自治会長になると、自治会の役員会の開催、校区自治会長会議への出席、校区社会福祉活動の統括、校区の学校(小学校・中学校)への地域支援の会合、
防犯活動に関する会議、その他、様々な会合や会議への出席が求められます。
私の場合、まだ、自営業者なので、時間の融通が付くというものの、一般のサラリーマンの方だと、かなり困難だろうと思われます。
そのため、学習時間が十分に取れないという意味では、放送大学生(全科履修生)としてやっていくには、障壁となりますが、
自治会長になれば、市役所の地域活動課や、その他の行政機関及び公的な機関との接点が生まれるので、
地方自治制度を学ぼうとする意欲がわき起こったり、民主主義とは何かという問題意識を改めて問う機会が得られるとか、
様々な社会の諸相を垣間見ることができますから、学生からの視点(研究対象として客観化する視点)が生きてくるメリットは
あります。
たとえば、本来の学生時代(昭和30年半ばから昭和40年代)に学んだり考えたりした、たとえば「民主主義」を再考する
機会が得られます。
昔読んだ、ルソーやホッブスなどを再読してみる機会にもなりましょう。
とくに、直接民主主義を理想と考えたルソーの考えに親しんだひとには、現行自治会の構造的問題に違和感を覚えることでしょう。