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スタッフの悩み

2008年01月17日 | 雑記
「婦長さん、あとでお話があるんです・・・・・・・・・」

 何? 悪い知らせ? 

私に、話がある場合は、あまりいい話ではないように思います。

事実、そうでした。
当直が大変で、家事との両立、子育てとの両立の難しさに悩んでいました。

誰もが同じ悩みを抱えます。
でも、個人個人、仕事に対する心構えとか、家の事情とか、様々です。
当直入りは、皆さん大変です。
  子供の夕飯どうしようか。
  翌朝の朝食は?
  何か子供の忘れ物とかないかしら・・・・・・・・。

心配の種は尽きません。
家族あっての自分ですし、家族あっての仕事。

「この前、気持ちが悪くて悪くて、休んだ時に、背中をさすってもらったんです。
さすってもらいながら、私は患者さんにこんな風にしていないって。
気持ちが悪くて、吐いていても、下痢していても、何回でました?
患者さんに聞く事は、事務的なことだけだったと、気づきました。
私は一体何を看護してきたんだろう。なんて余裕がなかったんだろう。
患者さんはこんなにも辛いのに。そんなことも、自分がなって初めて
わかるなんて・・・・・・・・・・・・・。
そう考えたら、なんだかやりきれなくて。」

というような内容でした。

私は心打たれました。
こんな風に思っているスタッフの「看護の心」にです。
私も先日のあの怒涛のような当直の中で、赤ちゃんを寝かしつけるように
背中をトントン叩きながらベッドサイドに立っていた時間がありました。

だって、大声で騒ぎまくっていて、みんなが起きてしまいそうだったから。

そうして、80歳代の男性も、うとうとしてきました。
そんな時間に、この方の人生を思いながら、背中をさすっていました。

こんな時間に、自分を振り返っているものです。
切ない時間・・・・・・・・・・・・・。

彼女は、背中をさすってもらいながら、看護の心を取り戻したんだと
思いました。

きっといいナースだから、休み休み仕事をして、家族も自分も大事に
できるような、そんな配慮が必要だと思いました。

ただただ、排泄の世話に追われない、患者さんの気持ちに寄り添うことで
自分をも癒すことができているのだと思います。
そんな時間がもっとあれば、多くのナースだって辞めないでしょう。

私も今日は胸がつまりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今朝はが積もっていました。
うっすらですが、植木とか、車の上が白くなっていました。

寒い・・・・・・・・・・・・・・・・・足が冷えますね。
あったかい、ジュニパーとジンジャーの入浴をしましょう。
ジュニパーは、粒をたくさんもっています。

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温泉、行きたい。

  緩和ケア:明日は病院訪問です