工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

こちらは40回目

2018年10月22日 | 飛行機・飛行機の模型
 先日、飛行機のプラモデラーの合同展示会「大激作展」に行ってきました。この展示会、首都圏の複数のプラモデルサークルが合同で開催しているもので、今回40回目の節目を迎えました。
 サークルの会員の中には、模型雑誌で名前をお見受けする方もいます。毎年素晴らしい作品を多数見ることができるので、質・量ともに関東では有数の展示会といえるでしょう。
 今回は統一テーマとして、100周年を迎えた英国空軍をフィーチャーしており、それにちなんだ作品が並びました。近年、英国エアフィックス社が自国の機体を新規開発で模型化していることもあり、特に第二次大戦機が会場の多くのスペースを占めていたように感じます。私自身、イギリスの機体はとても個性的なデザインも相まって好きなものが多く、戦後の機体も含めて随分と製作しております。戦後の機体でもハンターやナット、ジェットプロボストといったいかにもジェット機然とした機体も好きですし、バンバイアやライトニングといったラディカルなデザインの機体、3Vボマーと呼ばれた大型爆撃機トリオなど、アメリカ、旧ソ連の飛行機とはまた違った特徴を持っています。
 現代の機体が少ないのは、やはり最近発売されたキットに大戦機が多いとか、そういう理由があるのかもしれません。その昔、同じくイギリス機をテーマにしたときも拝見していますが、そのときは発売されたばかりのハセガワのトーネードをよく見かけました。
 今回は統一テーマに各メンバーが真っ向勝負を挑んだという感もあって、遊び心にあふれた展示や、架空の塗装を施した機体、といった模型ならではの作例は少なかったように思いますが、ベテランモデラー諸氏の丁寧な工作と美しい塗装を見るにつけ、少しでもこの方々の境地に近づけたらなあと思うのでした。一部のサークルでは、最近若手モデラーも加入しているそうで、一時期は平均年齢が毎年1歳ずつ上がっていくような状況でしたが、若返りの兆しがあるというのは何とも嬉しいことです。



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