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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

大塚国際美術館と神戸ルミナリエ

2019年12月20日 |    神戸(2019)

何となく気ぜわしい師走のこの時期ですが、12月15日から一泊で某旅行社のツアーを利用し友達5人と神戸を旅行しました。

早朝に新幹線で博多駅を出発し新神戸駅下車、明石海峡大橋、淡路島、大鳴門橋を経由して徳島県の鳴門市に入ってすぐの鳴門公園内にある大塚国際美術館に行きました。

皆様、大塚国際美術館ってご存知ですか?どうも知る人ぞ知る美術館らしく友達の一人が行ってみたいということで、訪問先にこの美術館が入った旅行になりました。

ここは1998年に開館した美術館で、世界の名画をオリジナル作品と同じ大きさに複製し展示する美術館です。展示されている絵は特殊技術によって陶器の板に原寸で焼き付けたものなのだそうです。オリジナル作品の収集にこだわるのではなく、特殊技術を用いて世界の名画を複製、展示するというのは美術館の中でも非常に特異な試みですね。

最初に見学したのは地下3Fに作られたシスティナホールと呼ばれる場所でした。バチカンのシスティナ礼拝堂をそのまま模したもので、祭壇にはミケランジェロの「最後の審判」、天井には同じくミケランジェロの天井画が見事に再現されています。陶板による再現とは思えない色彩と質感の再現、そして圧倒的なスケールは圧巻です。
<システィナホール>

展示されている絵は1000枚以上なので、知っている絵、今までにどこかで見た絵が次々に出て来るのも楽しいですね。この夏ルーブル美術館で再度見ようと楽しみにしていたけれど、改修中で結局見れなかった「ナポレオンの戴冠」をここで見ることが出来たのも嬉しいことでした。







すべての作品を見ると約4㎞の距離なるそうで、私達は疲れてしまって全部を見ることは出来ず、最後はカフェで一休みという仕儀になりました(^-^)

大塚国際美術館見学後、鳴門市から神戸市にもどり南京町で夕食のあと旧居留地周辺で行われている神戸ルミナリエを見学しました。この日は最終日だったのでものすごい人出で、並んで会場まで辿り着くまでにかなりの時間がかかりました。

震災の2、3年後に一度神戸ルミナリエを見学した事がありますが、この頃のルミナリエと比べると精巧さが増したのではと感じます。又これはクリスマスイルミではなく、阪神淡路大震災の犠牲者への慰霊の意味がこめられた催しなので、時折流れる音楽もクリスマスソングの様な賑やかなものではなく落ち着いた静かなもの、讃美歌風のものが多かったですね。
 




もうお正月も間近の12月20日。さあ今日も一日頑張らなくっちゃ!