先日、下鴨神社の摂社「河合神社」へ出かけました。表参道を北上すると西側(左)、瀬見の小川にかかかる小さな橋の向こうに赤い鳥居が見えます。河合神社は、女性守護としての信仰を集めるお社で、ご祭神には神武天皇の母、玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしています。玉依姫命は玉の様に美しい事から美麗の神としての信仰も深い神社です。写真クリックで拡大。
鏡をかたどった祈願絵馬が女性に大人気です。(800円)手鏡の形をした絵馬に、自分が普段使用している化粧品で絵馬のお顔にメイクをして、裏に願い事を書きます。自分の綺麗な表情を描き、絵馬に願いを託すことにより、外見だけでなく内面も磨いて美しくなっていただくと言う絵馬だそうです。綺麗でかわいい絵馬がたくさん奉納されていました。美人揃い~。(^^)
河合神社は、「方丈記」を書いた鴨長明に関係の深いお社としても知られます。鴨長明は河合神社の禰宜の次男として幼少時代を過ごしました。神職の家に生まれたのに、仏門に帰依し出家・・・そして方丈記を記す。方丈記は「ゆく河の流れは絶えずして・・・」の書き出しで移り行くもののはかなさを語った後、当時の災厄についての記述が続き、後半には草庵での生活が語られています。ブログやエッセイと同じですね。(^^;)本殿前には長明が晩年過ごしたといわれる建物を再現した方丈の庵が展示されています。琵琶と琴の名手としても知られ、わずか四畳半ほどの庵の中には琴や琵琶が置かれています。
下鴨神社 http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
参拝自由 駐車場あり 7月には御手洗祭が行われます。【前ぶろぐ】
実は、この日は美人祈願で河合神社・・・がメインではなく(今更どうにかなるものでもない?)「下鴨茶寮」さんでのランチが目的でした。(^^)V 下鴨茶寮(しもがもさりょう)は、創業が安政3年、下鴨の地に150年以上続く京料理茶懐石のお店です。
季節のお弁当(5,250円)を頂きました。お刺身、ホワイトアスパラのお豆腐・・・
海老のすり身の汁物、ふきよせ・・・
ご飯に焼き物、煮物。・・・係の方が詳しく説明してくれます。(^^;)
デザートは抹茶プリンにフルーツ、チョコやキャラメルや羊羹・・・
少なく感じる方も多いかもしれないですが、ゆっくり味わっていただくので、お腹いっぱいになります。ここが、京懐石の不思議~。(^^;)下鴨茶寮はデパ地下にお総菜やお弁当のお店もがあり、お弁当は、私もまじくんもお気に入りです。【前ぶろぐ】本店で食事を頂いたのは初めてでしたが、出来立てが順に出てきますので、さらにおいしかったです。薄味でやさしい京都の味です。