電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

七金剛?七色狼?

2007-01-23 23:39:44 | 未整理
「七擒七縱七金剛」が20位にランクインしています。
全紀録では、最後が”七金剛”となっており、電影研究では”七色狼”となっています。
七色の狼というのも興味深いですが、どちらが正しいのでしょうか。
また、未確認ですが「衝直撞七色狼」というのが続編らしいです。

七ばかり並んでましたが、”七”の付く映画で「ドラゴンVS七人の吸血鬼」という映画があります。
この原題は「七屍金」と間違われることが多かったのですが、正しくは「七金屍」です。
当時のポスターには「七金屍」と表記してありました。
(GOLDEN VAMPIREなので金屍が順当かと。)
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「劫寶奇謀」

2007-01-22 22:04:31 | 未整理
またまた洋画シリーズ。1970年の総合第8位は「劫寶奇謀」。
これは、アランドロンの「シシリアン」('69仏)という映画です。
香港公開は8月19日からですが、日本の方が4月4日で香港より早かったようです。
盗寶片という言葉があるようなのですが、これは犯罪映画という意味かも知れません。
宝を盗む映画=泥棒映画ってことでしたら「黄金の七人」のような映画のジャンルを指すこともありえると思います。

アランドロンの盗寶片には「江湖龍虎鬥」(ボルサリーノ)や「賊兄弟」(さらば友よ)があります。
あのジョン・ウーがアランドロンのファンであったとか。

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「一代棍王」

2007-01-21 22:11:43 | 未整理
「一代○王」という言葉はよく耳にします。
○は刀だったり、槍だったり、剣だったりと武器であることが多いです。
この映画の場合、棍棒の”棍”で棍王になっています(棍王の意味は不明です)。

この「一代棍王」例によって全記録の公開期間が少し異なっていました。
(71/8/21から4日間となっている)
71年の方は、重映(=リバイバル、再映)かと思ったのですが、これは外国映画でした。
また同じパターンで別の洋画であり、そのタイトルは「All Neat in Black Stockings」('69英)でした。

全紀録にあるものは微妙に異なり「一代滾王」になっていました。
”滾”というのは誤字なのかと思っていましたが、「一代滾王」の表記は正しいことが分かりました。
ただ”棍”と”滾”は音読みでどちらもコン(広東語発音はgwan)であり、”滾”の意味はだます、”棍”にも騙す意味もあるので「一代棍王」も「一代滾王」も同じ意味であると思われます。

また1970年の「一代棍王」の方は、狄娜(ティナ)という女優が出ているので成人扱いですが、どうも喜劇のようです。 ティナとかダーナとかの名前のひと多いですね。

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about 「過江龍」

2007-01-18 22:48:28 | 未整理
今日は「過江龍」についてです。

全紀録の「過江龍」公開期間が72年6月になぜか置き換わっていました。
電影研究によると70年6月4日となっていましたが、なぜ置き換わってしまったのでしょうか。

この72年の「過江龍」は調査したところアランドロンの「帰らざる夜明け」という映画でした。
2年の差ですが、公開が近かったためか全紀録の方がこちらで集計されていました。
(本当の江漢主演「過江龍」の方の順位は不明?)どうして「帰らざる夜明け」が「過江龍」という名になったのかとても不思議です。

後年、「過江龍」というタイトルの映画、ドラマがいくつも作られています。
個人的にはサモハンの刑事ドラマ「マーシャルロー」を思い出します。
日本でもファーストシーズン全22話がテレビで放送され、サモハンの声を水島裕が吹替していました。
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珍珠港?

2007-01-17 23:29:29 | 未整理
今日は洋画のトップについて。
1970年の第1位が「?襲珍珠港」という映画でした。これが1970年の映画というには異論もあると思います。
それは12/31から公開して翌年の3月までの長期の上映だったからです。
殆どが翌年の71年に上映していたので順位としてはタチの悪い形となってしまっています。

この「?襲珍珠港」は、調査したところ、はじめの字は”偸”なのか”倫”なのか微妙なところですが、日米合作の戦争映画「トラ・トラ・トラ!」でした。
珍珠港とは、真珠湾(パールハーバー)の意味ということでしょう。
この映画には昨年惜しくも亡くなってしまったマコ岩松氏も端役で出演していました。
(のちの「パールハーバー」(2001)にも山本五十六役で出演)
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洋画のタイトル

2007-01-16 23:30:42 | 未整理
洋画のタイトルの研究というのも面白いと思います。

70年第3位の「鐵金剛勇破雪山堡」は異例の2ヶ月という長い上映期間だったのですが、邦題は「女王陛下の007」のことでした。(1969出品)

別名で「女王密使」とも言うのですが、悪漢探偵シリーズのパートⅢで邦題が「皇帝密使」という映画がありましたが、もしかしたらここから来ている可能性もきっとあるでしょう。
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ランキング 人物(俳優)編

2007-01-15 23:23:57 | 未整理
今日は、巻末リストに載っている人物(俳優)編。
あと、きのうまでの疑問を少しだけ整理します。

1970年だけで名前が登場する俳優のランキングですが
”薛家燕”(ナンシー・シット)が8回と第1位でした。

これは当時の人気振りがうかがえる結果だと思います。


邵氏の映画がヒットしたということで邵氏の俳優も人気という点では高いと思われますが、製作した本数では薛家燕や陳寶珠が多く頑張っていたと思います。
この二人が出演したのが「三殺手」という映画で劉家良が武術指導していることがわかりました。
二人の共演はいくつかありますが、この点ちょっと意外でした。

あと國泰の張沖も7回と次いで、大変健闘していたと思います。

さて昨日の疑問。「?鬼」という映画。(?はあごひげという意味の字)
ひげという字は髭、髯、鬚といっぱいあります。(この場合、下が胡)
黒いあごひげの鬼です。さぁこれは何なんでしょうか?

何とこれは、ピーターユスチノフの「黒ひげ大旋風」Blackbeard's Ghost(1968)というディズニーの映画でした!
(1970年、第10位)
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出品公司の内訳

2007-01-14 20:40:34 | 未整理
出品公司の内訳はどうでしょうか。

その前に、昨日の研究日誌における懸案としては以下があります。

首映日期が不一致が8件(「過江龍」「一代棍王」編號No74、「大學生」「海外情歌」「有男懷春」「珍珠」「龍沐香」)
(これらは追って探る予定)

さて公司ですが、やはり邵氏が多いと思われますが、詳細は以下となっていました。
(全118本中のベスト5)
1.邵氏 34本
2.國泰 21本
3.娯楽  6本
4.第一  6本
5.鳳凰  5本

國泰が邵氏に次いで21本となっていました。
香港電影票房全紀録で上位10位までに入っているものは「龍虎鬥」「十二金牌」「五虎屠龍」「十三太保」の4本。すべて邵氏になっています。

上記の4本以外で上位に入っている外国作品の「?襲珍珠港」「鐵金剛勇破雪山堡」「鬼見愁」「劫寶奇謀」「智多星棋逢敵手」、「?鬼」が気になるところ。
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ジャンル内訳

2007-01-13 23:14:25 | 未整理
ジャンルの内訳をカウントしてみます。
その前に、別の情報と比較してみるとどちらの情報が誤っているのか不明ですが不一致がいくつかありました。
首映日期が異なっていたりしています。
興味深いのはどちらかに問題がある可能性があるので不一致になっているということです。

算出結果ですが、全118本中の割合は、

ドラマ・・・・・・31.4%
功夫・武侠・・・・28.8%
恋愛ドラマ・・・・・7.6%
アダルト・・・・・・6.8%
コメディ・・・・・・5.9%
アクション・・・・・4.2%
ファンタジー・・・・4.2%
ミュージカル・・・・3.4%
ポリス・・・・・・・2.5%
その他・・・・・・・5.0%

となりました。(独自の調査による)
武侠片、功夫片よりドラマの割合が多かったです。
※その他には、ホラー関連が含まれます。
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巻末のリスト

2007-01-11 22:39:06 | 未整理
巻末のリストには、例えばどんな映画があるのでしょうか。
1番最初(編號1)の片名(=題名)には「一池春水」という映画があります。
これの片種(=ジャンル)は海外のサイトでは劇情(=ドラマ)となっています。
いきなりですが、これの出品公司(=製作会社)は邵氏(ショウブラザーズ)でした。
首映日期(=公開日)が1月8日となっていますが、同じ日付の映画が3本あるのですが1つ目が邵氏なんです。
(この映画の情報はあまりないようです。)
邵氏が出品公司になっているものは、全部で34本ありました。
おそらく一番多い会社だと思います。
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