日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

「ロマンチックヘブン」

2012年09月23日 | お出かけ

アジアの国々に近く、アジアとの交流が盛んな福岡市では、私達がアジアの事をもっとよく知るために、又アジアの方々に福岡市をもっとよく知ってもらう為に、毎年9月になると「福岡アジアマンス」が開催されます。

その期間中は福岡市の様々な場所で、アジアの文化、芸術、学術に触れ合える催しが行われています。

福岡アジア美術館8F、あじびホールでは「福岡アジアマンス」登録事業として、「東アジア映画フェスティバル」(9月20日~9月25日)が 行われていて、中国映画4本、韓国映画4本が上映されています。

昨日はその中の韓国映画「ロマンチックヘブン」を観ました。

Photo <「東アジア映画フェスティバル」のリーフレット>

「ロマンチックヘブン」はリーフレットにある映画案内によると、【逝ってしまった最愛の妻が大切にしていた赤い鞄を捜す男。初恋の人に会いたがる祖父の願いを叶えてあげたい青年。闘病中の母を助けたい少女。彼らの切実な思いが奇跡をおこす。チャン・ジン監督が天国を題材にした、あたたかい希望と感動の物語】となっているのですが...。

実際に鑑賞してみると、ストーリーが複雑で様々な人々が絡むのにくわえて、天国と現実界を行ったり来たりで、よく理解できないままに終わってしまいました。ただ天国はファンタジックな映像になっていてなかなか良かったですよ。天国を映像にするって難しいんじゃないでしょうかね~。

少し前に観た芝居「花咲くチェリー」といい、今回の映画「ロマンチックヘブン」といい、歳をとって頭が固くなってしまったのか、自分の中で消化不良のまま終わったので、次は私でもキッチリ理解できるものが観たいですね(笑)~。

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文学座公演 「花咲くチェリー」

2012年09月16日 | お出かけ

福岡市民劇場9月例会で文学座公演「花咲くチェリー」を観劇しました。

「花咲くチェリー」の主人公ジム・チェリーは、北村和夫の当たり役として広く演劇ファンの間で知られていたのだそうです。北村さんが亡くなられた後、渡辺徹さんがこの役を受け継いだそうですが、渡辺さんの体調不良で、今回チェリー役は鍛冶直人さんが演じられました。

今回受け取ったチケットは4列目でほぼ中央の、役者さんの細かい息遣いまでもが直に伝わって来る観劇には絶好の位置だったのですが...。

Photo_2 <「花咲くチェリー」リーフレット>

保険会社で営業をするジム・チェリーは妻イゾベル、娘ジュディー、息子トムの4人暮らし、会社勤めは性に会わず上司ともうまくいきません。ついには解雇されてしまう。それを家族に言えなくて、毎日どこかに出かけては時間をつぶし、お酒におぼれることに。そしていつか故郷のサマセットに帰って、りんご園を経営するという夢とも幻想ともつかない事を密かに暖めています。

妻のイゾベルが夫の失業を知り、今住んでいる家を処分してサマセットに帰ってりんご園を経営しようと提案した時、ジムはこの提案に怖気づきます。ジムは夢というより現実逃避としてりんご園を夢見ていたんでしょうね~、多分。叶えるつもりもなく、夢というより幻想だったんでしょう。

妻のイゾベルはそんな夫に嫌気が差し、家を出て行ってしまうのですが、ジムには妻はいつも自分を許してくれるという気持ちがあり、出て行った妻が戻ってくれると待っているのです。

そして最後に幻想的なリンゴの花咲く背景の前で、ジムが曲がるはずもない太い鉄の火かき棒を曲げた後、その場に倒れ幕となるのですが、この火かき棒を曲げるのが何を意味しているのか(?)です。この鉄の棒を曲げるシーンは役者さんの大熱演だったんですがね~。

この作品は夢と現実の葛藤と、その結果として家族の崩壊を描いたものなのだそうですが、あまりよく伝わって来ない芝居でした。そして最後の場面にもう一工夫あっていいのでは、との思いがしました。

一緒に観劇した皆様はどんな感想を持たれたのか知りたい気がしましたね~。

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采配ミス

2012年09月13日 | お出かけ

久しぶりにヤフードームでソフトバンクフォークス vs 楽天イーグルス戦を観戦しました。

Photo <ヤフードーム>

ソフトバンクフォークスは2ゲーム差で首位の西武ライオンズを追っている最中で、楽天との3連戦で一昨日、昨日と連勝しているので、今日も勝って3連勝し首位との差を詰めてほしいと期待しながらの観戦でした。

ソフトバンクの先発は1ヶ月ぶりに登板の岩崎投手、楽天の先発は今まで名前を聞いた事がないダッグワース投手でした。両投手とも非常に調子が良く、6回まで完全に相手を抑えていました。が、7回表、岩崎投手は聖澤に内野安打を打たれ、その後慎重になり過ぎそれまでの投球スタイルを自分から乱し、松井、ガルシアに連続ファーボールを与え満塁となり、次の草野に満塁ホームランを打たれ、4-0と試合が決まってしまいました。

Photo <岩崎投手(ネットより拝借)

今日は1点差勝負の試合だと思われる展開でしたので、連続四球を与えたところで、この回の岩崎の状態から投手交代が当然と思われたのですが、秋山監督はそうはせず岩崎を続投させました。この采配が今日の試合を決定づけました。

今日の敗戦はベンチの采配ミスだと思います。もう残り試合が少ない中での優勝争いなので、一試合でも落とせません。これからは試合の状況をみて早目早目に手をうっていかなければ、優勝は難しいと感じた今日の試合でした。

今日は7回裏のラッキーセブンに風船を挙げたところで、観客がぞろぞろと帰りだしました。今まで何回も観戦していますが、こんな光景は今まで見た事がありません。ファンも3連勝を期待しながらの観戦だったので、きっとガッカリしたのでしょうね~。

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近藤 紘一さんのこと

2012年09月09日 | つれづれ

北欧旅行の時、飛行機の座席ポケットにあるJALの機内誌『skywardを手にとってパラパラとページをめくっていると、ノンフィクション作家の野地秩嘉さんが書いた「美しい昔  近藤紘一が愛したアジア」という記事が目に留まりました。

Photo <機内誌『skyward』>

Photo_2 <『skyward』の記事>

近藤紘一さんは、私にとって若い頃を思い出す懐かしいお名前で、遠い昔の事が次々に甦って来ました。

近藤さんは1971年~1974年に産経新聞サイゴン支局長をされた方で、『サイゴンから来た妻と娘』の著者でもあるので、ご記憶の方も多いと思います。

当時はベトナム戦争に関するニュースが毎日の様に新聞、テレビで報道されていた時代で、アメリカ軍がベトナムの地から撤退を余儀なくさせられ、北ベトナム側の勝利で終結したのが1975年(昭和50年)でした。

その後近藤紘一さんの本が次々に出版されました。『サイゴンのいちばん長い日 』、『サイゴンから来た妻と娘 』、『戦火と混迷の日々―悲劇のインドシナ』、 『バンコクの妻と娘』、『したたかな敗者たち 』などの著書を読み、ベトナムについての私のイメージは彼の本で出来上がったと思えるくらいです。

近藤さんの本には現地の情報だけではなく、何となく面白おかしい話や、戦火の中でも逞しく生きる南ベトナムの人々が多く登場するのですが、その様な単なる話の羅列ではなく、彼が追い求めた大きなテーマは人と国との関わりといったものではなかったかと思うのです。だからこそ近藤さんの本が多くの読者を得たのだと思います。

近藤さんはベトナム戦争末期にサイゴンで知り合った娘連れのベトナム人女性と再婚し、戦争終結後3人は東京で暮らし始めます。その日常生活を描いたのが大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(昭和54年)した『サイゴンから来た妻と娘』です。3人の日本での生活がユーモラスに描かれ、こんな人ってホントにいるのかしら(?)と思えるくらい、近藤さんの二人に注ぐ視線が限りなく優しいのが印象的です。

この本の後半ではベトナムの未来を、修正主義になるだろうと予測しておられます。だいぶ前、友人とベトナムを旅行した時、ホーチミン市のメインストリートのドンコイ通りを散策し、市内最大のベンタン市場を見学しました。その時、社会主義国とは思えない華やかさ、賑わいを見て、彼の予測は的確だったとの思いを強く持ちました。

ベトナム戦争終結後、次々に彼の本が出版されたのですが、昭和61年1月に新聞紙上で、近藤紘一さんが45歳の若さで病死されたとの記事を見た時は、あまりにも突然の事で本当にショックを受けました。

『skyward』の記事は、近藤さん亡き後の夫人と娘さんの消息にも触れられています。没後26年たった今、飛行機の機内誌で取り上げられる人ってスゴイなぁ~などと思いながら読みましたが、それだけ近藤紘一さんの本を読んでいた人が多かったという事なのでしょうね。

私が読んだ記事は『skyward』の8月号でしたが、近藤紘一さんの記事は昨年秋から連載されている様です。バックナンバーを取り寄せて全部読んで見たいと思うこの頃です。

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ノルウェーの妖精、トロル

2012年09月06日 | つれづれ

北欧旅行の時の現地のガイドさんのお話によると、ノルウェーには「トロル」と呼ばれている森の精、妖精がいるのだそうです。そう言えば車窓から見たノルウェーの針葉樹林帯には妖精でもいそうな、ロマンティックな感じがしないでもありませんでしたね~(笑)。

トロルは親切にする人には幸せを、怒らせるといたずらをする、そんな妖精で少し怖い存在でもあります。妖精というと可愛らしいイメージですが、トロルとして、よく描かれるのは鼻は天狗のように長く、髪はボサボサで、目だけがキラリと光る少し不気味なおじいさんの姿らしいです。そして変身能力があるのでどんな姿にも変身できる、何だかつかみどころがない妖精です。オスロやベルゲンの土産物屋の店先には大きなトロル人形がよく飾られていました。

Photo <店先のトロル人形>

トロルは太陽の光にに弱く、光に当たると岩になってしまうので、現れるのは夜の森なんだそうですノルウェーに岩山が多いのは、朝までに住みかに帰れなかったトロルが、岩になってしまったからと言われているそうなのだとか。

トロルは今もノルウェーの人々から親しまれ、ノルウェーでは、夜更かしをする子供達に「トロルが来るから早く寝なさい」と言ったり、 日常生活でふっと物が無くなった時などに「トロルのいたずら」と言ったりしているのだそうです。

フィヨルド観光の船乗り場のグドバンゲンのショップに、日本語版の童話『トロル坊や』がありましたので、孫へのお土産に買って帰りました。

Photo_2 <『トロル坊や』>

Photo_3 <童話の一ページ>

この本には、姿、形は不気味で醜いけれど憎めないトロルと、ノルウェーの自然が魅力的に描かれています。

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