十三重塔 室町時代
時の権勢を奮っていた曽我氏を滅ぼすために
飛鳥の東方に聳える多武峰(とうのみね)の裏山に登り
中大兄皇子と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が
大化の改新(645年)のための談合が行われた場所が談山神社
談合を行った多武峰はその後、談峯→談い山→談所ヶ森と呼ばれるようになり
「大化の改新談合の地」の伝承が残り、談山神社の社号もこのことに由来
藤原氏の権勢は、この中臣鎌足から始まり
大化の改新の功績によって、天智天皇(中大兄皇子)より、藤原姓を賜って、藤原氏が始まりました
ということで、藤原氏の祖ということで、死後、中臣鎌足を祭神として作られた神社が談山神社
もともとは鎌足を弔うために、その長男であり僧であった定慧和尚が建てたお寺です
十三重塔
正面右側から拝殿に上がります
ご本殿を参拝
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ご本殿 江戸時代(重文)
藤原鎌足公をお祀りする本殿は、もと聖霊院、大織冠社、多武峰社とも称し
三間社隅木入春日造のけんらん豪華な様式で知られています
社殿全体は極彩色 模様や、花鳥などの彫刻によって装飾されています
大宝元年(701)の創建 で、現存は嘉永3年(1850)に建て替えられたものです
日光東照宮造営の際のお手本となったことでも有名です
拝殿内
中大兄皇子・中臣鎌足が談合した様子や蘇我入鹿暗殺の様子の
絵巻物を展示しています
多武峯縁起絵巻
多武峯縁起絵巻江戸時代(住吉如慶・具慶合筆)
多武峰山中での談合(本殿裏山)
向かって右が中大兄皇子、左が鎌足公
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始めは撮影禁止?と思っていたのですが、「どうぞ」と、ありがとうございます
↑ は偶然撮影していました☆
畳の中央に黒い点が、私の好物のカメムシでした (◎'v`$)
(昆虫や生き物:カテゴリー有)
温かくなってどこからか出てきたの
境内(下)の石燈籠と外廊下の燈籠が
同時に点灯するかどうかわからないが、もし点灯したならば
荘厳な灯に彩られる談山神社を麓から見てみたい
拝殿を支えている柱、中央には白砂に描かれた砂紋
木造狛犬 鎌倉時代
(伝・運慶作) 玉眼彩色
談山神社は「猿楽」発祥の地と言われ、中世から数多くの演目が披露されてきた
今も毎年5月には境内の権殿で「談山能」が奉納される
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ケヤキの木彫りで約3mの大きな福禄寿大神像
摂社・東殿(別名:恋神社)
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談山神社公式HP コチラ
静かな山中に浮かびあがる、年月を重ねた朱色の社殿
森に囲まれた、とても風情のある神社で、ぜひもう一度行ってみたい場所です
※訪れた日は2月中旬
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