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☆奈良明日香村 * 花の寺「岡寺」

2020-03-16 | ♥京都・奈良の旅

手水舍、本堂前の鉢などに浮かぶ天竺牡丹(ダリア)はなんともフォトジェニック☆

 

岡寺が創建されたのはおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立しました

日本で初めて僧正の位を得たとされる義淵僧正

奈良時代の高僧は皆、義淵僧正の教えを受けたとされているほど、優秀な僧でした

「飛鳥の岡にある寺」として、岡寺と親しみをこめて呼ばれていますが

古来正式な寺名は龍蓋寺といいます

 

山号は 東光山(とうこうさん)
院号は 真珠院(しんじゅいん)
寺名は 龍蓋寺(りゅうがいじ)

 

 

仁王門

 

訪れたのは2月中旬、「紅枝垂れ梅」

 

 

 

 

 

 

龍蓋寺という名前は

民衆を苦しめていた悪い龍を岡寺を開山した義淵僧正がその法力で池に封じ

大きな石で蓋をしたという伝説から来ています

のちに龍は改心し、よい龍になったとのことですが、この池は今でも境内に残されており

悪龍の災厄を取り除いたとして、岡寺は日本最初の厄除け霊場としても知られています

 

 

 

本堂には、厄除け祈願者の団体さんがいらしゃいましたので

先に境内を拝観

 

 

高台に上がる階段より仁王門(本堂側)

 

鐘楼堂

 

大師堂

 

三重宝塔

軒下を飾る青銅製の「琴」がつるされているのが見えますか?

 

 

ソース元:

2001年11月、三重塔の屋根の軒下を飾る青銅製の琴と、塔内の壁画が完成した

仏塔の軒下を琴(長さ約70㎝、幅10㎝)で飾る例は古い絵図にある

現存しておらず、国内では初めて再現したという

正倉院宝物復元品の和琴をモチーフにして、弦なども再現

三層屋根の軒下の計12ヵ所につり下げられた

 宝物の屏風絵「両部大経感得図」に描かれた五重塔の軒下に琴があることから

壁画の完成に合わせて再現した

 琴を制作した阪田宗彦大谷女子大教授は「中国の敦煌文書には建物の軒下に飾った琴が

風で鳴り響いたとの記述があり、岡寺の琴も鳴れば面白い」と話している

ホントに (^^♪

 

 

 

あいにくの曇り空ですが、眺望は素晴らしい☆

 

本堂が一望できます

本堂

 

そのまま奥の院までシャクナゲの山道を通って

 

開山 義淵僧正廟所 

宝塔(南北朝時代)

 

 

奥の院 石窟

 

 

 

 

 

↓  仏足石でしょうか

 

稲荷社

 

十三重石塔

 

龍蓋池


悪龍の「厄難」を取り除き飛鳥を守った伝説は、

現在まで脈々と続く岡寺のやくよけ信仰の始まりであるとも言われています

 

 

 

 

 

 

ご本尊 如意輪観音座像

 

 

 

龍が持つ願いを叶える珠「如意宝珠」になぞらえて

紙に書いた願い事をたまの中に納め、蓋をします

境内に吊り下げて奉納したり、持ち帰ってお守りにしても良いそうです

 

 

 

 

 

 

 

大輪の花が咲く「華の池」

~水面に浮かぶ天竺牡丹~

昨年は、GW限定で境内にある池に奉納された天竺牡丹(ダリア)を浮かべ

ご参拝の方をお迎えしました

今年は、新型コロナ感染拡大で外出もままなりません

確認した方がいいですね

岡寺公式サイト コチラ

 

これからの季節、約3,000株ものシャクナゲや樹齢500年のサツキ、牡丹・シャガ・ツツジなど

美しい花々が境内を彩ります、古刹と花の拝観は極楽浄土の世界です

 

 



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