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真綿で首をしめられるように・・・・・・・

2016年10月14日 | 看護師の仕事など
耳下腺にできた、にきびのようなものが、気づいたら大きくなり、病院に行ったら
悪性腫瘍と診断され、切除術や放射線療法など4年近くも闘病生活をおくってきた方がいらっしゃいます。

腫瘍が、気管を圧迫し、呼吸が苦しくなっています。改善するには、気管切開しかありません。
でも、気管切開はしないと本人が話していて、ご主人も、その他のご家族も同意しています。

食事はもう口から摂取していませんので、胃ろうがすでに作られてありました。
がんを克服するために、治験を調べたり、がんに良いとされる食事など調べていて
実践していました。

しかしながら、がんはどんどん大きくなり、もう限界だと本人が話していました。
 「楽になりたいです」
 「もう 長いから・・」

と、長かった闘病生活に終止符をうちたいと願っているようです。
身体の中の酸素が不足してきて、二酸化炭素も蓄積しています。
在宅の主治医が
 「真綿で首をしめられるように、徐々に息苦しくなる」と
説明したそうで、ご家族も
 「先生は、そういってたな・・・」と。

腫瘍で窒息するので、やはりずっと眠っていたいというのが本人の希望です。
最期のお別れをしてきました。

 「では また・・・」そういって、かえって来ました。

ひょっとしたら、家でも、病院と同じような処置ができるかもしれません。
とりあえず、緩和ケア病棟に入院しますが、
いつでもかえってきて欲しいと伝えました。



いつもがんカフェでお世話になっているお寺、高応寺さんの庭先の石榴です。
ピンク色の宝石。