⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

中国、人民元売り規制 為替予約抑制、資本流出防ぐ

2015年09月02日 | 中国関連
中国、人民元売り規制
為替予約抑制、資本流出防ぐ
2015/9/2 3:30 日経朝刊1面トップ

 【上海=土居倫之】中国人民銀行(中央銀行)は1日、将来に人民元を売ってドルなどの外貨を買う約束をする為替予約について、利用者の負担を大きくする新規制の導入を一部の銀行に通知した。元売りを誘う為替予約をしにくくし、元安で海外への資本流出が加速するのを防ぐのが狙いだ。8月に元の切り下げに踏み切ったばかりだが、さらなる元安は抑える姿勢を鮮明にする。




 人民銀の通知によると、10月15日から顧客が元売り・外貨買いの為替予約を結ぶ場合、銀行は残高の20%を「危険準備金」として人民銀に預ける義務が生じる。
 準備金は無利子で、銀行にとってはコスト増となる。輸入企業などの顧客に手数料などの形でコストを転嫁するため、元売りの為替予約を減らす効果がある。逆に元高要因となる元買いの為替予約は、今回の規制の対象外となる。
 人民銀が8月11日に元切り下げに踏み切り、市場では急速に元相場の先安観が広がっている。元の両替には貿易など実需の取引であると証明する書類が必要だが、為替予約の契約では免除される。このため一段の元安を見込んだ投機的な取引が発生しやすい。
 人民銀が一部の国有銀行などに新規制を通知したあと、1日の上海外国為替市場で元相場は上昇し、前日比0.19%元高・ドル安の1ドル=6.3645元で取引を終えた。人民銀が切り下げを発表した8月11日以来の高値水準だった。