まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都市美術館「大エルミタージュ美術館展」見てきました。

2012年10月10日 | 京都市左京区

今日から開催、京都市美術館の「大エルミタージュ美術館展」へ行ってきました。訪ねたのは9:30頃、待たずに入ることができ、展示もゆっくり見ることができました。

ロシア、サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館は、女帝エカテリーナ2世が収集した美術コレクションを、自分専用の展示室「エルミタージュ(隠れ家という意味)」に収蔵したことに始まります。その後も、歴代皇帝によってロシアの威信をかけた収集が続けられ、現在は300万点を超える所蔵品を誇っています。P1250522_2 P1250518

その巨大で壮麗な建物はロマノフ王朝の本拠地であり、贅を尽くした歴代皇帝の宮殿でもあったそうです。(左下写真:展示入口のパネル)今回は、エルミタージュ美術館で特に充実している西欧絵画コレクションから16世紀から20世紀初頭にかけての400年にわたる西欧絵画89点が展示されています。時代とともに変化する絵画表現や技法がよくわかります。

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音声ガイド(500円)のナビゲーターは、女優のさんで、「怖い絵」などの著者の中野京子さんの解説もあります。89点のうち23点のガイドがあり、全部聞いてその作品を見て、他の作品も見ると最低1時間はかかります。

P1250547_2 展示の中で、一番最後に登場するのが、マティスの「赤い部屋(赤のハーモニー)」です。京都では30年ぶりの公開です。180センチ×220センチの大きな絵で、描かれた当初は青い絵だったそうですが、マティス本人が赤に塗り替えたのだそうです。

この作品、4歳のまじくんが初めて美術館へ行ったときにお土産に買った絵本の表紙にもなっています。【前ぶろぐ】また、この絵については、小学3年生の図工の時間に勉強したそうで、ぜひとも実物を見せてあげたいと思います。

この他にも、すばらしい作品がいっぱいです。エルミタージュ美術館の祖となったエカテリーナ2世の肖像画もあります。ドイツからロシアに嫁ぎ、頼りない夫を倒し(^^;)自らが皇帝となる強い女性です。この女性が存在したからこそ、これだけの美術品が揃った・・・って事で。他にも、モナリザが裸だったら?という絵画もあります。

京都市美術館 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/index.html

大エルミタージュ美術館展は10月10日(水)から12月6日(木)まで開催です。見学所要時間:60分~90分

【おまけ】京都市美術館の向かいには、先日バックヤード―ツアーに参加した近代美術館があります。【前ぶろぐ高橋由一の「鮭」もぜひ!

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近くの京都府立図書館周辺の木々も少しづつい色づいています。秋ですね~。

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