日々の暮らしに輝きを!

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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

てくてく歩きのパリ ~ルーブル美術館~

2019年12月25日 |    パリ(2019)

ルーブル美術館館への入り方は幾つかあるようですが、私達はメトロのパレ・ロワイヤル・ミュゼ・ルーブル駅で下車し、ショッピング街のカルーゼル・デュ・ルーブルを経て入りました。

こんな感じです。メトロ駅で下車し下の様な表示がある出口から出てカルーゼル・デュ・ルーブルというショッピング街に向かいました。このショッピング街にはブティックやギフトショップ、書店、カフェ、フードコートなどがありとても賑わっています。旅行者には便利な所で私達も入館前にここのフードコートで昼食をとりました。
<地下鉄出口表示>
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<通路を通ってショッピング街へ>
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<ショッピング街のカルーゼル・デュ・ルーブル>
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ショッピング街を通って、逆さピラミッドのあるルーブル美術館入口に向かいます。
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下の写真の黒いゲートがショッピング街を経由してルーブル美術館に入る際の入館口です。手前に逆さピラミッドが写っています。 ナポレオンホール側の外の入館口より並んでいる人が少ないですし、この入館口は室内なので並んで待つのも楽でした。
ここで係の人に予約票を見せて入館します。

<ルーブル入館口>
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そしてナポレオンホールに向かい、そこにあるインフォメーションで日本語のパンフレットを貰いました。
<ナポレオンホール>

いよいよ美術鑑賞のスタートです。まず混雑するところから先に見学しようと「モナリザ」のあるドノン翼2Fに向かおうとしましたが、ルーブルはこの夏は改装中で、「モナリザ」はリシュリュー翼3Fに移動しているというのをこの時初めて知りました。

リシュリュー翼3Fには今回のルーブル見学で楽しみにしている、ルーベンスの24枚の連作「マリード・メディシスの生涯」が展示されているルーベンスのギャラリーがあり、その部屋に[モナリザ」が移動していなければいいけれどと思いながら表示に沿って歩くと、はたして「モナリザ」はその部屋に展示されていたのです。これには驚きました。

「モナリザ」はこんな感じに低い白い背景のガラスケースに入れられて展示されていました。そして近くにいる係員に早く次に移動する様に促され、落ち着いて鑑賞することも出来ません。展示方法がこんな感じなので、天下の名画「モナリザ」も何だか別の絵の様に感じられ、夫などは「モナリザ」なんて大した絵じゃないねと言う始末(笑)。絵にとって展示方法はとても重要なんだと感じましたね。下の写真の様に「モナリザ」の向こうにルーベンスの「マリードメデシスの生涯」の一部が写っています。


ルーベンスのギャラリーに「モナリザ」が展示されているので、この部屋は「モナリザ」見学の人々で混雑し、部屋の周りの壁に展示されているルーベンスの24枚の連作「マリード・メディシスの生涯」に注意を払う人は誰もいないといった感じで、これらの絵の前に立つことも出来ず、ゆっくり鑑賞できる雰囲気ではなかったですね。
<ルーベンスのギャラリー>

前回来た時も改装中だったドノン翼2Fのアポロンのギャラリーは、今回もまたまた改装中だったのも残念でしたね。改装中の部分が多いので美術館内の動線に不自然な部分が多々あり疲れましたが、カフェで一休みしながら、何とか見れるものは見ました。時間切れになってしまいリシュリュー翼1Fの「マルリーの中庭」と「ビュジェの中庭」にあるフランス彫刻を見れなかったのは残念でしたが...。

  

 


外の様子が見える展示室がありましたが、何故か心に沁みる風景でした。

<ルーブル美術館シュリー翼2F展示室より>

                       

今年も押し迫って参りました。秋になる頃からまたまた忙しくなり、今年の夏に行ったパリの街歩きの記事を未だに完成することが出来ずに年の瀬を迎えてしまいました。何とも間延びしたブログになってしまい恥ずかしい限りですが、この歳になってこんなに忙しい日々を送ることになるとは、などと思いながら毎日を過ごしています。

この様な更新頻度の低い拙いブログにお越し下さいましてありがとうございました。どうぞ皆様良いお年をお迎えください。また新しい年にお会い致しましょう。それまでごきげんよう




 


大塚国際美術館と神戸ルミナリエ

2019年12月20日 |    神戸(2019)

何となく気ぜわしい師走のこの時期ですが、12月15日から一泊で某旅行社のツアーを利用し友達5人と神戸を旅行しました。

早朝に新幹線で博多駅を出発し新神戸駅下車、明石海峡大橋、淡路島、大鳴門橋を経由して徳島県の鳴門市に入ってすぐの鳴門公園内にある大塚国際美術館に行きました。

皆様、大塚国際美術館ってご存知ですか?どうも知る人ぞ知る美術館らしく友達の一人が行ってみたいということで、訪問先にこの美術館が入った旅行になりました。

ここは1998年に開館した美術館で、世界の名画をオリジナル作品と同じ大きさに複製し展示する美術館です。展示されている絵は特殊技術によって陶器の板に原寸で焼き付けたものなのだそうです。オリジナル作品の収集にこだわるのではなく、特殊技術を用いて世界の名画を複製、展示するというのは美術館の中でも非常に特異な試みですね。

最初に見学したのは地下3Fに作られたシスティナホールと呼ばれる場所でした。バチカンのシスティナ礼拝堂をそのまま模したもので、祭壇にはミケランジェロの「最後の審判」、天井には同じくミケランジェロの天井画が見事に再現されています。陶板による再現とは思えない色彩と質感の再現、そして圧倒的なスケールは圧巻です。
<システィナホール>

展示されている絵は1000枚以上なので、知っている絵、今までにどこかで見た絵が次々に出て来るのも楽しいですね。この夏ルーブル美術館で再度見ようと楽しみにしていたけれど、改修中で結局見れなかった「ナポレオンの戴冠」をここで見ることが出来たのも嬉しいことでした。







すべての作品を見ると約4㎞の距離なるそうで、私達は疲れてしまって全部を見ることは出来ず、最後はカフェで一休みという仕儀になりました(^-^)

大塚国際美術館見学後、鳴門市から神戸市にもどり南京町で夕食のあと旧居留地周辺で行われている神戸ルミナリエを見学しました。この日は最終日だったのでものすごい人出で、並んで会場まで辿り着くまでにかなりの時間がかかりました。

震災の2、3年後に一度神戸ルミナリエを見学した事がありますが、この頃のルミナリエと比べると精巧さが増したのではと感じます。又これはクリスマスイルミではなく、阪神淡路大震災の犠牲者への慰霊の意味がこめられた催しなので、時折流れる音楽もクリスマスソングの様な賑やかなものではなく落ち着いた静かなもの、讃美歌風のものが多かったですね。
 




もうお正月も間近の12月20日。さあ今日も一日頑張らなくっちゃ!

 

 

 


てくてく歩きのパリ ~個人でのルーブル美術館入館は予約制?~

2019年12月14日 |    パリ(2019)

夏休みで世界中から見学者が殺到する時期だった為かどうかは分りませんが、ミュージアムパスを用意して8月5日に見学を予定していたルーブル美術館が、個人でのルーブル入館は現在予約制になっているので、予約をしていないと入館できませんと、突然言われたのはパリに着いた7月27日のことでした。日本で旅行を申し込む時はそんな話はまったく聞いていなかったので、着いた日にこの事を旅行社のパリデスクの方から聞いた時はホントに驚きました。

パリでルーブルの予約をするにはどうしたらいいのかまったく分らないので途方にくれましたが、翌日旅行社のデスクに行き、旅行を申し込む時は予約制になっているなんて聞いていないので何とかしてほしいと泣き付くと、普通は個人の予約は受け付けてないのだけれどと言いながら、私のスマホで予約を取ってくれ、予約票をプリントアウトしてくれたのでホッとしました。

最初の計画では8月5日に一日中のルーブル見学を予定していましたが、オプショナル旅行申込日を除くと、ルーブル予約可能日で私達の滞在中にルーブルに空きがあるのは8月3日の12時半からの枠だけと言われ、この日の見学となりました。一日中見て廻るつもりが午後からの見学となってしまいましたが、致し方ありません。

ところが8月2日にオプショナル旅行のモネの庭見学の集合場所となっていた旅行社のパリデスクに行くと、私達が帰国した後の8月半ばからの個人でのルーブル美術館入館のルールが又変わったと聞きました。それは私達にはもう関係はありませんが、なぜルーブル美術館は短期間にこんなに入館のルールを変えるのか疑問に思います。世界中から殺到する入館者をさばくのに苦慮している為だと考えられますが、度々のルールの変更を何も知らないでやって来る人達の迷惑を、少しは考えてほしいですね。

しかし、旅行社主催の団体旅行やオプショナル旅行で入館する場合は、予約をするのは旅行社なので、今までと何ら変わることなく入館できますし、そんな方々の方が多いのかもしれません。

でもやはり短期間に何度もルールを変えるのは問題じゃないでしょうか。今現在は個人でのルーブル美術館入館ルールはどうなっているのでしょうか? もう自分に関係ないとはいえ気になるところです。







てくてく歩きのパリ ~サン・ルイ島からムフタ―ル通りへ~

2019年12月07日 |    パリ(2019)

ジヴェルニーに行った日の午後、サン・ルイ島のベルティヨンへ行き、その後ムフタ―ル通りを散策しました。

サン・ルイ島を東西に走るメイン通りのサン・ルイ・アン・リル通り(メイン通りにしては狭い通りですが)を通って島の西端にあるアイスクリームの名店ベルティヨンに行ってみました。サン・ルイ島は観光客もある程度はいましたが、静かな所だなという印象を持ちました。それはシテ島と違って行政機関や観光名所が無く、高級住宅地という場所柄だからでしょうね。
<マリー橋から見たサン・ルイ島>
<サン・ルイ・アン・リル通り>

ベルティヨンのアイスクリームを濃厚なお味と表現する人が多い様ですが、フランボワーズ味を初めて食した時、甘味が割合少なくスッキリしたお味だな~と思いました。個々の感じ方の違いは大きい様ですね。
<アイスクリームのベルティヨン>

アイスクリームを食しながらサン・ルイ橋からシテ島を見ると4月に火災にあったノートルダム寺院の後陣が見えました。修復作業が行われている様でしたが痛々しい感じがしましたね。寺院の周りにはフェンスがしてあり近づけませんでしたが、ファサード部分はそれ程の損傷は無い様でした。

ムフタ―ル通りは古代ローマ時代からある通りらしく、パリを紹介する番組などによく出てきます。この通りはコントスカルプ広場辺りから始まり、この広場の中心には噴水がありますが私が訪ねた時は水は流れていませんでした。広々とした広場ではありませんが、周りには沢山のカフェやレストランが軒を連ね、噴水の周りのベンチには大勢の人々が憩っていて、中にはギターなどを弾ている人もいましたね。近くにソルボンヌ大学があるためか、学生らしき人も多く非常に活気がある広場でした。
<コントスカルプ広場>

ムフタ―ル通りは5~600mの長さの通りで、道幅が広い通りではありませんが道の両側にはびっしり小さなお店がひしめき、やはりカフェやレストランなど食べ物関係のお店が多かったですね。
<パリの道路標示板>
<ムフタ―ル通り>
<ムフタ―ル通り>

こんなお店もありましたよ。日本食店らしいですが、店主が日本人かどうかは入ってみるまで判りません。パリに日本食のお店は多いですが、日本人ではないアジア人がやっているお店も多い様に思います。そんなお店に入ってしまうと、「なんか違うな~」ってガッカリしますけどね(^-^)
<日本食の店>

通りの中程まで行くと緩やかな下り坂になって来ます。道行く人々は地元の方々が多い様でパリの下町といった雰囲気です。下に行くにしたがって果物屋、野菜屋、魚屋などがチラホラ現れパリの日常が垣間見えてきます。

最後に噴水のある広場に出ました。多分、この広場のカフェは周りのお店のオープンカフェになっているのでしょう、カフェテーブルは満席でビックリする程多くの方々が憩っておられました。
<噴水>
<広場のカフェ>

ムフタ―ル通りはコントスカルプ広場の噴水で始まり、この広場の噴水で終わる通りの様ですね。活気に満ちたこの通りを散策して、パリの方々の日頃の暮らしをチラッとでも覗くことが出来たし、パリの下町情緒(?)も味わえたしで嬉しい気持ちでこの通りを後にしました。

帰りにホテル近くのサントノレ通り東端にある白い陶器のお店「アスティエ・ド・ヴィラッド」に寄り、子供達へのお土産や自分用、プレゼント用にデザインの違う6枚の白いお皿を買い求めました。日本に帰ってプレゼント用を除く4枚の中から好きなのを選ぶように子供達に言ったところ、下の写真のお皿が残りこれが私用になりました。私はこれをネックレスなどを一時的に入れておくトレーにしようかなと思っています(^-^)