イスタンブール、その響きもエキゾチックなこの街は、西洋と東洋が混ざり合う不思議な街だと言われています。よく知られている様に、ボスポラス海峡をはさんで、西側がヨーロッパ側、東側がアジア側です。
そしてヨーロッパ側はボスポラス海峡の出口付近で西北に向かって切れ込む金角湾で2分され北側が新市街、南側が旧市街です。観光名所の多くは、このヨーロッパ側の旧市街にあります。
下の写真は旧市街と新市街を結ぶガラタ橋です。橋の向こうが新市街で手前が旧市街です。橋の上は車や人であふれ、釣をしている人も沢山いました。たもとには船が忙しく出入りし、到着した船からは人があふれ出し、橋の周りにはレストラン、おもちゃ屋、雑貨屋、お土産屋など、雑多な店が並び、多くの人々が行き交っていました。写真には写っていませんが、手前の旧市街側の背後にはモスクもあり、私はこの辺りを、とてもイスタンブールらしい場所の様に感じました。
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よく知られた、ブルーモスクは17世紀に建てられ、6本のミナレットがある美しいイスラム教寺院ですが、聖堂内部もすばらしいものでした。周りの沢山のステンドグラスから柔らかい光が差し込み、すがすがしい、ホッとする様な祈りの場でした。
聖堂内の隅というか周りの一部には、女性がお祈りをする場所もありました。私は、仏教やキリスト教寺院では女性も本堂内でお祈りするのに、イスラム教寺院にはその様な場所がないようなのを、不思議に思っていましたが、ブルーモスク内にはそれがあるのを知り、何だかホッとしました。隅の狭い部分というのが残念ですが...。
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ブルーモスクを出ると向かいにアヤ・ソフィアがあります。二つの建物は300m~400mも離れていません。ガイドさんによると、この聖堂(今は博物館)は6世紀半ばに建てられ、ビザンチン美術の最高傑作と言われているそうです。
アヤ・ソフィヤは世紀頃のオスマン帝国の征服後はイスラム教のモスクになっていたのだそうです。そしてトルコ共和国成立からしばらく後の1935年に博物館として使用される事が決定され、大規模な修復作業の結果、それまで漆喰で塗り固められていた、キリスト教寺院時代の美しいモザイク画が姿を現したのだそうです。
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トプカプ宮殿内ではガイドさんの説明が禁止されているそうで、ガイドブックも持ち込んでいなかったので、宮殿内の建物の配置もうろ覚えでしたが、宝物館はすばらしかったです。多くの宝物はエメラルド、ルビー、ダイヤなどで装飾され、当時の帝国の威光が感じられました。
宮殿のハーレム内はほとんどの部屋が撮影禁止でした。かっては400もの部屋があったそうですが、建て増しが繰り返された為に、窓のない通路が迷路のように入り組んで複雑でした。タイルやシャンデリアなどの装飾は綺麗ですが、全体の印象は驚くほど暗く、何だか陰惨な気もしました。
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旅の最後にボスポラス海峡遊覧をしました。お天気が最高によかったので、楽しいクルーズになりました。遊覧船はガラタ橋のたもとから出発してボスポラス海峡に架かる二つの橋の下をくぐり、ユーターンして戻って来ました。
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11月のトルコ旅行についてのブログ記事を、5編書かせていただきました。客観性のない記事になってしまった様な気もしますが、とても楽しい作業でした。 ご訪問下さった皆様、ありがとうございました。寒さも本番になって来たように思います。健康にお気をつけて、年末年始をお過ごし下さい。これからもよろしく~(^-^)
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