松島湾の南西部に位置する塩釜港が一望
近くまで来たのですが駐車場入口が分からず、一周して
陸奥国一之宮 :鹽竈神社・志波彦神社に辿り着きました
(しおがまじんじゃ・しわひこじんじゃ)
鹽竈神社は、全国にある鹽竈(鹽竃・塩竈・塩竃・塩釜・塩釡)神社の総本社
陸奥国一之宮 * 鹽竈神社(しおがま)と延喜式内名神大社* 志波彦神社(しわひこ)
二社が同一境内に鎮座しています
こちらは志波彦神社の鳥居
前を通り過ぎ、、、左へ
鹽竈神社からお参りいたします
参道を歩いていて、阿吽の狛犬が、3~4組目と気が付き、、
時代の石工たちの表現や、想いやら、思惑を想像しながら
↓
ブログ概要:☆愛しきものたち、、、は狛犬 (付け加え)
まず最初の狛犬
二の鳥居後ろにいる年代不明
腰を上げて今にも飛びかかろうというポーズの出雲構え獅子型
吽の口あたり破損?
参道脇、年代不明
普通に蹲踞しているお座り型 出雲丹後狛犬
阿の口の周囲は欠けています↑
東神門前、東参道と志波彦神社からの広い参道の合流地点にいる狛犬
阿には宝珠(頭)が付き、吽は穴が開いています
獅子頭のような顔で、かなり体高が低く、前脚が太く全体的に逞しい
「あ~」
「うん!」
(石工・気仙沼 友輔 文久2年(1862)11月建立)
鹽竈神社
東北鎮護・海上守護の陸奥國一宮として重んじられ
奥州藤原氏や中世武家領主より厚い信仰を寄せられてきました
特に江戸時代にはいると伊達家の尊崇殊の外厚く
伊達政宗以降歴代の藩主は全て大神主として奉仕してまいりました
江戸時代の鹽竈神社には歴代の宮司家が存在せず、実質祭祀を行っていた禰宜家がおりました。
HP:神社について 歴史より抜粋
東神門
東神門を入ってすぐにいる狛犬
この狛犬は文久2年(1862)生まれの狛犬と同じ石工さんの作品です
阿には頭上に穴が開きやや首を曲げ、吽は真正面向きで歯をむき出しています
獅子頭のような顔で、前脚が太く全体的に逞しい
(石工・気仙沼 友輔 文久3年(1863)3月吉日建立)
多羅葉
この木は熊野本宮大社でも見た多羅葉の木です
「わたしの名刺」なるほど上手い表現
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左右宮拝殿
唐門をはいって正面の社殿
御祭神:別宮に主祭神・塩土老翁神
左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)・右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)を守る
左右宮は権力者に崇められた武神であった
唐門前の狛犬
「東北でいちばん有名な狛犬」だそうで
狛犬ファンならば一度は必ずご尊顔を拝したい狛犬の一つです
「ウルトラの母」のような顔立ちで、前脚と後ろ脚の間は刳り抜かれていません
鬣は太く大きな渦巻きが垂れ下がり
尾は鬣と同じ太さの棒状のものを伸ばしたり渦巻いたりさせています
昔は陸奥地域の慣習に則り、阿吽の位置が反対だったのでしょう
阿吽とも宝珠付き(角)
(延享4年(1747)8月吉日建立)
つづいて志波彦神社へ
↑↓の狛犬
(石工・志賀石材店 志賀曻 昭和47年(1972)4月吉日建立)
「うまくいく御守」が左側に、、
参考資料:狛研News:神社探訪・狛犬見聞録
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