日々の暮らしに輝きを!

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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

満開の桜の下でお花見

2018年03月29日 | つれづれ

ここ数日でリラ地方は一気に春になった。

特に今日は初夏を思わせる暖かさで、桜も瞬く間に満開に。


そこで、育休で休職中の娘達、孫達と近くの公園でお花見をすることに。

平日でも
毎年かなりの人々が集まるこの公園。


皆様、思い思いに満開の桜の下でお弁当を頂きながらのお喋り。

平日の昼なので、殆どが女性や春休み中の子供達。

酔った人もいない静かなお花見。

柔らかい微風が頬をなで、

遊具で遊ぶ子供達の声がひびく気持のいい昼下がり。

フルタイムで働く娘達が仕事に復帰したら、

もう持てない、かけがえのないこの様な時間。

これまでの様々なことを思い出し、感慨にふけっていたら、

「グランマ、遊ぼうよ」と孫達の声がして我にかえった。

歳をとってからのお花見は、

人を感傷的にさせる何かがあるようだ。




「 さまざまのこと思い出す桜かな 」   
松尾芭蕉




 




春を実感

2018年03月26日 | つれづれ

ここ数日暖かい日が続いている当地ですが、今日は春本番と思われる汗ばむほどのお天気で、近くの公園の桜も一気に九分咲き位になりました。三寒四温とは言っても、もう冬に逆もどりという事はないでしょう。いやいやそれは判らない、なんて一人で気をもんでいますが...。

早朝に目覚めて布団の中でまどろんでいたら、ウグイスの声が聞こえてきました。鳴き方が「ホーホケキョ」ではなく「ケキョ、ケキョ」の様に聞こえましたが、鶯に違いありません。しばらく鳴き声に聞き入っていたらいつの間にか「ホーホケキョ」と聞こえてきました。今年も春が来たのだなぁと実感でき嬉しかったですね。

ウグイスはその鳴き声を聞けば、春の訪れを感じることから「春告鳥」とも呼ばれ、オオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられていて、日本全国に分布するそうですね。

そういえば、私の住む福岡県の県鳥はウグイスです。これは太宰府天満宮に祀られている菅原道真公と飛梅の故事にちなみ、「梅に鶯」と昔から言われる様に菅公の飛び梅のイメージから、公募でウグイスになったのだそうです。

暖かい春になったし、ウグイスの初音も聞けたし、幸せな一日でした(^-^)


      「 鶯の 覚束なくも 初音かな 」
                          正岡子規






 


お彼岸

2018年03月22日 | つれづれ

少しづつ春めいて来ましたが、ここ数日は冷たい雨が降り寒々とした日々が続いています。やっと春になったと感じる日もあり、また冬に逆戻りと思う日もありと三寒四温の季節の移ろいです。

そんな中、19日に福岡管区気象台にある標準木の桜が5、6輪咲き開花宣言がされました。昨年より6日早いそうです。薄ピンクの染井吉野が満開になると人々の心にも本当の春が来るんですね。

昨日はお彼岸の中日で、両親の眠るお寺にお墓詣りに行き、お詣りのあと本堂で行われている彼岸法会に参加しました。少し前まではこの様な講話にはあまり興味がありませんでしたが、七十に近づいた頃からお話を聞いてみたいと思う様になりました。おそらく人生の残り時間が少なくなって来たのと関係があるのでしょうね。

お彼岸は仏教発祥の地インドや伝来の地中国にも見られない日本独自の仏教行事なのだそうです。年に二回、春分の日と秋分の日を中心に前後三日づつ、合わせて一週間を彼岸と言います。彼岸の最初の日を「入り」真ん中を「中日」終わりを「結願」というように、この一週間は仏教修行のための一週間なのだそうです。煩悩や迷いに染まらない一週間を実践してみて下さいと和尚さんは結ばれました。

そして、彼岸法会に参加した私達にこの様なペーパークラフトを下さいました。




       「 
誘い合い 彼岸詣りの 老姉妹 」   
                           星野 立子