西院の河原
寺伝によれば、化野の地にお寺が建立されたのは、約1200年前
弘法大師が五智山如来寺を開創され、その後、法然上人の常念仏道場となり
現在、華西山東漸院念仏寺と称し浄土宗に属する
「あだしの」は「化野」と記す
「あだし」とははかない、むなしいとの意で、又「化」の字は「生」が化して「死」となり
この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土に往来する願いなどを意図している
この地は古来より葬送の地で、初めは風葬であったが、
後世土葬となり人々が石仏を奉り、永遠の別離を悲しんだ所である
境内に奉る多くの石仏・石塔は往古あだしの一帯に葬られた人々のお墓である
何百年という歳月を経て無縁仏と化し、あだしのの山野に散乱埋没していた
明治中期に地元の人々の協力を得て集め
極楽浄土で阿弥陀仏の説法を聴く人々になぞらえ配列安祀してある
賽の河原に模して「西院の河原」と名付けられた
出典:あだし野 念仏寺
階段参道の横、石仏に気付く
二尊仏
若い頃、化野念仏寺へは観光が目的だったような気がする
多数の無縁仏に陽が射し、意味なく写真を撮ったような気がする
その後、東山の鳥辺野(とりのべ)を知り、足を運んだ
東に位置する鳥辺野から西の彼方にある極楽の地「西方浄土」へ願いを込めた
往古、京都では、人が亡くなると遺体を野ざらしにして
あの世へ見送った風葬・鳥葬が主流だった
今は面影もない鴨川も
当時は三途の川「あの世とこの世の結界」であった
大内池(おおうついけ)
多聞塀
竹林と竹笹で作った塀がとても素敵
静寂な竹林、自分の (*´Д`)ハァハァ だけが聞こえ、竹林の小径を上がる
六面六体地蔵さまについて
六面六体地蔵さま
仏教の六道を表したものであり
「地獄・畜生・修羅・天道・人道・餓鬼」をそれぞれ表しています
その世界から救ってくれるのが、このお地蔵さん
水をかけてお参りすると一年の罪が洗い落とせるそうで
さっそく、「オン・カカカ・ピサンマエイ・ソウカ」
というタントラを唱えながら
ここで外国人親子に会い、挨拶と説明をした
令和5年千灯供養について
8月最終の土曜日・日曜日に行います。
(8月26日・27日)
境内8000余基の石塔、石仏に灯を供える千灯供養が行われます。
参拝者により点火された灯明は無縁仏供養で、京都の夏の風物詩となっています。
狸の置物が各所にあり、最後に山を背景に1枚撮った
キンミズヒキ
拝観後
暑さMAXの状態で、ヨタヨタお食事処を探した
=いっぷく処 つれづれ=
(化野念仏寺から二尊院へ行く途中)
お店の中は外国人さんばかりで、、
化野念仏寺で会話したご家族もいらして、会釈する
聞こえてくる会話は初言語圏もあり、暑い古都を楽しんでいる
切り盛りする地元のお母さんでしょうか、手際よく応対しています
席に着くなり、イチゴのかき氷を即注文!
生き返りましたね☆
食欲も減退気味だったが、お餅が目に入り
安倍川餅、しば漬けを添えて、うれしい☆
お餅も柔らかく、きなこも自家製なのか、香ばしくて美味しかった
他はそれぞれ注文
ヨモギそば
山菜そば
値段もリーズナブルでとても美味しくいただきました
ごちそうさまでした
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