日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

気まま旅行の北海道 ~洞爺湖~

2016年07月28日 |    北海道

4日目は札幌から北斗3号で洞爺湖に向かいました。

JR洞爺駅は小さな駅ですが、駅前には2008年7月に開かれた洞爺湖サミットを記念して、参加国の国旗が飾られていました。


洞爺駅から洞爺温泉まで行き、ここから出ている遊覧船に乗って洞爺湖を巡りました。この日はとても爽やかなお天気で岸辺の緑がコバルトブルーの湖水にさえ、美しい景観でした。


船からは有珠山や昭和新山、洞爺湖温泉街が見えました。洞爺湖の真ん中あたりに浮かぶ4つの島を総称して中の島というらしいですが、遊覧船は中の島の一つにしばらく停泊、下船しました。


中の島には下の写真の様な遊歩道があり、運が良ければ野生のエゾジカに会うこともあるそうです。周りの木はトドマツのようです。


洞爺湖から見えた有珠山には山頂までの
ロープウエイがあり、山頂の展望台からは洞爺湖、昭和新山などが一望できます。昭和新山は火山活動によって昭和19年に畑の中に突如出来た山だそうですが、こんなに近く見えたのには驚きました。又展望台から少し歩くと銀沼火口が見えました。
<洞爺湖>
<昭和新山>
<銀沼火口>

洞爺湖温泉には洞爺湖サミット記念館がありました。忘れていましたが、この時の日本の首相は福田首相だったんですね。首脳たちが並んだ写真、首脳夫人達と地元住民達との交流等の写真、会議に使ったテーブルなど様々なものやパネル等が展示されていました。

<洞爺湖サミット>


首脳達が実際に円卓会議に使ったテーブルも展示されていました。そのテーブルは地元の木を使って地元で作ったものだそうですが、その横に国宝の俵屋宗達の「風神雷神図屏風」が置かれていました。実際はこれの現物を当日の会議の場に飾ったのでしょうかね~。
<円卓テーブル>

この日は洞爺湖サミットの主会場になった「ザ・ウインザーホテル洞爺」に宿泊しました。有珠山の展望台からは、横の山にさえぎられて全体が見えなかった洞爺湖が、ホテルの部屋からは真正面に見え、夕方でしたが素晴らしい景観でした。

<夕陽の「中の島」>


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気まま旅行の北海道 ~小樽~

2016年07月26日 |    北海道

2日間札幌の街を観光した後、レンタカーで小樽に向かいました。札幌から小樽までは、車で40分位だったでしょうか、かなり札幌に近いという印象を持ちました。

最初に小樽観光のメイン、小樽運河に行ってみましたが思い描いていたほどのことはなく、何となくガッカリしましたね。

一番の写真スポットの浅草橋から運河を撮ったのが下の写真ですが、この橋の上は観光客で溢れていて、それもほとんどが中国人観光客で、中国語が飛び交い中国にいる様な錯覚に陥るくらいでした。倉庫群を眺められる様に運河の片側はプロムナードになっています。
<小樽運河>

運河見学後、小樽のメイン通りの堺町通りを歩いてみました。この通りの両側には小樽ガラス、オルゴール、キャンドルなどから人気スイーツまで、様々な可愛いお店がならんでいます。

堺町通りの交差点はメルヘン交差点の愛称で呼ばれ、多くの観光客で賑わっていました。下の写真の正面の建物は小樽の老舗洋菓子店「ルタオ」の本店です。1Fが菓子店で2Fがカフェになっています。「ルタオ」のドゥーブル・フロマージュは小樽を代表するスイーツだそうで、2Fでそれを頂きましたが、期待に違わない美味しさでした。
<メルヘン交差点>

メルヘン交差点の一角に小樽オルゴール堂本館があり、このお店の前に以前のカナダ旅行の記事にも書きましたが、バンクーパーで見たのと同じ蒸気時計がありました。カナダの旅でお仲間が言われていた、カナダの時計職人が作った小樽の蒸気時計に出会うことが出来て嬉しかったです。
<メルヘン交差点の蒸気時計>

小樽観光後に積丹半島の海沿いの道を走行して神威岬に向かいましたが、途中、小樽から程近い丘の上にある「ニシン御殿」に寄ってみました。

「ニシン御殿」は、
明治から大正にかけニシン漁で財を成した網元が建てた番屋と呼ばれる住居兼漁業施設が海沿いに並んでいたらしく、それの一つをここに移設したもののようです。中は立派な造りで番屋での生活の様子が再現されていました。豪華な神棚に目を奪われました。
<ニシン御殿室内>
<神棚>

積丹半島の海沿いの道から見える海の色は「積丹ブルー」と呼ばれている様で、この日もお天気が良かったので綺麗でした。この辺りはウニの産地らしく、うに丼のお店が沢山あり、そのうちの一軒でそれを頂きましたが、とろける様な甘みがありおいしかったです。お値段もそれなりのいいねだんでしたが(^-^)

積丹半島の北西に突き出た神威岬は積丹半島ドライブのハイライトで、駐車場横から岬の突端まで約800mの遊歩道が伸びています。
<神威岬>

大勢の観光客が訪れていて、両側に海を眺めながらの爽快な遊歩道ハイキングを楽しみました。



海抜約80mの神威岬の突端の景色はこんな感じでした。海の中にスッと立つ岩は海中に立ち尽くす乙女の化身とも言われる神威岩だそう。海は日本海です。


岬には神威岬灯台もありました。
<神威灯台>

神威岬は小樽市から車で約1時間40分の距離で、小樽観光後時間がおありの時は、寄ってみられてはいかがでしょうか、素晴しい所でした。特にウニの漁期である今頃、6月~8月がいいですね。

夕方遅く、その日のうちに札幌に戻りました。



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気まま旅行の北海道 ~北海道庁旧本庁舎(14)~

2016年07月23日 | 県庁めぐり

札幌では北海道庁旧本庁舎も見学しました。現在北海道庁本庁舎として実際に使われている庁舎は、旧本庁舎の裏にある下の写真の庁舎です。
<現在の北海道庁本庁舎>

が、北海道庁といえば何といっても「赤れんが庁舎」として親しまれている旧本庁舎でしょう。
そこで今回はこの北海道庁旧本庁舎を見学しました。この建物はJR札幌駅前のメイン通りから西へ一つ入った通りに面していて、札幌市の中心部にあり、写真の通りどっしりと落ち着いた重量感を感じる建物です。
<北海道庁旧本庁舎>
<JR札幌駅>

この旧本庁舎は明治21(1888)年から昭和43(1968)年2月まで、80年間にわたり北海道行政の中心を担った開拓時代のシンボルで、国の重要文化財に指定されています。建築様式はアメリカ風ネオバロック様式と呼ばれるものだそうです。

館内は北海道開拓関係資料を展示・保存する北海道立文書等として一般に公開されていますが、一部は隣接する現道庁の会議室として現在でも使用されているそうです。

内部はこんな感じです。1F正面には三連アーチの下をくぐり2Fに上がる中央階段があります。


2Fはこんな感じです。会議室やその他様々な部屋がありましたが、歴代の旧北海道長官や知事が執務をした知事室も記念室として開放されています。立派な造りで他の部屋とは雰囲気が違っていました。
<2F廊下>
<知事室>

又、2Fには「北方領土館」と呼ばれる部屋もありました。北方領土の歴史を解説するパネルや資料、啓発の展示を行っています。
<「あかれんが北方領土館」>
ここに北方領土返還要求署名簿があり、私も署名して来ました。署名簿を見ると、当然ながら全国津々浦々からここを訪問されているようでしたね(名簿名は撮影禁止)

<名簿>

記念スタンプは正面玄関を入ってすぐの所にありました。


2015年の国勢調査による北海道の人口は538万3579人で、前回の2010年の調査より2.2%減り、一方で札幌市は2.1%増の195万3784人と、一極集中が一段と進んでいるそうです。

北海道では農業、水産業が盛んで、全国の約12%に当たる1兆579億円の農業産出があるそうで
(2003年)、テングサ、ジャガイモ、小麦など生産量日本一の品目が多い様です。又生乳生産量は全国の40%を占めています。

水産業については、サケは全国生産量の7割、スケトウダラ、コンブは8割以上、ホッケは97%を占めています。現在の水揚げ量は根室市が道内で一番多く、釧路は1990年まで13年連続日本1位の水揚げ量でしたが、その後急減しているそうです。


(北海道庁旧本庁舎所在地  札幌市中央区北3西6)

(北海道庁旧本庁舎見学日  H.28年7月4日)

(現在の北海道庁本庁舎の写真はネットよりお借りました)

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気まま旅行の北海道 ~札幌~

2016年07月19日 |    北海道

報道によると北部九州は昨日梅雨が明けたようです。例年より少し早い梅雨明けだそうで、これからの暑さを思うとウンザリしますが、冬の寒さよりはマシと思い、暑さを乗り切りたいです。ということでテンプレートを夏向き(?)に変えてみました。どうでしょうかね~?(^-^)

            
                   

ホテルにチェックイン後、
札幌の街に繰り出しました。まずホテルに近い大通り公園に行ってみました。

札幌の街の中心部を東西に横切っているこの公園は、この日が日曜日でお天気が良かった為か、思い思いにくつろぐ人々や観光客であふれていました。
<大通公園>

花壇には花々が咲き乱れ、噴水が吹きあげ、所々に彫刻作品が配され、爽やかな風が吹き渡る美しい公園で、文字通り市民の憩いの場なんだな~と感じました。ベンチに腰掛けながら、この町のどこかに住んでいらっしゃるブロ友(と勝手に思っている)の○○さんのことを思いました。

公園の端にある「さっぽろテレビ塔」に上がってみました。ここからは真下の大通公園や札幌の街が見渡せました

<札幌テレビ塔>

大通公園の近くによく知られた時計台があります。今度知ったのですが、この建物はクラーク博士の提言により、札幌農学校(現北海道大)の演武場として建てられたのだそうですね。洋風の演武場なんて当時は画期的だったでしょうね。
<時計台>

JR札幌駅の北側、歩いて6、7分の所に北海道大学があります。こんなに街中にキャンパスがあるとは驚きでした。観光客も自由に出入りでき、正門内にはインフォメーションセンターがあり、ここで学内の配置図を頂きました。

<北海道大学正門>

街中とはいえ深い緑に包まれた広大なキャンパスには、歴史的建物が立ち並び、積み重ねて来た伝統が感じられます。
<北海道大学総合博物館>
<古河講堂>

正門からしばらく歩くと、クラーク博士の胸像があります。彼は札幌農学校(現北海道大)の初代教頭でアメリカの農学者でした。札幌在任は約8ヶ月だったそうですが、農学校の基礎を築き学生たちに大きな影響を与えました。彼が残した「少年よ、大志をいだけ」の言葉はあまりにも有名です。
<クラーク博士胸像>

キャンパスの一角にはよく知られたポプラ並木がありました。高さ30mのポプラ数十本が道の両側に並んでいます。台風で半数が倒木したそうですが、その後の再生工事により現在では80m程が散策可能になっています。私もウッドチップが敷かれた道を歩いてみました。
<ポプラ並木>

札幌駅から地下鉄で15分、更に路線パスで10分位の所にある「さっぽろ羊が丘展望台」にも行ってみました。ここは札幌市の南側にあたるのでしょうか、北海道らしい広々とした開放感に満ちた場所でした。
<羊が丘展望台>

この展望台のシンボルはクラーク博士の立像です。
<クラーク博士立像


お天気がいい日でしたので、敷地内の羊たちものんびり牧草を食んでいました。下の写真の牧草地の向こうの銀色の屋根の建物は札幌ドームだそうで、その向うに札幌の市街、微かに石狩平野、さらには薄っすらと石狩湾まで見えていました。
<展望台内の牧草地>

夜は歓楽街の「すすきの」で夕食ということになりました。下の写真の交差点が「すすきの」の中心部のようですが、タクシー運転手さんによると、この交差点の右側辺りにお店が密集しているようです。福岡市の中洲より道幅も広くスッキリしているように感じました。
<「すすきの」の交差点>

(「すすきの」の写真はネットよりお借りしました)


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気まま旅行の北海道 

2016年07月18日 |    北海道

7月3日から14日まで夫と北海道を廻って参りました。私にとって初めての北海道でしたが、下の様な行程で列車やレンタカーを使いゆっくり廻りました。

7月3日~4日 札幌
  
7月5日 小樽

7月6日 洞爺湖

7月7日 洞爺湖から釧路まで列車移動

7月8日 釧路

7月9日 阿寒湖

7月10日 屈斜路湖、摩周湖 
ウトロ

7月11日 知床観光後網走へ
 
7月12日 網走から旭川まで列車移動

7月13日 美瑛、富良野見学後トマムへ

7月14日 早朝にトマムの雲海見学後、帰福

出発前の福岡市は30度を越す蒸し暑い日が続いていましたが、札幌に着くと思っていた以上に涼しく、爽やかな風が吹き渡る素晴しい気候でした。北海道には梅雨がないと聞いていましたが、ホントにそうなんだと実感しました。

しかし、釧路から阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖と北上し、知床観光の拠点、ウトロに着く頃には寒さを感じる様になりました。念のために持参していた少し厚手のジャケットが必要になり、北海道の7月がこんなに寒いとは思わなかったとぼやくことしきりでした。

北海道に着いて驚いたのが、中国人観光客の多さです。ホテルや行く先々の観光地では日本人の方が少数派で、私達はどこでも中国人観光客に囲まれる形になりました。

それも団体客ではなく、私達の様にレンタカーや列車を使い、子供を連れて家族で移動されている方々が多かったです。北海道の観光は中国人抜きには立ち行かない状況になっているように見受けました。

私達が旅行中、九州は大雨に見まわれ、行く先々のホテルの方々やお話をした観光客の方々から「今、九州は大雨で大変なんでしょう?」と言葉をかけられました。皆様、遥か遠くでのこともニュースをみてよく知っておられるんだな~と感じました。


これから、北海道の旅を幾つかに分けて記事にしようと思います。お気が向かれましたら覗いてみて下さい。よろしく~(^-^)

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