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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

バルセロナのランブラス通り

2017年08月24日 | 旅の思い出(ブログ開設以前の旅)

猛暑続きの毎日が、お盆を過ぎる頃から朝晩はだいぶ涼しくなり始めた福岡市ですが、先日の「スペイン、バルセロナでテロ」のニュ-スには驚きました。スペインでテロが起きるとは意外な気がします。しかもバルセロナのあのランブラス通りでこんな惨劇が起きるなんて思いもしないことでした。

2008(平成20年)の4月末から5月初めにかけて夫とスペインを旅行した時
にバルセロナにも行きました。

マドリード、トレド、コルドバ、セビリア、グラナダ、ミハス、バルセロナの順に廻りましたが、最後のバルセロナは特に印象深い街でした。

バルセロナは中世の古い建築物が建ち並ぶゴシック地区とカタルーニャ広場から海に向かって延びているランブラス通りを中心とする2つのエリアが観光の中心です。

今回惨劇にみまわれたランブラス通りを、ゴシック地区を皆で観光した後、自由にそれぞれで廻りましたが、私達はこの通りから少し入った所にある、ガウデイが作った街灯がある「レアール広場」を見たり、ガウデイ設計の「グエル邸」を見学したりしながら散策しました。
<ランブラス通り>

世界中からおどずれた観光客が楽し気に歩く通りには、地中海の陽光がふりそそぎ、通りの並木が青空によく映えて、道の両側にはカフェのテラス席、レストラン、土産物屋、花屋などが軒を並べ平和そのものでした。

疲れたので、ランブラス通りの終点にある「コロンブスの塔」が見えるカフェに入り、周りの人々が飲んでおられる物と同じ飲み物をオーダーしたところ、甘い飲み物だと思っていたそれはサングリアで、しかもかなりワインの割合が多かったらしく、フラフラしながらホテルまで帰ったのも今は懐かしい思い出です。
<コロンブスの塔>

私にとって思い出深いランブラス通りですが、この通りでの今回の惨劇で、何の罪もない14人の方々が突然命を奪われ120人以上が負傷されたとのこと、あまりのことに心が痛み怒りが湧きます。一体私達は何をどうすればいいのか、どうしてこんなことになるのか考えると身も心も重くなります。