カナカナカナカナ・・・
本格的な夏の訪れを告げる蜩(ヒグラシ)の鳴き声が聞こえて来ました。
夕暮れ時に聞こえてくるこの鳴き声は、どこか哀愁を帯びていて
切ない夏の思い出が蘇ってきます。











先祖の冥福を祈る法事、お盆。
私たちの住むこの地域では、この13日から16日にかけてがお盆の法事を行います。
父が亡くなって、うちに仏壇が置かれるようになって初めて
お盆は、正式には「盂蘭盆(うらぼん)」と言いうことを知りました。
![]() 【盆提灯と灯篭】 | 語源はインドのサンスクリット語の 「ullambana(ウラムバナ)」から来て いるのだそうですです。 urllambanaとは「逆さに吊り下げられる」 という意味で、死後の世界で 母が逆さ吊りにされ苦しんで いるのを知った弟子が、お釈迦様の 教えに従い供養し、救うことができた という故事がはじまりとされています。 それ以来、供養の行われた (旧暦)7月15日は、先祖や亡くなった 人たちが苦しむことなく成仏してくれる ようにと、子孫が報恩の供養をする日と なったのだそうです。 「盂蘭盆」が「お盆」と呼ばれるように なったのは、お盆に供物などを盛り 先祖の霊をもてなすことから来ているそうです。 |











~今日の畑から~


【ピーマンと人参】 【胡瓜と穂高インゲン】
たくさん採れた人参は、どうやって食べたらいいのでしょう~!
よい、保存方法をご存知の方はありませんか?
とりあえず、新聞紙に包んで冷蔵庫に保管しました。











お盆には笹の葉を持ってお墓に行き墓石を撫でて、先祖の霊をその枝に乗せて家に帰って来ます。
精霊棚(しょうりょうだな)を作って、野菜や果物、お菓子などを供え
お坊さんに来ていただいて棚経(たなぎょう)をあげていただきます。
畑で採れた胡瓜と茄子で 馬と牛(精霊馬)を作ります。 馬に乗って急いでやってきて 牛に乗ってゆっくり帰る仏様が 乗りやすいように曲がった胡瓜と 茄子で作ってみました。 小豆の目、トウモロコシの髭で尻尾を インゲンの葉で味噌を包んで 道中の食料にしていただきます。 一説には、先祖の霊が馬に乗り、 牛には荷物(供物など)を乗せて 楽に帰れるようにという意味が あるとも言い伝えられているそうです。 | ![]() 【馬と牛に見えますか?】 |











日曜日は、先日なくなった義理の兄弟の初盆でした。
子どもの頃は、楽しみだった盆踊り大会。
屋台がたくさん出ていて、浴衣を着て夜の街で遊べるのが
待ち遠しかったことを思い出します。
大人になると、お盆というものがこんなに寂しいものだとは思ってもみませんでした。
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グレープ 精霊流し 1974


