先週末(25日)、友達とカキツバタを見に京都へ行って来ました。
1時間ほど離れた所に住んでいる私達、普段は電話での交流が多く会う機会は少ないけれど
年に2回は二人で何処かに行くのが最近は恒例になっています。
何時も彼女が行き先を探してくれます
「上賀茂神社の近くにある大田神社の境内に咲いているカキツバタが綺麗みたいなので
少し遠くなるけどどう?」とメールが入りました
私は「何処でもいいです。貴女の行くとこなら何処でも付いて行きます(笑)」で決定
当日は二人が共通する駅で待ち合わせ地下鉄やバスに乗り換えて上賀茂神社前で下車です。
上賀茂神社に着いた辺りで二人ともお腹が空いていたので、まずは食事場所捜しです。
“京料理・さくらい”と言う名のお店、とっても雰囲気良さそうなので「ここにしょうよ」と入ったら
予約客いっぱいでダメとの事。 ショック
別のお寿司屋さんも同じ返事です。
仕方ないので取り合えず大田神社方面へ向って歩いて行くことにしました
上賀茂神社を通り過ぎて歩いていると明神川沿いに土塀に囲われた
賀茂の社家(神職の人々の屋敷)が並ぶ社家町がありました。
現在ここは京都指定文化財(名勝) “上賀茂伝統的建造物保存地” になっているとのことです
明神川沿いの社家町の角地、三叉路の所に大きなクスノキがありました。
説明板によれば藤木社(ふじのきのやしろ)のクスノキは樹齢500年と書かれていました。
藤木社のクスノキと社家町の家並みとの調和が良く趣があり、京都らしくてその眺めは風情がありました
この辺りを散策している時は空腹のことを忘れていたのですが二人とも、お腹ペコペコ
そこで一軒の小さな中華屋さんを見つけたので、そのお店に入りました。
店主と思われるご主人と奥さんらしき人がいらして注文したのを持ってきてくれました
まさか京都に来て中華料理を食べるとは思っていなかったですが、とっても美味しかったです。
味が良かった上に 葵祭り の話を中心に上賀茂神社にまつわる話や 大田神社のカキツバタ の話などを
詳しく話して下さり興味深く話を聞くことができました
中華屋さんを出て少し歩いたところで大田神社に辿りつきました。
大田神社の参道東側の池を「大田の沢」と呼ぶ池に群生する野生の杜若(カキツバタ)は
国の天然記念物 となっているとの事です
大田神社に着き早速目当てのカキツバタを見に行きました。
カキツバタの見頃は5月中旬までとの事だったのに、その時期に間に合わず遅すぎたみたい。
カキツバタは、ち~らほ~らと数える程しか咲いていませんでした。
満開のカキツバタを見れなかったのは残念 無念
それでも野生のカキツバタ見ることが出来て良かったかな
少しのカキツバタを友達もデジカメに撮っていました。
デジカメをズームにして近づけるけど少なすぎるね。 精一杯ズームにして一輪のカキツバタを撮りました
モミジが青々して綺麗でした 仲良く二人で記念写真
上賀茂神社の方へ戻っていくと上賀茂神社の境内を流れる小川がありました。
なら(楢)の小川 と称されているとの事。(上賀茂の御手洗(みたらし)川の異称)
百人一首にも詠まれています。
風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける
行きは私鉄(四条鴨川)→地下鉄→バスで上賀茂神社前へは遠回りしたけれど
帰りはバス一本で四条鴨川まで帰れることが分り四条でもゆっくり出来ました。
四条でゆっくり散策した後は二人でお茶です
友達はパフェを。 私はチーズケーキとコーヒーのお決まりコースです。
カフェ nanchi という初めて入ったお店
「靴を脱いで我が家と思ってくつろいで下さい」と入り口に書いてありました
この日、昼食に入った中華屋さん同様、お茶しに入った お店も
店員さんの対応が良くて二人ともとてもいい気分でした
結婚当初から気が合って40数年の長~いお付き合いが出来ているお友達、
普段電話もよく掛け合うけれど直に会って話すともっと楽しいね
「カキツバタは生憎だったけれど、二人で会うのが目的だから良かったね」と、二人とも大満足
又の会う機会を楽しみに帰路へ 友情に感謝した日でした