日々の暮らしに輝きを!

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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

薄暑

2019年06月22日 | つれづれ

5月の一時期、30度以上の夏日が続く日もあった福岡市ですが、6月に入り例年通りの気候に戻ったようです。

関東地方はもうだいぶ前から梅雨に入っている様ですね。梅雨入りは南から段々と北上していくと今まで思い込んでいましたが、そうでもない様です。

今朝のニュースで当地の梅雨入りは来週木曜日位と考えられると言っていました。観測史上一番遅い梅雨入りだそうですね。

今日は曇り空ですが少し風があり、こうしてPCに向かっていると、レースのカーテンを風が揺らし、気持ちの良い空気が部屋に流れ込んできます。

薄暑という言葉がありますが、丁度梅雨前の今頃のことを言うのかな~と思い調べてみました。それによると、いつからいつとはっきりした時期はないようですが、いかにも夏らしくなったなと感じる頃のことだそうで、5月初旬の立夏を過ぎて下旬まで、陽の光はまだぎらぎらという程ではないが、歩いているとうっすらと汗ばんできて、吹く風を心地よく感じる頃を言うそうです。

その頃は一年中で一番気持ちの良い季節で、木々は新緑に燃え、風は香しく何となく身も心も弾むような気持になる時期のことなんですね。

今年の当地は梅雨入りが遅く爽やかな日々が続いているので、6月下旬ではありますが、まだ薄暑といってもいいのかもしれません。


         個展いで 薄暑愉しき 街ゆくも
                             水原 秋桜子


                  


       


田辺聖子さん

2019年06月17日 | 読書

先日、作家田辺聖子さんがお亡くなりになりました。享年91歳でいらしたそうです。

田辺さんと言えば大阪弁を駆使した軽妙な文体の小説やエッセー、さらに評伝や古典を現代によみがえらせた作品を次々に発表されていましたね。

私も田辺作品のファンで小説やエッセーをよく読み、それらは本棚に沢山並んでいて、今でも時々手に取って読んでいます。

彼女の作品に、魅力的なシニア女性、歌子さんの76才~80才までの日常を4冊の本にまとめた痛快な小説「姥シリーズ」というのがありますが、常々私は田辺さんに80代後半になった歌子さんをぜひ書いて頂きたいな~と思っていましたが、もうそれが叶わなくなったのをとても残念に思います。

まだ小倉に住んでいた20年位前ですが、一度田辺さんの講演を聞いたことがあります。その時、たまたま前列から4、5番目に座っていたので様子がよく分ったのですが、田辺さんはオシャレな細い杖をついて登壇されました。

非常に小柄な方で高く澄んだきれいなお声で話をされましたが、言葉は関西弁の片鱗も感じさせない完璧な標準語で、少し意外な気がしたのを憶えています。

講演の題目は「久女と私」でしたが、お話しぶりは自信に満ちていて多方面に渡り、自由闊達なお人柄にお見受けしました。20年位前のことなので、おそらくその時の田辺さんは、今の私と同じ70代前半であられたと思います。田辺さんの訃報に接した時、この講演会での彼女のたたずまいが思い浮びました。

私達を楽しませて下さりありがとうございました。どうぞ安らかにお眠り下さい。









アカンサス

2019年06月09日 | つれづれ

先日、街をウオーキングしている時、ハンバーグチェーン店の前庭に写真の様なアカンサスが植わっていたので、驚きました。皆様はアカンサスという植物を見られたことがおありですか?私は今までにこれを日本では見たことがありませんでした。
     

4年前の初夏に、ギリシャ旅行をした時に、パルテノン宮殿が建つ丘の入り口付近にこの植物が植わっていて、現地の日本人ガイドさんが、これがアカンサスだと教えてくれました。その時は花は咲いていませんでしたけれど...。

そして古代ギリシャ建築に多く見られるコリント様式の巨大な列柱の柱頭部分の装飾は、このアカンサスの葉をデザインしたものと説明されました。

ガイドさんによると自分はお客様を案内して色々な所に行くけれど、ここ以外でアカンサスを見たことはないと言われたので、一般的ではない植物で、まして日本ではなおのこと見られないと思い込んでいました。

なので、ウオーキング中にこのアカンサスを見つけた時は、ホントに驚きました。その時に撮った上のアカンサスの写真3枚を友人達にラインで送ったところ、旧唐津銀行の庭に植わっていると教えられ、さらに驚きました。そして何人かの友達が実際にそこに行って撮った下の様な写真を送ってくれました。
  

アカンサスの傍に説明板があり、その写真も送ってくれましたが、それによるとアカンサスは古代ギリシャ建築等に重用され、辰野金吾博士監修の旧唐津銀行の柱頭飾りにアカンサスが使われている縁で、ここにアカンサスを植えているという意味のことが書かれています。

やはり、この植物は古代ギリシャ建築の柱頭を飾る植物ということで、よく知られている様です。それにしても古代ギリシャ人によって創造された建築物の柱頭にデザインされた植物が、遥かな時間を越え現代まで生き続けているのを知ると、アカンサスの生命力の凄さを思うとともにロマンを感じますね。
   

アカンサスは大人の背丈位の高さがあり葉は大きく、花も軸が太く触ると固くガサガサした感じがし、圧倒的な存在感がありました。このお花を実際に見た友達は、個性の強いお花で一度見ると忘れられないと書いてこられました。私も同感です。

(2枚の建物の写真はネットよりお借りしました)






プロ野球観戦 ~セパ交流戦~

2019年06月06日 | お出かけ

プロ野球セパ交流戦、中日ドラゴンズvsソフトバンクホークス戦を観戦した。

今日のドームはルーフオープンの日で、


試合開始時頃は明るい自然光がグランドに差し込み、

風も少し感じられ、気持ちのよい中での試合開始だった。

最近のソフトバンクは調子を崩し、いつの間にか同率2位に。

が、セパ交流戦に入り2連勝。

毎年交流戦が得意なソフトバンクなので、

今日も勝ってほしいと祈る様な気持ちだった。

初回グラシアルの2ランで先制。

同点で迎えた8回裏には、またまたグラシアルが2点適時打を放ち、

勝ち越しに成功した。

そのまま、結局4:6でゲームセット。

投では
先発・大竹が今一つの出来だったけれど、8回4失点で今季3勝目。

今日は首位の楽天が破れ、

ソフトバンクは再び首位に返り咲いた。

主力に故障者が多く、苦しい中での試合が続いているけれど、

我慢して頑張ってほしい。