昨日、泉涌寺(せんにゅうじ)へ行ってきました。そのあと、すぐそばの「今熊野観音寺」へ寄りました。泉涌寺の塔頭のひとつですが、西国観音霊場15番札所などになっているので、庶民的で親しみやすい感じがします。
「五色もみじ」があるそうなんですが・・・どれ?かわからないくらい、どのもみじも色とりどりできれいです。場所によっては、まだ紅葉していない所もあります。
上の方にみえる多宝塔は「医聖堂」です。医療に貢献された方々が祭祀されているそうです。すぐそばが市街地と思えないほどの静かな山道を歩きます。(遠くないです)
ここには特別授与品の枕カバーがあります。熊野詣が好きだった後白河法皇が、ここ今熊野観音寺へ願掛けすると枕元に立たれ病める頭に光明を差しかけ頭痛が治ったという話に由来します。昔は、枕持参で願掛けしていたそうなのですが、今は枕カバーになったそうです。
今熊野観音寺 http://www.kannon.jp/index.html
頭痛に効く枕カバー・・・欲しいななんて思いつつも・・・実は、前日、京都国立美術館の向かいの三十三間堂へ参拝した際に、頭痛封じのお守りを買ってきたんです。
こちらも同じく後白河法皇に由来するもので、ひどい頭痛持ちだった後白河法皇が医者にかかっても治らず、熊野詣でをして平癒祈願をしたところ「法皇の前世は熊野の蓮華坊という名のお坊さんで、その髑髏(どくろ)がある川の底にあり、その髑髏を貫いて柳が生えていて、その柳が風に揺れるたびに頭痛がするとのお告げがあったそうです。探すと実際に髑髏があり、その供養のために建てたのが蓮華王院(三十三間堂)なのです。千一体の千手観音様が120メートルの長ーいお堂に祀られています。