今年の梅雨ももう末期に近いのではと感じています。
そこで、お座敷を夏仕様にしなくっちゃと思い
早速作業に取り掛かりました。
お座敷はいつも人がいる部屋ではないので、
日常の掃除は簡単にサッと済ませています。
今回もサッと掃除した後、
違い棚や床の間の飾りの下に敷いていたクロスを
夏物の麻のクロスに入れ替えました。
これをしただけでもパッと夏らしくなりますね。
床の間にはお正月に掛けた松竹梅の掛け軸が
まだそのまま掛かっていて、
なんと半年もそのままになっていたんですね~。
今頃になって気が付くなんてどうかしていますよね(^-^)
これを夏仕様のものに替えたいと思うのですが、
掛け軸に疎い私はどんな軸を選んだらよいのか判らず、
季節感が無いものだったらいいのではと思い、
亡き父が持っていた三幅対の掛け軸の
普通、中央に持ってくる人物画を選び掛けてみました。
こんな感じです。
この掛け軸を見ていると、
30年近く前に亡くなり、もう遠い過去のものと思っていた
色々な出来事や気持ちが思い浮かび、
しばし父との思い出にひたりました。
夏仕様に替える仕上げとして最後に、
昨年の夏の終わりに仕舞ったパナマのお座布団を
軽く日に当てて、
いつお客様が来られてもすぐ出せるように
押し入れに入れておきました。
お座敷で応対する様なお客様はめったにないのですがね(笑)
夏帽子 大きく振れば 対岸も 林 昭太郎