日々の暮らしに輝きを!

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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

秋の東北紅葉狩り ~宮城県庁(18)~

2018年12月16日 | 県庁めぐり

宮城県庁は前日の夕方に見学の予定でしたが、東北地方は私が住む北部九州より日没が早いのですね。それを忘れて、鳴子峡から仙台に着いた時は少し暮れかかっていたので、予定していたその日の見学は取りやめ、翌日の早朝にホテルから一人で県庁見学に出掛けました。

まずJR仙台駅に寄ってみました。仙台駅前を西に走る、クリーンベルトのある片側4車線の立派な通りは青葉通りと呼ばれています。ケヤキ並木がキレイですね~。この通りを2km位西に走ると広瀬川が流れています。広瀬川の向こうの高台には西公園や仙台城址が広がり、東北大学の一部の学部もここにあるようです。
<JR仙台駅>
<青葉通り>

この通りに限らず、仙台市中心部は道幅が広くスッキリした感じがしました。タクシー運転手さんに聞いた話ですが、市の中心部は戦災で焼け野原になってしまい、戦後に市長になられた方の考えで、現在の街の原型が出来たのだそうです。その時「こんな広い通りが何故必要なのか」と随分批判を浴びたそうですが、彼の考えに沿って都市計画され、現在のスッキリした景観になったとのことでした。

宮城県庁はJR仙台駅の北西約1.5km位の所にあります。県庁周辺は緑が多く、「杜の都」と呼ばれるにふさわしい景観を醸しています。特に庁舎前の銀杏並木は綺麗でした。
<宮城県庁>



県庁HPによると、現在の県庁舎は、平成元年5月に完成したそうで、地上18階、地下2階建て、高さが89.8メートルだそう。雨水利用システムやソーラーシステム,空調や照明などの自動監視制御により、省資源・省エネルギーに対応した建物で、地方自治体では初めて本格的なLAN(構内情報通信網)を取り入れたインテリジェントビルなんだそうです。

丁度朝の出勤時間で、県庁職員の方々が次々に庁舎に入られるのと一緒に私も中に入りました。入るとすぐに予想外に広いロビーになっています。まだ早くて受け付けも閉まっていたので聞けませんでしたが、おそらくここでは色々な催しが行われたりもするのではと思います。
<ロビー>

18階が展望ルームになっていて、仙台市の街並みが一望でき、林立するビル群や秋の深まりを感じさせる景観をじっくり見ることが出来ました。
<18F展望ルーム>


下の写真は展望ルーム南側の窓からの景色で、下側に少し緑が写っていますが、写真には写っていない更に下は「匂当台公園」と呼ばれる公園があり、木々で覆われ秋の深まりが感じられる公園でした。左下方に交差点が写っていますが、この交差点を広瀬川方面に右折すると、七夕まつりが行われる通りの一つの定禅寺通りです。


定禅寺通りを何故か一枚も写していないのが自分でも不思議ですが、定禅寺通りは立派な通りで道の両側にはケヤキ並木が続き、道の中央部には遊歩道付きの緑地帯が設けられていました。そこにもケヤキが植わっていて、いわば「杜の都、仙台」を象徴する様な通りだと感じました。

                    

宮城県は肥沃な沖積平野が広がる米どころで、「ササニシキ」「ひとめぼれ」などはよく知られています。

又、全国屈指の水産県で、金華山・三陸沖合には親潮(寒流)と黒潮(暖流)の潮目が形成される世界有数の漁場を有し,マグロ,カツオ,カジキ,サンマをはじめ多種多様な魚が豊富に漁獲されます。沿岸ではノリ,カキ,ワカメ,ホタテガイ,ギンザケ,ホヤなどの養殖が盛んです。

県庁HPによると、【東日本大震災により,水産業は甚大な被害を受けましたが,国内外の皆様からの御支援と関係者の懸命な努力により着実に復旧しています。引き続き,関係者が一丸となって「水産みやぎの復興の総仕上げ」の実現に向かって取り組んでまいります。】と書かれています。

宮城県の人口はH.30.11.30現在で推計2,313,443人

(県庁所在地 宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号)

(県庁見学日 H.30.10.31日)

 

 


秋の東北紅葉狩り ~岩手県庁(17)~

2018年11月29日 | 県庁めぐり

夕方に盛岡市に着き、暮れてしまわないうちにと岩手県庁へ急ぎました。岩手県庁はJR盛岡駅の東、約1500m位の場所にあります。この県庁舎は昭和40年に完成し、完成当時は岩手県内だけではなく東北地方で最も高層のビルだったそうです。平成27年には完成から半世紀を迎え、外観からも老朽化の色は隠せませんが、今のところ、建替、移転等の計画はないとのことです。


中に入ると受付横のロビーの一角にエレベーターが数機並んでいます。受け付けの方に展望台があるかお尋ねすると、屋上に屋外展望台があるけれど、震災以後は普通は閉められている。けれど、守衛さんと一緒でいいのなら、開けてあげますとのことでした。厚かまし過ぎるかもと思いましたが、ご好意に甘えて開けて頂くことにしました。
<受付&ロビー>

県庁屋上からの眺望はこんな感じでした。山頂に雲がかかった岩手山(2039m)がはるか向こうの正面に見えました。岩手山は盛岡市を見守っている雄大な山なのですね。


先程行って来た八幡平はどこに見えるのか守衛さんにお尋ねすると、下の写真の岩手山の裾野の向こうに、ごくごく小さく3連山が見えますが、これだそうです。盛岡市からは直線で50㎞位北西に位置するので、こんな感じに見えるんですね。数時間前に行った八幡平山頂の様子をお話すると、八幡平は今朝が初冠雪だったと教えて下さいました。


下の写真の手前の数棟のビルの後ろ辺りが盛岡市の繁華街だそう。


岩手県庁見学の後、お隣の盛岡地方裁判所の庭にある「石割桜」を見学しました。この石割桜は樹齢350年~400年だそうなので江戸時代からここにあるんですね。風格を感じましたよ。庭石の割れ目に桜の種が飛んできて芽を出し、成長とともに石の割れ目を押し広げていったものと言われていると説明板にありました。
<「石割桜」>


岩手県の面積は北海道に次いで2番目の広さで、人口約1,268000人のうち約100万人近くが北上盆地に集中しているそうです。

漁業ではアワビが全国一位の産出量、サケが北海道に次いで全国二位だそう。

県南部の平泉は平安時代末期、藤原氏が独自の黄金文化を築いた地です。

県の太平洋岸は先の東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、復興は道半ばでこれから
まだまだ大変でしょう。

<記念スタンプ>

岩手県のマスコットキャラクター「そばっち」


(県庁所在地 岩手県盛岡市内丸10番1号)

(県庁見学日 H.30.10.29)

 

 


秋の東北、紅葉狩り ~青森県庁(16)~

2018年11月03日 | 県庁めぐり

10月27日~31日に東北の紅葉を楽しもうと、夫と青森、岩手、宮城を旅しました。羽田経由で青森まで行き、岩手、宮城とレンタカーで廻りました。

昨年秋に友達が、「主人と久留米市からマイカーで東北に紅葉を見に行ったけれど、キレイだったよ~」と教えてくれたのがきっかけで、私達も行ってみることにしました。

福岡、東京は晴れでしたが、お昼頃青森空港に着いた時は雨が降っていました。今まで旅行で初日から雨だったことはなく、少しがっかりしましたネ。早速旅行社で手配していたレンタカーに乗り、青森県庁から旅が始まりました。

青森県庁は本州最北端に位置する県庁で、JR青森駅の東側700m~800mの位置にあります。この庁舎は建ってから50年以上経過しているらしく(小さなリホームは何度か行われた様ですが)、現在「長寿命化工事」という名の大規模改装工事が行われていて、建物の外側に足場が組まれたり、幕が張られたりしていて、建物の全容を眺めることが出来ませんでした。

現在、建物正面はこんな感じになっています。


正面玄関上部には白い幕が張られていましたが出入りは出来る様で、改装後もここが県庁正面玄関だそうです。
<県庁正面玄関>

中に入るとエントランスに続き、その先がロビーになっています。ロビーは割合狭くて一角に県庁受付があり、そこにだけ明かりがともっていました。
<エントランス>
<ロビー>

受け付けの方に訳を話して来庁記念スタンプを押させて頂いたのですが、何だか警戒されている様で、どこからかガードマンが現れ、何かを聞かれるということはありませんでしたが、じっと見られている感じがして、落ち着きませんでした。いつもは受付に置いてあるその県のパンフレットを頂いて帰るのですが、それもせずに引き返してきました。下のスタンプの写真で日付が30.10.26となっていますが、実際に見学した日はH.30.10.27でした。
<来庁記念スタンプ>

青森県の人口はH.30.4.1現在で1266898人(推定人口)。

青森県は全国有数の農業産出県で、リンゴ、長芋、ニンニクは全国一の生産量。

漁業においても全国有数の水揚げ高である八戸港があり、サバ、イカは国内一の水揚げ高。

だそうです。

(県庁所在地 青森県青森市長島一丁目1番1号)

(県庁見学日 H.30年10月27日)

下は改装工事前の青森県庁の写真です(ネットよりお借りしました)。







 


晩秋の京都 ~京都府庁(15)~

2017年12月22日 | 県庁めぐり

京都滞在最後の日に京都府庁を訪れました。京都府庁は京都御所の西側にあり御所の南側を走る丸太町通りを二つ入ったところに正門がありました。
<京都府庁旧本館>

現在はほとんどの業務は隣にある新しいビルで行われているそうですが、やはり京都府庁といえばこの建物でしょう。入口でこんなパンフレットを頂き中に入りました。正庁、旧議場、知事室などが一般公開されている様です。


この旧本館は明治39年に竣工した2階建て煉瓦造りの建物で、様式はルネッサンス様式、正面の屋根を中心に左右対称になっています。昭和46年まで京都府庁の本館として使われており、現在も一部は会議室などに使われているそうです。また現存する県庁舎の中では日本最古のものだそうで、平成16年に国の重要文化財に指定されています。

中庭を中心に周りにいろいろな部屋が配されていて、正面玄関から中に入るとこんな感じになっています。


正面玄関と反対側に旧議場がありました。内部は吹き抜けで60の議員席が階段状の半円形に置かれ、2階が傍聴席の様でした。
<旧議場>

旧知事室は2階角部屋にあり窓からは比叡山が見えました。この部屋の暖炉の装飾などは、一部に大理石が使われていて非常に凝ったものです。
<旧知事室>

2階には旧本館のシンボルとなる部屋で、正庁と呼ばれる部屋もありました。ここではこれまで数多くの公式行事や式典などが行われてきたそうですが、人類初の有人宇宙飛行を成功させたガガーリンが昭和37年に来日した時、京都府庁を訪れ下の写真左側にあるバルコニーから府民の歓迎に応えたそうです。現在は一般の方々の結婚式などにも利用されている様です。
<旧正庁>

下は旧京都府庁の隣にある現在の京都府庁で、今はほとんどの業務がこちらで行われているとのことでした。
<現京都府庁>

京都府の人口は平成27年現在で261万353人。
平成27年に京都を訪れた観光客数は5684万人で、2年連続5500万人の大台を突破したのだそうです。

(京都府庁所在地  京都府京都市上京区下立売通新町西入藪ノ内町)

(京都府庁見学日 H.29年11月22日)











気まま旅行の北海道 ~北海道庁旧本庁舎(14)~

2016年07月23日 | 県庁めぐり

札幌では北海道庁旧本庁舎も見学しました。現在北海道庁本庁舎として実際に使われている庁舎は、旧本庁舎の裏にある下の写真の庁舎です。
<現在の北海道庁本庁舎>

が、北海道庁といえば何といっても「赤れんが庁舎」として親しまれている旧本庁舎でしょう。
そこで今回はこの北海道庁旧本庁舎を見学しました。この建物はJR札幌駅前のメイン通りから西へ一つ入った通りに面していて、札幌市の中心部にあり、写真の通りどっしりと落ち着いた重量感を感じる建物です。
<北海道庁旧本庁舎>
<JR札幌駅>

この旧本庁舎は明治21(1888)年から昭和43(1968)年2月まで、80年間にわたり北海道行政の中心を担った開拓時代のシンボルで、国の重要文化財に指定されています。建築様式はアメリカ風ネオバロック様式と呼ばれるものだそうです。

館内は北海道開拓関係資料を展示・保存する北海道立文書等として一般に公開されていますが、一部は隣接する現道庁の会議室として現在でも使用されているそうです。

内部はこんな感じです。1F正面には三連アーチの下をくぐり2Fに上がる中央階段があります。


2Fはこんな感じです。会議室やその他様々な部屋がありましたが、歴代の旧北海道長官や知事が執務をした知事室も記念室として開放されています。立派な造りで他の部屋とは雰囲気が違っていました。
<2F廊下>
<知事室>

又、2Fには「北方領土館」と呼ばれる部屋もありました。北方領土の歴史を解説するパネルや資料、啓発の展示を行っています。
<「あかれんが北方領土館」>
ここに北方領土返還要求署名簿があり、私も署名して来ました。署名簿を見ると、当然ながら全国津々浦々からここを訪問されているようでしたね(名簿名は撮影禁止)

<名簿>

記念スタンプは正面玄関を入ってすぐの所にありました。


2015年の国勢調査による北海道の人口は538万3579人で、前回の2010年の調査より2.2%減り、一方で札幌市は2.1%増の195万3784人と、一極集中が一段と進んでいるそうです。

北海道では農業、水産業が盛んで、全国の約12%に当たる1兆579億円の農業産出があるそうで
(2003年)、テングサ、ジャガイモ、小麦など生産量日本一の品目が多い様です。又生乳生産量は全国の40%を占めています。

水産業については、サケは全国生産量の7割、スケトウダラ、コンブは8割以上、ホッケは97%を占めています。現在の水揚げ量は根室市が道内で一番多く、釧路は1990年まで13年連続日本1位の水揚げ量でしたが、その後急減しているそうです。


(北海道庁旧本庁舎所在地  札幌市中央区北3西6)

(北海道庁旧本庁舎見学日  H.28年7月4日)

(現在の北海道庁本庁舎の写真はネットよりお借りました)

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