亡くなった患者さんのお宅に、お焼香に伺いました。
訪問は2回でしたが、長い間の闘病生活、治療生活を伺って、なんと辛かったことかと思いました。
顔の近くの腫瘍なので、口も開かなくなり、食事は2年ぐらいしていませんでした。
家族との時間は、食事の時間が多いかと思います。
朝食では今日の予定や天気のこと、夕飯はその日あった出来事など、会話があることでしょう。
そういう時間がなくなり、病気の進行にさいなまれながら過ごしてきました。
本人は話すことが難しかったので、ご主人とたくさん話しました。
いろんな病院を調べたことなど、ファイリングされていました。
最期は彼女の思い通りにしてあげたいと、ずっと話していました。
腫瘍が気管を圧迫してきて、「真綿で首をしめられるように苦しくなるんだよね」
「だから眠るしかないらしいよ」と。
それを本人が静かに聞いていました。
そして、緩和ケア病棟に入院し、眠るように亡くなったのでした。
ご主人が「彼女は、僕と一緒のお墓に入らないんだって、娘にメールしてたんだよ」
ということで、ご主人はお墓を買っていました。
奥様と話し合うことはしなかったようです。
それは、自分が聞いたことではなかったから、最後まで奥様に聞かなかったそうです。
ご主人の両親は当然ながら、何てこと!?と言ったそうですが
奥様の気持ちを考えて別のお墓にするそうです。
お墓の見取り図や、場所、代金等々など詳しく教えてくれました。
いろんな夫婦の歴史があったのですね。
ご主人はケーキを用意して、ハーブティーをいれてくれました。
「話を聞いてもらって、コンサルテーション料金も払いたいぐらいですよ」と。
エリザベス・キューブラー=ロスの『死ぬ瞬間』を医師の友人に勧められて
読み始めていました。
しばし、死について話し合ったのでした。
訪問は2回でしたが、長い間の闘病生活、治療生活を伺って、なんと辛かったことかと思いました。
顔の近くの腫瘍なので、口も開かなくなり、食事は2年ぐらいしていませんでした。
家族との時間は、食事の時間が多いかと思います。
朝食では今日の予定や天気のこと、夕飯はその日あった出来事など、会話があることでしょう。
そういう時間がなくなり、病気の進行にさいなまれながら過ごしてきました。
本人は話すことが難しかったので、ご主人とたくさん話しました。
いろんな病院を調べたことなど、ファイリングされていました。
最期は彼女の思い通りにしてあげたいと、ずっと話していました。
腫瘍が気管を圧迫してきて、「真綿で首をしめられるように苦しくなるんだよね」
「だから眠るしかないらしいよ」と。
それを本人が静かに聞いていました。
そして、緩和ケア病棟に入院し、眠るように亡くなったのでした。
ご主人が「彼女は、僕と一緒のお墓に入らないんだって、娘にメールしてたんだよ」
ということで、ご主人はお墓を買っていました。
奥様と話し合うことはしなかったようです。
それは、自分が聞いたことではなかったから、最後まで奥様に聞かなかったそうです。
ご主人の両親は当然ながら、何てこと!?と言ったそうですが
奥様の気持ちを考えて別のお墓にするそうです。
お墓の見取り図や、場所、代金等々など詳しく教えてくれました。
いろんな夫婦の歴史があったのですね。
ご主人はケーキを用意して、ハーブティーをいれてくれました。
「話を聞いてもらって、コンサルテーション料金も払いたいぐらいですよ」と。
エリザベス・キューブラー=ロスの『死ぬ瞬間』を医師の友人に勧められて
読み始めていました。
しばし、死について話し合ったのでした。
