・威厳・無垢
橙は、 華麗・愉快・軽率

百合という文字は、球根の鱗片が多数集まっているところからきたそうです。


                                    



日本でも、古くから愛されてきたユリは、『古事記』の中に既に出てきます。

西洋では、もっとも美しい花であると同時に「神聖な植物」として
ローマ法王の庭にも植えられていました。
美しいだけではなく薬用植物としてもその価値は広く認められてたそうです。
白いユリは、宗教画の中にも純潔のしるしとして描かれています。
中でも、マドンナリリーは聖母のユリとして大切にされ
マリア様に受胎告知した大天使ミカエルに捧げられる花でもあるようです。

そして、歴史の中に出てくるいくつかの王家の紋章としても使われていますよね。

                                    



そんな高貴なユリの花は、フランスの伝説にも登場しています。

 女性も快楽も退けて、清い生活を送る騎士がいました。
ある春の晴れた日に、彼は真っ白な衣装をつけ、
ユリの花を手にした美しい貴婦人に出会いました。
その貴婦人が「あなたに本当の幸せを差し上げるために来ました。
どうぞ私をお連れ下さい。ただし、私がそばにいる間は、
死という言葉を使わないで下さい」というので、
騎士は大喜びで誓いを立て、城に連れ帰り妻にしまし た。
クリスマスの夜のことでした。
お祝いのため城に集まった人々はおおいに酒を交わし、
やがてだれかが竪琴をはじめ、恋や冒険の歌い始めました。
そこで騎士も立ち上がり、天国の美しさや、
死後そこへ昇る幸せを歌いました。
するとそばにいたに妻はたおれて、騎士の腕の中で
一輪の白いユリになってしまいました。
騎士は絶望のあまり白い雪が降りしきる闇の中へと消えていきました。
             ・・・福井県坂井市ゆりの里のHPより・・・


                                    



                                    
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。