侍ジャパンが14年ぶりに3度目の世界一になりました。
数年前まで熱狂的なプロ野球ファンを自認していましたが、
コロナ禍や夫の脚の不調で球場から足が遠のくにつれて
プロ野球への興味が自然に薄れていった私ですが、
今回のWBCは、4年に1回ということもあり
大谷選手やダルビッシュ選手などのスター選手が
出場していることもあって、
最初から毎回の試合結果がとても気になっていました。
そして昨日の準決勝のメキシコ戦は出先で
それも途切れ途切れの状態でTVを見ることになり、
戻るとすぐ周りにそれまでの経過を聞いたりを
繰り返しながら見ました。
そして4回に3点を先制された時、
負けだな~という気持ちが胸をよぎりましたが
最後に6:5で逆転サヨナラ勝ちという結果になり
涙が出る程嬉しかったですね。
栗山監督の選手起用の粘り強さにも感銘を受けました。
良い選手が沢山いるのに、
打てていない村上選手を替えないで使い続けた
根気というか信念というか強さというか
そんな監督の意志に心を動かされました。
また最後の代走にソフトバンクの周東が出て来て、
ホームベースに走り込んで来た時も
嬉しかったですね。
アメリカとの決勝戦より私はこの出先の
落ち着かない中でTV観戦したメキシコ戦の方が心に残り、
家に帰ってからニュース番組やユーチューブで
何度も何度も繰り返し見直しました。
本当に心に残る良い試合でした。
娘がこんな本をプレゼントしてくれました。
ここ数年に2、3回本棚の整理をして
本が以前の三分の一位に減っていますが、
残っている三分の一の本の中に
この本の著者の茨木のり子さんの詩集があるので、
私がこの著者に興味があると思って
娘はこの本をプレゼントしてくれたのでしょう。
ずっと前に友達が貸してくれた茨木のり子さんの詩集は
当時の私の心にストンと落ちて
それ以後よく彼女の詩を読みました。
今本棚に残る彼女の詩集はその頃のものですが、
何故か処分出来ずに今でもそのままにしています。
茨木のり子さんの詩のイメージからは、
大胆でキッパリした気持ちの方を思い浮かべますが、
娘がくれたこの本の末尾に載っている2編のエッセイからは
とても柔らかなお人柄が垣間見えます。
またこの本には彼女の詩とともに、
長年暮らした住まいや
彼女が大切にしていた物の写真が収録されているのも、
私にとって嬉しいことです。
その一つに卓上型のシンガーミシンが載っていて、
家計をやりくりしながら好きな布地を買って来て
日用品や夫の服を縫う主婦でしたとの記述があり、
人にはその作品からはイメージ出来ない
色々な面があるのだな~と改めて感じ、
また本棚の彼女の詩集を読み返してみたいという
思いになりました。
あたたかや皮ぬぎ捨てし猫柳 杉田久女