もともと飛行機だ、鉄道模型だと作っていた人間ですので、車の模型は少ないのですが、それでも「黄色いくるま」を作ったことはあります。拙い作例ではございますが、ご笑覧ください。
1 トヨタ・ヴィッツ(フジミ1/24)
初代ヴィッツは2000年2月号のモデルアート誌でニューキットレビューとして記事が載っています。私もその頃一台作りましたが、ある方のところにお嫁に行き、私の手元にはありません。赤ワイン1本が謝礼でした・・・。
その時のカラーリングが依頼主のリクエストで黄色だったということもあり、もう一度自分の手元に残したくて黄色いヴィッツを作りました。7~8年くらい前のことです。そういえば初代ヴィッツはエメラルドグリーンなど、ポップなボディカラーも見かけましたね。
車体色は明るめの黄色ということで、下地に白を吹き、ボディカラーはMr.カラーGXのキアライエローを使ったのではないかと思います(記憶が曖昧で失礼)。


それほどストレスを感じないキットでした。ヴィッツは丸みがあってコンパクトさとかわいらしさを感じる初代が一番好きなデザインでした。2000年代の初頭は、ヨーロッパの街角でヴィッツの左ハンドル版・ヤリスやニッサン・マイクラ(マーチ)をよく見かけたものです。最近はこのキットを見かけませんが、まだ一箱キープしていて、いずれピンクともオレンジともつかないメタリックの独特の車体色で作りたいと思います。
2 ロータス99Tホンダ(タミヤ1/20)
あまりにも有名な中嶋悟のF1デビューマシンです。タミヤからグランプリコレクションで発売され、一時絶版となった後、中嶋車のみに取り付けられたオンボードカメラ(信じられないと思いますが、車載カメラはこのシーズン中嶋車のみで、その後のシーズンもレースによってランダムに、数台が取り付けていた程度でした。現在では全車ついています)などのパーツが追加された限定版が発売されました。キットもそれを組んでいます。
1987年イギリスGPの決勝前、ホンダのエンジニアから「中嶋さん、今日はフルブーストで行こうよ」と説明を受ける姿を再現したものです。

マシンの傍らにホンダのエンジニアが膝をつき、説明しています。背中を見せているのはロータスのメカニックです。このころはまだ人形の塗装も今以上に下手でしたから出来の方もご勘弁、というところです。イギリスGPにした、というのはキットのデカールの車体の広告がタバコ広告禁止バージョンになっているからで、当時はイギリスなど一部の国がテレビ等でのタバコの広告の規制をしていました。レースの中継でスポンサーロゴとしてタバコ広告が映るのはけしからん、ということでこういう措置になりました。「CAMEL」の文字が入る代わりに「LOTUS」と入っています。なお、レースによってはラクダのマークもなく、ロータスのエンブレムとなっている場合もあります。果てして中嶋は4位。ホンダエンジンの1-2-3-4フィニッシュの一台となりました(一位から順にマンセル、ピケ、セナ、中嶋)。

さて、塗装ですが、このマシンはサーキットではさまざまな色に見えた、というのはジャーナリストの小倉茂徳氏の弁です。当時ホンダの広報をされていて、サーキットで間近にマシンを見ていたそうで、光の当たり方で明るい黄色から、それこそラクダの黄土色のような色にも見えた、ということでした。
私は下塗りにGM鉄道カラー19番ベージュAを吹き、その上からMr.カラー58番黄橙色などを元に調色したカラーを吹きました。タミヤカラーの「キャメルイエロー」に近い色になりました。

写真も拙いので申し訳ないのですが、ややオレンジがかった黄色がおわかりいただけるでしょうか。この写真よりもっとオレンジ、茶色系に振った色です。
こちらは実物の写真です。

くるまの話、少々長くなってしまいましたので、次回に続きます。
1 トヨタ・ヴィッツ(フジミ1/24)
初代ヴィッツは2000年2月号のモデルアート誌でニューキットレビューとして記事が載っています。私もその頃一台作りましたが、ある方のところにお嫁に行き、私の手元にはありません。赤ワイン1本が謝礼でした・・・。
その時のカラーリングが依頼主のリクエストで黄色だったということもあり、もう一度自分の手元に残したくて黄色いヴィッツを作りました。7~8年くらい前のことです。そういえば初代ヴィッツはエメラルドグリーンなど、ポップなボディカラーも見かけましたね。
車体色は明るめの黄色ということで、下地に白を吹き、ボディカラーはMr.カラーGXのキアライエローを使ったのではないかと思います(記憶が曖昧で失礼)。


それほどストレスを感じないキットでした。ヴィッツは丸みがあってコンパクトさとかわいらしさを感じる初代が一番好きなデザインでした。2000年代の初頭は、ヨーロッパの街角でヴィッツの左ハンドル版・ヤリスやニッサン・マイクラ(マーチ)をよく見かけたものです。最近はこのキットを見かけませんが、まだ一箱キープしていて、いずれピンクともオレンジともつかないメタリックの独特の車体色で作りたいと思います。
2 ロータス99Tホンダ(タミヤ1/20)
あまりにも有名な中嶋悟のF1デビューマシンです。タミヤからグランプリコレクションで発売され、一時絶版となった後、中嶋車のみに取り付けられたオンボードカメラ(信じられないと思いますが、車載カメラはこのシーズン中嶋車のみで、その後のシーズンもレースによってランダムに、数台が取り付けていた程度でした。現在では全車ついています)などのパーツが追加された限定版が発売されました。キットもそれを組んでいます。
1987年イギリスGPの決勝前、ホンダのエンジニアから「中嶋さん、今日はフルブーストで行こうよ」と説明を受ける姿を再現したものです。

マシンの傍らにホンダのエンジニアが膝をつき、説明しています。背中を見せているのはロータスのメカニックです。このころはまだ人形の塗装も今以上に下手でしたから出来の方もご勘弁、というところです。イギリスGPにした、というのはキットのデカールの車体の広告がタバコ広告禁止バージョンになっているからで、当時はイギリスなど一部の国がテレビ等でのタバコの広告の規制をしていました。レースの中継でスポンサーロゴとしてタバコ広告が映るのはけしからん、ということでこういう措置になりました。「CAMEL」の文字が入る代わりに「LOTUS」と入っています。なお、レースによってはラクダのマークもなく、ロータスのエンブレムとなっている場合もあります。果てして中嶋は4位。ホンダエンジンの1-2-3-4フィニッシュの一台となりました(一位から順にマンセル、ピケ、セナ、中嶋)。

さて、塗装ですが、このマシンはサーキットではさまざまな色に見えた、というのはジャーナリストの小倉茂徳氏の弁です。当時ホンダの広報をされていて、サーキットで間近にマシンを見ていたそうで、光の当たり方で明るい黄色から、それこそラクダの黄土色のような色にも見えた、ということでした。
私は下塗りにGM鉄道カラー19番ベージュAを吹き、その上からMr.カラー58番黄橙色などを元に調色したカラーを吹きました。タミヤカラーの「キャメルイエロー」に近い色になりました。

写真も拙いので申し訳ないのですが、ややオレンジがかった黄色がおわかりいただけるでしょうか。この写真よりもっとオレンジ、茶色系に振った色です。
こちらは実物の写真です。

くるまの話、少々長くなってしまいましたので、次回に続きます。