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☆熊野古道 中辺路 * 美しい山里の道を歩く

2020-10-07 | ♥南紀 * 熊野三山参詣 (熊野古道)

バスは到着後、引き返すところ

 

 

熊野三山参詣は残り一つ、熊野本宮大社となった

紀伊勝浦から168号線で約1時間、JR紀伊田辺駅前の熊野本宮大社の駐車場に停めた

駅前広場から発心門王子行き龍神バスに乗り、数十分奥へと山々を見ながら到着

 

中辺路コースは、今回最も楽しみにしていた熊野古道をトレキングで、、

トレキング靴・ポール・雨具を着用し、山行スタイルで、、

発心門王子から熊野本宮大社までの約6.9kmを歩きます

 

出典:熊野本宮観光協会

 

その中でも以下の3つのルートが「熊野参詣道」として世界遺産に登録されています

中辺路(なかへち)田辺から山中にわけ入り熊野三山に向かう道(地図内の茶色の道)

大辺路(おおへち)田辺から海岸沿いに那智へ向かう道(地図内の水色の道)

小辺路(こへち)高野山から熊野本宮へ向かう道(地図内の黄緑の道)

 

 

そしてたくさんの王子は 

王子社とは、

熊野の神様の御子神(ミコガミ)が祀られているところであり

参詣者の休憩所でした

熊野古道沿いには、九十九王子(九十九は実際の数ではなく、数の多いことを表したもの)

と言われる程たくさんの王子社があり

参詣者は王子社を巡拝しなが ら長く険しい旅を続けました

 

 

出典:田辺探訪

 

 

それでは発心門王子バス停から、進行方向の逆に少し引き返して、、START

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発心門王子

熊野九十九王子の中でも格式の高い五体王子のひとつに数えられる由緒ある王子

鳥居(発心門)の前でお祓いをしてからくぐったと伝わる

 

 

 

発心門と言う語は山岳信仰における四門修行に由来する。

四門修行においては、山上の聖地に至る間に発心・修行・等覚・妙覚の4つの門を設け、

それらを通り抜けることによって悟りが開かれると説かれた。

このとき、発心とは発菩提心、すなわち仏道に入り、修行への志を固めることを意味する。

発心門とは聖域への入り口を意味しているのです。

 

 

 

 

 

 

(上記 ↑ は休憩なしなので、私は3時間半位を目安にしています)

 

 

のんびり熊野参詣道の山里風景を楽しみながら

そのままの季節草花を取り込んで

それでは、てくてく出発

 

 

 

 

フヨウ

 

 

リード付きニャンとオープン小屋

 

 

 

 

 

ヒガンバナ

 

 

 

 

 

ボタンヅル

 

 

コムラサキ

 

 

シロバナヒガンバナ

 

 

 

 

 

ハス畑

 

 

「こんにちは~」

 

 

集落は、今も昔も地域の人々の生活の道

バス停もあり、車で通行できます

そして昔の参詣者が歩いた古道もあり、楽しめます

 

 

 

 

 

 

 

近くに昭和48年廃校になった小学校の分校跡

そのあと観光施設として使用されていたが今は廃業(まだきれいでした)

前には屋根付き建物があり、テーブル・椅子が設置されていて

雨宿り休憩にはとても助かりました

 

 

 

水呑王子

享保8年、紀州藩主徳川宗直が緑泥片岩の碑を寄進

地元の人々の信仰を集める腰痛のお地蔵さん(地蔵菩薩立像と坐像)が鎮座

 

 

 

 

 

 

「蘇生の森」神域を踏みしめて歩く

 

 

 

 

 

ユノミネシダ

国の天然記念物(1928年)

和名田辺市本宮町湯峯で発見された

 

 

チャボホトトギス(矮鶏杜鵑草)

初見

 

 

ミヤマママコナ

 

ツルリンドウ

 

 

 

ユノミネシダの自生地

 

 

行き倒れた参詣者を供養する

道休禅門地蔵(どうきゅうぜんもんじぞう)

 

 

雨がやみ、山道のコケにスポットライト

 

 

 

 

 

山道を抜け、山里へ

 

 

 

 

ヘクソカズラ 

 

キキョウ

 

ミズヒキ

 

 

 

ツリガネソウ

 

 

 

ノアズキ マメ科

 

 

 

ひらけた山里から見える山々稜線は奈良県境で

高野山からの*参詣道もあるらしい (*小辺路)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紀伊上臈杜鵑草 (キイジョウロウホトトギス)

 

初見

 

 

21段の石階段を上がる

 

 

 伏拝(ふしおがみ)王子

中辺路も、熊野本宮大社まであと1時間ほどの場所

伏して拝んだことからこの名前になったと伝えられている

 

階段上がると伏拝という場所に伏拝王子があり、ここから本宮方面に展望が開きます

 

伏拝王子石祠

 

和泉式部供養塔

卒塔婆の上に法篋印塔の塔身と蓋を積み上げたもの

和泉式部は伏拝王子近くまで来て月の障りで参拝を諦めようと嘆く歌を詠むが、

夢枕に立った熊野権現が返歌して参拝が許されたという。

「老若男女、貴賊、浄不浄」を問わない、熊野の神を讃える伝説として語り継がれている。

紀州藩が寄進

 

熊野本宮の森(旧社地)を遠望できた場所

現在の熊野本宮大社は明治時代に場所が移転したので

ここから見えるのは旧社地の「大斎原(おおゆのはら )」です

といっても、、どこでしょう?

 

 

イヌトウバナ?

 

 

 

 

アップダウンを繰り返しながら、山越え、、、

 

 

見えるは三軒茶屋跡

 

 

熊野古道の小辺路との合流点、関所があったと伝えられています

 

 

 

 

中辺路と、高野山と熊野を結ぶ熊野古道小辺路の分岐点

かつては三軒の茶屋があって賑わった

 

 

道標

右 かうや(高野)山、左 きみい寺

 

 

 

あとは熊野古道に思いを馳せ、もくもくてくてく歩いた

 

 

 

 

 

民家が見えてきました

 

 

 

 

(振り返って)

フェンスの中側から下りて、、

 

 

近くの自動販売機で、冷水を一気飲み

 

 

 

 

 

祓殿王子

熊野本宮大社に入る前ここで心身を祓い清め、新たな想いで熊野本宮大社に詣でるため

現在もこの習慣は守られ、多くの人々が想いを新たに本宮大社に向かいます

 

 

 

祓殿王子のそばにあった石塚の跡

 

 

 

 

 

 

 

 

祓い清めて、クタクタ、テクテクと鳥居をくぐった

 

 

 

次は、熊野本宮大社と大斎原でGOAL

 

 

参考資料:和歌山県公式観光サイト・み熊野ねっと

 

 

 

 

 

 


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