人生模様

入院患者さんの家族背景を把握することは、私達の大事な仕事です。
けっこうしつこく聞いてしまいます。

でないと、退院の説明とか、病状の説明を誰にするか、
本人だけでいいのか、兄弟なのか、子供たちなのか、配偶者か、
よ～く知っておかなければなりません。

もちろん、ご家族がいらっしゃらない方もけっこういます。

ご家族の都合で退院できない患者さんたちがたくさんいます。
みんな、何かしらできない部分をもって、退院となります。
排泄の問題も大きいです。

　　「昔、ご主人に暴言をはかれたり、たたかれたりしたから
　　面倒見るのが嫌だ。」

こういうことは多々あります。
奥様は、様々な理由をつけて、病院にもほとんど来ません。

　　「今から旅行とか、忙しいから、他の病院へ」

ご主人が比較的元気で社交的で、奥様の介護ができないという場合もあります。
自宅に退院したくても、できません。
ただ、他の病院が決まるまで待っているのです。

　　「息子達が、自分のまわりのことができないんじゃ帰ってくるなって」

息子さん家族に左右される場合も多いです。
お嫁さんの問題とか、お孫さんの受験とか・・・・・・・・・・・。

　　「家出して、女性と暮らしていたけど、急に倒れて・・・・・」

そんな奥様はどうしたらいいのでしょうか？
倒れたから、帰ってくるのか？
リハビリテーションしたら、戻ってくるのか？
そんな背景を知りつつ、毎日ケアしています。

家族というのは、本当に難しいですね。
社会を暗くさせる事件も、家族内の犯行が多くなっているというニュースも
あります。
恐ろしいことです。
自分の子供にとか、夫にとか、兄弟にとか・・・・・・・・・。

愉快な他人の方が、はるかに頼りになり、信頼できる場合が多いのかも。
でも、介護などは大変そうです。

手足が不自由で、トイレのたびにケアが必要になった場合、
誰か常に面倒みてくれるのか、考えます。
あまりに、恵まれない方々が多すぎて。

健康でいましょうね。皆さん、アロマで健康に。

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最近写真がありませんね・・・・・・・・・・・・・・・。
旅にでなくては。