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素敵な景色に遇えるかも・・・

続・京都の旅です!~白狐とお稲荷さんのお話・・

2010-01-18 | 小さな旅の思い出
【京都・伏見稲荷にて・・・】

~少々日にちが空いてしまいましたが、 『青春18切符』で行く日帰り京都の旅の続きです。~

梅小路蒸気機関車博物館から一旦京都駅に戻り、JR奈良線で
伏見区にある神社伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)(←HPは、ここをクリックしてね!)
にお札を納め、新しいお札を頂くために行ってきました。

                                        


【2011年に御鎮座1300年を迎えます】

伏見稲荷大社は、稲荷神を祀る全国約4万社の稲荷神社の総本宮とされています。
宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を主祭神とし
佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神(しのおおかみ)を配祀して
五柱の神として祀られています。

ウカノミタマは、日本神話に登場する神。
『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
『日本書紀』では倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)と表記されているそうです。

名前の「ウカ」は穀物・食物の意味で、穀物の神のこと。
別名をミケツカミ(御饌津神)というそうです。
キツネの古名である「ケツ」と混同し同一視されることがありますが
キツネの姿をしているのは稲荷神のお使いであるとされています。

稲荷神が農業の神であるために、五穀豊穰・商売繁盛・交通安全と
いったご利益があると信じられています。

稲荷大明神(いなりだいみょうじん)ともいわれ、お稲荷様・お稲荷さんの名で親しまれています。

                                        

伏見稲荷といえばたくさん並んだ赤い鳥居と共に
狛犬の代わりに置かれている狐の像が印象的です。

歌舞伎役者がみえを切っているかのようなきりりとした眼差しで
参拝者を見下ろしています。



【ちょっと怖い!】

お稲荷さんといえば白狐。
白狐は昔から神の使いとされ、稲荷神の使いともいわれます。
狐の大好物が油揚げであるところから、油揚げのことを
お稲荷さんと呼ぶようになったそうです。

伏見稲荷の参道には、稲荷寿司のお店がたくさん並んでいるのもそのせいなんですね。

稲荷寿司といえば、巻き寿司と一緒にセットになったものを「助六」といいますよね。

「助六」とは、歌舞伎の演目のひとつである『助六所縁江戸櫻』 の通称だそうです。
主役の「助六」の愛人が揚巻が揚げ(油揚げ)と巻き寿司を連想させ
「助六」と呼ばれるようになったそうです。
呼ばれるようになったのか、粋な江戸っ子が名前をつけたのか・・・

伊奈利山に稲荷大社を建て、稲荷は稲生や稲成ともいうところから五穀豊穣の神と崇め
油揚げをお稲荷さんと呼び、稲荷寿司と巻き寿司を助六という。
語呂合わせや、洒落の好きな日本人ならではのお稲荷さんのお話でした。


                                        

JR伏見駅の前には、伏見稲荷の歴史と共にあるような「玉家」というお店が建っています。



豊臣秀吉の家老であった初代が1615年(元和元年)大阪夏の陣で討死
二代目より茶店として開業「立場茶屋」の称号を得、再に伏見街道において
大名の参勤交代の宿となり、京料理旅館として十四代続いているのだそうです。
現在は宿泊はなく、会席料理・大名弁当、食堂・軽食、仕出し等を行なっているのだそうです。
この次来たときには、内部も見てみたいものです。

                                        

こちらは京阪本線の「伏見稲荷」駅。

ここからまた電車に乗り、北に向かいました。
次は、今回の+αであるお楽しみの場所へ~♪

                                        

今日も訪問ありがとうございました!