スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

元気より天気?

2014-06-29 | ひとりごと

何気ない日本人の習性(?)をいまさら発見して驚いた。

日本人は挨拶代わりに天気の話をする、ということである。
それほど親しくない近所の人と会ったときは、「お元気ですか?」より「良いお天気ですね」「毎日雨ですね」など天気の話をする。かしこまった手紙の始まりも、季節や天候の言葉がからむ。メールでも、「こっちは毎日暑いよ」などとつい書いてしまう。

それがあたりまえだと思っていたのだが、あるとき日本在住のスペイン人が「日本人はいつも天気の話をする」と言っているのを聞き「あれ?」と思った。それって普通じゃないの?

そういえばスペインでは、挨拶の次は「元気?」「調子どう?」という意味の:
¿Cómo estás? ¿Qué tal?

南米では:
¿Cómo le va?

…が多かったような気がする。

すれ違いざまに素早くいうので、答えている暇がない。しかし相手はたぶん答えを期待していないのではないか。挨拶の一環と思われる。日本人の「良い天気ですね」と似たようなものかも。

外国では天気の話をしないのかなー。韓国に滞在したことのある人たちは「言う言う。普通に言う」とのこと。インドネシア人は「言わないよ」とのこと。国によって違いがありそうだ。

しかしスペインでは天気の話はしないのかと思いきや、最近使用しているスペイン製の初級ドリルで、こんなものを見つけた。

Estos días hace buen tiempo, ¿no? (このところ良い天気ですね~)

左の文章と右の文章で関係あるのを結びつける問題で、正解はこの文章だった。
→ Un vecino a otro vecino en el ascensor. (エレベーターの中で近所の人と)

なんだ、日本とおんなじジャン。やっぱり近所の人とは、「元気」より「天気」だよね?

だけど、今までスペイン語圏の友人たちに送った数々のメールに記された天気情報「日本は暑いです。35度です」などについては、「なんで KAORU はいつも日本の天気を教えてくれるんだろう」と不審に思われていたかもしれない。

コメント
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