昨年、処分品の棚にあった一株10円!!の寒菊の苗が
こんなに可愛い花をたくさんつけました。
捨てられる寸前の命が、こんなに見事に咲いてくれました。
12月も早一週間が過ぎ、あちらこちらで今年の総決算の話題があるれています。
さて、今年発売されたアルバムで心に残るものはありましたか?
素敵な曲は、たくさんあったけれど、アルバムといったら・・・
平原綾香さんの「my Classics!」ですね。
収録曲はすべてクラシック。
初めてプロデュースにも参加したうえ、ほとんどの詞も彼女が書いています。
「トリノ五輪でパバロッティが『誰も寝てはならぬ』を歌った時に『あっ、歌いたい』って感じた。
クラシックのメロディーは、私の眠った何かを呼び起こす力がある。
出ないはずの声が出るの。自分を探すうちにたどりついてしまう場所」と語ったという
彼女のクラシックに対する愛情と意欲がみなぎったアルバムになっています。
どの曲も、クラシックとしても私の大好きな曲ばかり。
それが、彼女の歌声によってどんな魔法がかけられるのかとても楽しみにしていました。
【平原綾香:my Classics!】 | ◆pavane~亡き王女のためのパヴァーヌ(feat.ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」) ◆ミオ・アモーレ(feat.カルディッロ「カタリ・カタリ」&プッチーニ歌劇 「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」 TBS系テレビ「ひるおび!」エンディングテーマ) ◆カンパニュラの恋(feat.ショパン 夜想曲(第20番)「遺作」 フジテレビ開局50周年記念ドラマ木曜劇場 「風のガーデン」劇中歌) ◆ロミオとジュリエット(feat.プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」組曲より「モンターギュー家とキャピュレット家」) ◆シェヘラザード(feat.リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」より 「若い王子と王女」) ◆Moldau(feat.スメタナ「わが祖国」より モルダウ) ◆仮面舞踏会(feat.ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」組曲より ワルツ) ◆AVE MARIA(feat.カッチーニ「アヴェ・マリア」) ◆新世界(feat.ドヴォルザーク 交響曲「新世界より」第2楽章 TBSテレビ系全国ネット「夢の扉~NEXT DOOR~」テーマソング) ◆シチリアーナ(feat.レスピーギ「シチリアーナ」) ◆ノクターン(feat.ショパン 夜想曲(第20番)「遺作」 フジテレビ開局50周年記念ドラマ木曜劇場「風のガーデン」主題歌) ◆Jupiter(feat.ホルスト 組曲「惑星」より 木星) |
「平原綾香:my Classics!」試聴はこちら
このアルバムの中で、一番思い出深い曲「Jupiter」・・・
彼女のデビュー曲でもあるこの曲は、2003年に発表されたものです。
その頃、ラジオ番組で今月の推薦曲として毎日流れていまいした。
そして、辛く悲しい毎日をこの曲を聴きながら、余命3ヶ月と宣告された父の入院する病院へと
向かったのでした。
この曲を聴きながら、もう直ぐ土に帰るであろう父を想い
土に帰るということは地球の一部になるということ
空に輝く星になるのではなく、私たちの足元にある星になるのだと
宇宙の広さに比べれば、人の生き死になど些細なこと
泣いている場合ではないのだと・・・
自分を励ます日々でした。
この壮大な曲が、いつも支えになってくれたのでした。
Jupiter 平原綾香 歌詞情報 - goo 音楽
そして、もうひとつ心に残る曲があります。
それは、「ノクターン」というフジテレビのドラマ「風のガーデン」の主題歌として使われた曲です。
この「風のガーデン」というドラマは、父と同じく癌という病に侵され
余命を告げられた男の物語でした。
悲しい日々を思い出してしまうので、ドラマのほうはあまり見ることが出来ませんでしたが
美しい旋律が、してあげられることはし尽くしたではないか
とでも言うように、心を癒してくれたのでした。
そんな思い入れからも、今年一番心に残るアルバムとなったのでした。
【小指の先ほどの小さな花/あなたの名前はなんですか?】 | 「これもついでに植えておいてくれ。」 庭にいる私に、そう言って父の渡したこの花の苗。 小さな小さなこの花の名前はなんと言うのでしょう。 それから数日後、父は病に倒れ 半年後の春、帰らぬ人となりました。 今年も可愛いこの花がちゃんと咲いていますよ。 お父さん・・・ |
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