3月8日は「国際女性の日」として、それにちなんだ話題が各種メディアで報道がされていました。もともとは100年以上前のアメリカで婦人参政権を求めるデモがこの日にあったことがきっかけだそうですね。その後ロシア革命でもこの日に合わせて蜂起があったことから、当時のロシアの暦を取って2月革命などと呼ばれ、記念日として特に旧ソ連などの社会主義国を中心に祝日となったところもありました。などと書いていると「あらあら、今日は脱線してどうしたんですか?」と言われそうですが、ちゃんと乗り物の話も出てきますので最後までおつきあいくださいね。
この「女性の日」、特に社会主義の国では男性から女性に花を贈るといった習慣がありますが、まだ本格的な春の訪れが遠いソ連、東欧諸国では造花や花柄のカードなどを贈ることが多かったようです。
社会主義の国だけでなく、いわゆる「西側」の国でもこの日に花を贈る習慣があるのはイタリアです。この日は別名「ミモザの日」と言われるほど、男性が女性に黄色くて小さなミモザの花を贈るのが習慣となっています。
数年前、ちょうどこの時期にイタリアを旅行した時のこと、まさに3月8日にミラノの街中にある小さな食堂で私と連れ(女性)がお昼を食べた後、お会計を済ませようとするとお店のウエイター氏が私の連れにミモザの房をプレゼントしました。状況が飲み込めていない私の連れに、今日は男性から女性にミモザの花をプレゼントする日なんだよ、ということを説明したのをおぼえています。東洋からやってきた旅行者だけでなく、常連客らしい若い女性にもミモザの花がプレゼントされていましたので、女性客限定のお店からの粋な計らいだったようです。この日、私たちはヴェネツィアから日帰りでミラノを訪れていましたので、ミラノの街を歩いた後で列車に乗り、ヴェネツィアのホテルに帰り着くまでずっとミモザの花と一日を過ごしました。
日本のバレンタインデーやホワイトデーのような習慣となっているようですので、さまざまな企業等もこれに合わせたキャンペーンを行っています。鉄道事業者とて同じで、日本のJRに相当する旧国鉄のトレニタリア(Trenitalia)は、私たちが旅行したときには花の販売・宅配業者の割引きキャンペーンとタイアップを行っていたようで、クーポンコードの入った案内が列車内に置かれていました。
他にもトレニタリアでは女性の日に合わせた割引チケットのキャンペーンなどを行っているほか、今年は一部の高速列車の乗客のために、ミモザの花に見立てたレモンのキャンデイーをプレゼント、という企画もあったようなのですが、こちらは急遽取りやめとなった、というような記事をみかけました。私のイタリア語の理解力では詳細は分からないのですが、そもそもこの日にストライキなども予定されているようです。
いずれにしても、男性から女性に花を贈る習慣、などというのは日本では一般的ではなく、私はこういうのがあってもいいんじゃないかなと思っています。
それから、このミモザの花からインスピレーションを受けて、私は「緑南(りょくなん)交通」という架空の私鉄を模型で作っています。車輛たちは鉄道コレクションや一部完成品を塗り替えたものですが、黄色と緑のイメージを再現したくてこの塗装になりました。
トレニタリアE402型電気機関車(A.C.M.E製)をバックに、旅をしたミモザとキャンペーンの案内
緑南交通の車輛たち
この「女性の日」、特に社会主義の国では男性から女性に花を贈るといった習慣がありますが、まだ本格的な春の訪れが遠いソ連、東欧諸国では造花や花柄のカードなどを贈ることが多かったようです。
社会主義の国だけでなく、いわゆる「西側」の国でもこの日に花を贈る習慣があるのはイタリアです。この日は別名「ミモザの日」と言われるほど、男性が女性に黄色くて小さなミモザの花を贈るのが習慣となっています。
数年前、ちょうどこの時期にイタリアを旅行した時のこと、まさに3月8日にミラノの街中にある小さな食堂で私と連れ(女性)がお昼を食べた後、お会計を済ませようとするとお店のウエイター氏が私の連れにミモザの房をプレゼントしました。状況が飲み込めていない私の連れに、今日は男性から女性にミモザの花をプレゼントする日なんだよ、ということを説明したのをおぼえています。東洋からやってきた旅行者だけでなく、常連客らしい若い女性にもミモザの花がプレゼントされていましたので、女性客限定のお店からの粋な計らいだったようです。この日、私たちはヴェネツィアから日帰りでミラノを訪れていましたので、ミラノの街を歩いた後で列車に乗り、ヴェネツィアのホテルに帰り着くまでずっとミモザの花と一日を過ごしました。
日本のバレンタインデーやホワイトデーのような習慣となっているようですので、さまざまな企業等もこれに合わせたキャンペーンを行っています。鉄道事業者とて同じで、日本のJRに相当する旧国鉄のトレニタリア(Trenitalia)は、私たちが旅行したときには花の販売・宅配業者の割引きキャンペーンとタイアップを行っていたようで、クーポンコードの入った案内が列車内に置かれていました。
他にもトレニタリアでは女性の日に合わせた割引チケットのキャンペーンなどを行っているほか、今年は一部の高速列車の乗客のために、ミモザの花に見立てたレモンのキャンデイーをプレゼント、という企画もあったようなのですが、こちらは急遽取りやめとなった、というような記事をみかけました。私のイタリア語の理解力では詳細は分からないのですが、そもそもこの日にストライキなども予定されているようです。
いずれにしても、男性から女性に花を贈る習慣、などというのは日本では一般的ではなく、私はこういうのがあってもいいんじゃないかなと思っています。
それから、このミモザの花からインスピレーションを受けて、私は「緑南(りょくなん)交通」という架空の私鉄を模型で作っています。車輛たちは鉄道コレクションや一部完成品を塗り替えたものですが、黄色と緑のイメージを再現したくてこの塗装になりました。
トレニタリアE402型電気機関車(A.C.M.E製)をバックに、旅をしたミモザとキャンペーンの案内
緑南交通の車輛たち