Potential of aromatherapy

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振袖もっていますか?

2009年07月13日 | 雑記
成人式に振袖に袖を通した方も多いでしょうけれども、
私にはそんな時がありませんでした。
実習で忙しかったし、田舎は夏に成人式をするので必要なかったと
思います。

今日は、死に装束に振袖を着ていただきました。
まるで、少女のように美しく、笑顔になったと言われました。
帯も綺麗な銀色で、ところどころに刺繍が施されてありました。

浴衣はどうでしょうね?
と、話していましたら、「着物でもいいですか?」と、お母様。
2人で日本舞踊を習っていたそうです。
急いで着物をとりに行ってもらいました。

私達は、細い体に襦袢を着せ、振袖を着て、襟元も整え、
帯も締めました。

お人形のように綺麗で、ますますご主人は辛くなったかもしれません。

  「ああ、綺麗だ、本当に綺麗だ・・・・・・・」

何度も奥様の顔に自分の顔をくっつけて、泣いていました。
ご家族の皆さんも、あまりの悲しみにただただ泣くしかありません。
主治医の研修医の先生も、私達も涙をこらえることはできませんでした。

死に化粧をしながら、娘さんに「眉の形は?」と聞いたり、
「紅色は?」と、友達に聞いたりして、ちょっと思い出話をしながら
綺麗にケアしていく時間は、大切な時間です。

私の振袖は、どこかにあったかな・・・・・・・・・・・・
母に会いたくなりました。
患者さんは、私と同じ年でした。
できれば、年の順番であって欲しいものです。

マグダラのマリアがキリストの足に塗った、スパイクナードの精油を入れて
お体を拭きました。
別の病棟でも、「アロマを使うのですが・・・・」と、問い合わせもあります。


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