⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

2022/09/13

2022年09月13日 | 未来予測研究会

【日本再興は可能か①】

米国の意志で1973年の変動相場制移行から円はずっと円高に誘導されてきた。日本で生産するより海外で作らせて日本に輸入した方が儲かるから、繊維を初めとして家電、自動車も海外にどんどん出ていった。

極めつけは、20111031日の1ドル=7532銭。過去最高値をつけた。


【日本再興は可能か②】

東日本大震災後で打ちひしがれている日本の円は円高だったのである。

それが201212月に発足した安倍政権は黒田総裁と異次元の金融緩和をやって円安誘導をした。円安になればCMEのドル建の日経先物は上がるから日経平均は上がった。


【日本再興は可能か③】

株価が上がると景気がよくなったようなった気がしてアベノミクスは成功したかに見えた。

しかし、金利はずっとゼロのまま。

これは国民の体力を奪った。銀行預金や退職金に金利はつかず、不労所得はなくなった。年金は少なく長生きをすればするほど預金を取り崩さざるを得ない社会にしてしまった。


【日本再興は可能か④】

実にその遺失不労所得の総額は約1300兆円だと言われている。

(マネーは誰かの得は誰かの損なわけで)

その1300兆円はどこに行ったのかというと大企業の内部留保、株に流れた。海外にも流れた。


【日本再興は可能か⑤】

更に問題だったのは、銀行が本業(金貸し)で儲けられないものだから、リスクマネーを供給できなくなった。

メガバンクは中小企業には金を貸さない。大企業は金は要らない。

結果的に、メガバンクは海外に活路を求めた。


【日本再興は可能か⑥】

日本企業に貸すより海外の方が金利が高いので海外企業に貸すようになった。日本企業は、成長できなくなった。

また、派遣労働法の改正で、派遣労働者が増えた。

郵政民営化、年金基金の巨大マネーの多くは、米国に流れた。次のターゲットは農協マネーだと言われている。


【日本再興は可能か⑦】

物言う株主が現れ、株式持ち合い、終身雇用という日本的経営は破壊された。これが日本が空洞化した大きな原因であると僕は見ている。

だからといって急に金利は上げられない。20223月末の国債残高は1100兆円。1%金利を上げるだけで11兆円の金利となる。


【日本再興は可能か⑧】

この国債残高を減らす方法は2つある。

一つは、日銀を政府の子会社として永久国債と位置付けて塩漬けにしてしまうことだ。

日銀の国債保有残高は20226月時点で517兆円。国債のほぼ半分を保有している。これで国債の半分が消える。


【日本再興は可能か⑨】

もう一つは、デジタル円を発行して、国民から円を回収して国債の返還をしてしまうことだ。

こうすれば、金利を上げることができる。2つ目の案は、時間がかかると思うので1つ目は一刻も早くやるべきだ。