携帯電話による楽曲検索というのは、何も目新しい技術ではない。MTVでは自社の課金ユーザー「M-CODE」会員向けに提供しているし、NTTレゾナントも「あて?!メロ」の名称でサービスを開始している。auが先んじているのは、このサービスからそのまま携帯の決済を利用してCDや着うた・着うたフルを購入できるという(有効そうな)「サービスの流れ」を作り出していることだろうか。
ふと気になった音楽をその場で認識して購入--携帯電話アプリサービス
とはいっても、このサービス、もう1つ利用シーンが見えない。そもそもこういうものを利用するのは、テレビ番組中やCM、街中などで「気になっていた曲」や「興味が引かれた曲」に出会った時に曲名を調べるということになるのだろうが、CMであれば長くて30秒、番組中や街中であれば雑音が入らない状態だとそれ以下の長さになるだろう。その短い時間の間に、曲に気付き、携帯アプリを立ち上げ(あるいは電話をかけ)10秒間曲を聴かせて認識させるというのは結構厳しい気が。
まぁ、「M-CODE」にしろ「あて?!メロ」にしろ他のサービスを含めた有料会員向けのサービスということで、これを主目的にしている人がメインではないだろうが、auの場合、このサービスだけで有料会員となる必要が。これは結構ハードルが高いのではないだろうか。
どうせやるのであれば、有料商品にて収入を得ることを前提に、楽曲検索は無料にするくらいのことをすればまた違うのだろうが、Gracenoteに対するライセンス使用料のためか、はたまた取れるものは全てお金をとれというauの方針のためか、実際に普及するには時間がかかりそうだ。
ふと気になった音楽をその場で認識して購入--携帯電話アプリサービス
とはいっても、このサービス、もう1つ利用シーンが見えない。そもそもこういうものを利用するのは、テレビ番組中やCM、街中などで「気になっていた曲」や「興味が引かれた曲」に出会った時に曲名を調べるということになるのだろうが、CMであれば長くて30秒、番組中や街中であれば雑音が入らない状態だとそれ以下の長さになるだろう。その短い時間の間に、曲に気付き、携帯アプリを立ち上げ(あるいは電話をかけ)10秒間曲を聴かせて認識させるというのは結構厳しい気が。
まぁ、「M-CODE」にしろ「あて?!メロ」にしろ他のサービスを含めた有料会員向けのサービスということで、これを主目的にしている人がメインではないだろうが、auの場合、このサービスだけで有料会員となる必要が。これは結構ハードルが高いのではないだろうか。
どうせやるのであれば、有料商品にて収入を得ることを前提に、楽曲検索は無料にするくらいのことをすればまた違うのだろうが、Gracenoteに対するライセンス使用料のためか、はたまた取れるものは全てお金をとれというauの方針のためか、実際に普及するには時間がかかりそうだ。