「いつでも退院していいですよ」

と、回診の際に話したら
「明日帰っていいですか？」と、夜の時間帯に言われたとのこと。

いえ、それはありません。
先日は、そうやって本当に夜に退院してしまった方がいらっしゃいました。

「え？」
夜の退院はありえません。
一般的には、午前中に退院します。
そして、新しい患者さんが入ってくるのです。

結構、こちらの常識は、向こうには通用しないことがたくさんあります。
ことさら、医療従事者の常識は、通じません。
ちゃんと説明しても、誤解して理解していることもたびたびあります。

きちんと理解できる説明をするのも、プロの仕事ですよね。
日野原重明医師が言っています。

病気を発見したり治療することはサイエンスで
告知はアートである・・・・・
という内容のものでした。

きっと、その患者さんにわかりやすく説明することは
アートなんでしょうね。
創造性に乏しいと、看護も発展しません。
どんな仕事もそういう側面があるのでしょう。

何をどう勉強すれば、アートの心は培われるのでしょう。
もはや机上の学習ではなく、
人生そのものを体験することかもしれません。

悲しみも喜びも、怒りも、大きな自然を感じる感性も。

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　ありがとうございます。
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