電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

香港過客の疑惑

2025-03-11 09:46:00 | 噂の香港マガジン

こんにちは、醒龍です。


最近近所のレンタル店がつぶれてしまいました。確かに借りる事も無くなったのは事実なのですけど、もう20から30年ぐらいは経ってますかね。ついにというか、まぁいつかはそうなるだろうなと感じていましたが、そういう時代にもう入っていくんですね。。


折角なのでビデオ店の話をすると、私の人生最初のお店がシータって名前のレンタル店を利用していて、今でも借りた洋画のタイトルを覚えてますが、とても懐かしいですね。たぶん10代の頃だったと思います。ご自身の初レンタルを思い出してみるのも面白いと思います。


その頃、はじめて借りた香港映画のビデオは『プロジェクトA2』でした。A計劃續集ってヤツですね。なのでかなり思い入れがあります。借りたついでに、近所のダビングサービスの書店でアレしました(笑)。あはは、もう残ってないですね。

その後、生活スタイルが変わって新しい土地へ。レンタル店も開店ラッシュだったかと思います。つぎに利用していた新しいお店の名前が思い出せない。。なんだっけ?(また思い出したら、、)

結局、近所やご贔屓のレンタル店が無なるという事はやはりちょっとブルーになりますね。


ついでにもうちょっとビデオの話をさせてください(笑)。レンタルではなくて実際にテープを購入すると、本物が80009000円、粗悪品5000円が相場だったかと思います。多少は高くても正規品なら長持ちするのは確かなので、いまでも購入して良かったと思っています。国内のビデオソフトはもっと高かったですよね。普通に定価15000円とかでしたし、ポニーから出てました『金瓶梅』のビデオは当時2万円もしました。



こういった正規品を何本も購入して散財しました。。その中の1本がこちら。『跆拳震九州』。はい、なんで買っちゃったんだろうなとは思いますが(笑)。他にもジミー王羽のヤツとか、なぜかハーベスト物ばかり。手に入りやすかったんでしょうね。ハードケースは頑丈なのでまず壊れない。キズは付きますけどしっかり中身は守られてます。陽の当たらない場所でダンボールに入れておけば何十年経ってもへっちゃら。今のディスクのケースは弱くて中身は劣化するし、簡単に割れてしまいますからダメですね。



さて、今回書きたい内容はこちらです。

噂の東..じゃなくてHKマガジンです(笑)。

パラパラ読んでるだけで、じっくり読んだ事なかった雑誌ってありませんか。読み返してみると、「なんだこんな事書いてたんだ」みたいなパターンもたまにありますね。

なので、古い雑誌類にスポットライトを当てまして当時の雑誌を見返してみようと思うのです。まだ知らなかった情報の宝庫ですね。1ページめくるだけでも楽しいですよ(笑)。


昔は通信販売で、例えば東京メールセンターとかに為替を送りつけては雑誌を買っていました。映画関連のショップやら何やら映画雑誌を見れば広告が載っていましたから、注文するんですね。大変面倒な時代でしたけど、それしか手段がないので実行に移すしかありません。


新宿には映画ショップが当時は多かったので、例えば『空飛ぶ十字剣』のチラシが11000円とか普通で、その頃から都心価格でいい値段してたんですよね。いつも話してます近所のチラシ屋さんは150円だったのでお安くて便利でしたね。店主のマスターがとても優しい人で、憧れでした(笑)。


まぁ昔話はこのぐらいにして、◯本商事で販売されていた雑誌(英文)を読んでいましたら、気になる記事があったんです。


"Stranger in Hong Kong" 
そう、『香港過客』の英語原題です。

おそらくJC関連誌では最初の情報かと思いますが、ちょっと不思議ですよね。

そして、先日のシネアルバムにあったジャッキーの台北でのインタビュー記事。日本語に翻訳されていましたね。もしかしたら、ですがそのインタビューの元記事を見つけたかも知れません。まだ詳細は不明ですが。


個人的に長年疑問でした香港過客がどうしてジャッキーの出演作として挙がっていたのかというお話。これはちょっと難問ではありますが、これらを考えながらまた答えが見えてきましたら次回、記事を更新したいと思います。つづく






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今日いち-2025年3月9日

2025-03-09 22:28:37 | きょうの1枚
メジャーリーグ開幕戦カブスVSドジャース。いよいよ迫ってきましたが、チケット獲得のチャンスが!コンビニでレシートのシリアルナンバーで応募しました。締め切りまであとわずか。当たりますように!

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今日いち-2025年3月7日

2025-03-07 01:09:58 | きょうの1枚
拳精 今夜20時
少林寺から禁じられた“七死拳”の全てが記されていた秘伝書が盗まれた。唯一対抗できるのは蛇、虎、龍、豹、鶴を模した“五獣拳”のみ。しかし、その秘伝書ははるか昔に紛失していた・・・。

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萬人斬の別バージョン 『怒鳴劔』

2025-03-06 21:14:00 | 武侠片

こんにちは、醒龍です。



以前、こんなビデオソフトを入手しました。

たまたま何かで売りに出されていたのを見つけて購入できました。

ホント運が良かったんですかね。

怒鳴劔って、とにかくタイトルにシビれますよね。萬人斬だって負けてない響きなんですけどね。



オレンジのパッケージという事で、ジャッキー銜えタバコで有名な某作品のビデオを思い出してました(笑)。

例のカラーデラックスに掲載されたテレビ画面の連写ページ。

原題がなぜか「三十六殺手」になってましたね(汗)。あ然としたのは寧ろこちらか。。



これがそう。中身(本編)はアレ。ヤングタイガーだなんて紛らわしいですよね。確かに英語名はYoung Tiger。当時は探すのが大変だったんですね。ホンモノは数年後に見つかって国内で見事ビデオリリースされました(笑)。




さて、本題へ。



韓国版ビデオは大抵レンタルのが格安で出回るのですが、これはどうやら違うようでした。いや、ケースの背が日焼けしてるので、やはりレンタル落ちでしょうか(笑)。色褪せ以外はきれいな状態なのですよね、ゴールドスター!


かなり編集が違っていて、わざわざカンタイが韓国まで行って追加撮影するほどの力の入れようですもんね。まぁいいんじゃないですか。韓国側のスタッフやカンタイ本人や関係者に当時の話を是非聞いてみたい。邵氏時代の撮影も大変だったでしょうけど、作り上げたスタッフには誰が関与してたりするのかな?

これは今後の課題にしておきますが、勝手に付け足したような作業じゃないので興味ありますね。そもそもカンタイの企画だったりして。



本編はオリジナル監督、カイ・チーホンによる映画作りで皆さん大好きですよね。

邵氏未公開の中で、本当に面白くて(かつ、カッコよい)、おすすめの1本です。正直、未公開だとなかなかおすすめ出来ますタイトルが無いんです。



こんな感じで韓国verは面白い編集になっているのは間違いないのですが、なんなんでしょうね、不思議。。



カンタイが撮った韓国のロケ先に裕陵があります。


朝鮮時代の王陵で世界遺産にもなっている裕陵。料金はかなり安く1000ウォン!

当時の映画ではたまに使われたりしてましたが、流行りもあったかと思ってます。とにかく邵氏ではあまり無いパターンでしたね。



こんな素敵な映画も結局の所、国内リリースされず終い。残念に思う面々も大勢いらっしゃると思います。需要なければ、このままずっと埋もれていってしまうんでしょうかね。ところで白井学って誰?


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倉田保昭のクンフー映画

2025-03-04 12:40:00 | 倉田先生
こんにちは、醒龍です。

先日、倉田先生関連の記事をいくつか書きました。ここで新しい情報も出てきましたので、整理しておきたいと思います。

今回新たに参考書が増えまして、倉田先生のフィルモ作成には欠かせない4冊を用意しました。昨年の『帰って来たドラゴン』2Kリマスター版の上映により、新たに倉田先生のフィルモグラフィが世に出た訳ですね。比較的新し目の作品は未見が多いので今後が楽しみです(笑)。


先生の自伝本である和製ドラゴン放浪記新旧、激突!ドラゴン武術、帰って来たドラゴンの新パンフレットの4冊です。全部ドラゴン入ってます(笑)。

最初がこちら。
■激突!ドラゴン武術
昔からお世話になっていた書籍です。
やはり、これの影響が大きいですね。
当時はまだ情報が少ない時代でしたので大変貴重な情報源でした。
内容的にもしっかりと纏りのある内容で、当時の写真やポスター集などビジュアルの構成、解説文にも流石というか説得力ありましたね。フィルモは巻末の"倉田保昭のクンフー映画"というチャプターのなかの一節でした。
序説、アクション・スター倉田保昭の軌跡には映画デビュー作の邦画『続・組織暴力』もしっかり記載されていました。
71年7月に香港からランラン・ショウが来日した際、ホテルで面接を受けた倉田先生。この面接によって香港映画への出演が決まりましたから、これで国際スターの仲間入りを果たされたのですよね!

この時(83年時点)は、先生の最初の香港映画『悪客』からはじまって、最後の『悪漢探偵2』まで邦画4本を含む全44本でした。まだこんな状態でしたね。このフィルモの中で、個人的に気になった2本を書いておきます。
まず81年の『鳳舞雲天』について。古龍原作の陸小鳳シリーズの一本で、これは孟飛が主演の作品ですね。


ドラゴン武術によると先生曰く出演はしていなくて、孟飛と共演した映画のシーンが挿入されているらしい・・との事でした。
仮にそうだったとしても楚原の武侠片みたいな映画であるので、先生の『復讐のドラゴン』の一部出演シーンを挿入したとは考えにくい。(だってそうでしょう。アレなんですから)


以前、実際に映像を確認しました。


序盤の忍者が出てくるあたりなど、アクションはまぁまぁなのですが、先生のシーンが挿入出来そうな場面は当然ながらありませんでしたね。この『鳳舞雲天』は、のちにフィルモから排除される事になります。ちなみに勝手挿入の場合、当時はクレジットが入るのが常でした。

あとは『上海猛虎』ですね。73年製作という話ですが、ドラゴン武術にはスチールも海報も掲載されておらず、確認が出来ませんでした。後年、これに代わる作品として『爬山虎』が現れる事になっていたりします。これについては別途記事を書く予定です。

■和製ドラゴン放浪記(旧)
こちらは、上記のドラゴン武術がベースになっているのは確かだと思います(誤植を含め、ほぼそのままであるため)。基本的には83年以降の出演作が追加され、邦画は除外されてます。
あと、違いと言えば『金三角龍虎鬥』の製作年度が表記を移動しているぐらいですね。
激突!少林拳対忍者
デビッド・チャンやウォン・チェンリーが共演の本作。あんまり忍者っぽくない作品ですが(先生も忍者じゃないですし)、カラーページでオフショット写真が掲載されています。
倉田忍者の元祖はラウ・カーリョンの『中華丈夫』ですけれど、台湾でも沢山ニンジャ映画が作られてました。香港の大スターたちも挙って出演。ただジャッキーだけは、いわゆるニンジャ映画には出る事無かった様です。本作のVHSビデオも入手が困難になってますので、いまのうちに入手しておいた方が良いかも知れません。

■和製ドラゴン放浪記(新)
昨年、劇場で見かけましたまさかの新刊本でしたが先日お知らせしました通り、カラー写真やフィルモが差し替えとなっています。そのフィルモが大幅に改善されて前回の44本から、邦画などを含め全122本になりました。これは良かったと思います。

今回整理の最後はこちら。
■帰って来たドラゴン パンフレット
おそらく配給会社の関係の方がまとめられたかと思います。内容が放浪記と似ていますが、一部に違いがありました。その辺をメモ代わりに書いておきますね。
その前に、このフィルモには通し番号が付けられているのがとても良いですね。あと、製作会社も付記されているのです。これは作品を特定できる1つになるので実は情報量が多い方がいいのです。

そして、違いについて。実はごく僅かですがパンフと新しい放浪記2つのフィルモには不思議な差異があるのです。

まず全体的な本数の比較では、放浪記新が122本だったのに対し、126本と4本増えています。この差異を順に見ていきましょう。

まず1972年の筆頭、先の『爬山虎』が追加になってます。やはりトラブルの元で放浪記にはありませんでした。

2つ目は、76年の『旋風方世玉』の追加。倉田先生サイドでは『傳奇方世玉』など、他映画からの流用はカウントしないスタンスであるようなので、そういった理由になるかと思います。


3つ目は樂貿影視からリリースされていたのが記憶に新しいデビッド・チャン共演の『猫頭鷹』(81)が追加されてます。

さらに4つ目。No.70に記載の1992年の邦画『暴力列島 ダーティマネージャック』が追加です。未見のため要確認ですね。


最後5本目。2000年の邦画『銀座ミッドナイトストーリー ゆーとぴあ 白い蕾』が追加ですが、同シリーズの赤い蝶を別に1本としてカウントしているようです。


不思議なのが逆に放浪記にしかないタイトルで、それが2017年の『天目危機』なんですね。上記5本にコレを差し引いて都合4本が差異となってます。

私は比較的古い70年代作品が好きですので先日書きました『一拳一塊錢』などその辺りを引き続き重点的に見ていきます。

あと、まぁこれはオマケとして念の為追記しておきますと、上記フィルモにはどれにも記載されていないカメオ出演が一本ありますね!
数年前にSNSで話題になりましたジャッキー主演の『ポリスストーリー香港国際警察』に、ちらっと映る永安デパートのエスカレーターのシーンがそれです。先生のお顔は映らず後ろ姿だけなのですけど、しっかり出演されていましたね。

以上、私が現在認識しているのは以前記事を書きました70年代の香港と台湾のものだけですが、これまで単純に120本を超える映画に出演されました倉田先生。例の新作短編映画にも驚きましたね。
ここ10年だけでもジョン・ウー監督の『マンハント』をはじめとする海外での出演作品が多いですし本当に国際的なスターでいらっしゃいますので、今後の更なるご活躍を祈るばかりです。

最後に。先日の記事で触れました倉田先生とのツーショット写真も、今朝無事プリントアウトできました。わたしはこの写真を大切にして生きていきます(笑)。


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