まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

フォーチュンガーデン京都で「ランチ&デザートバイキング」

2012年10月11日 | グルメ・お土産

昨日、京都市美術館の「大エルミタージュ美術館展」を見た後、irohaさんと待ち合わせして、京都市役所のそばの「フォーチュンガーデン 京都」でランチ&デザートバイキングを楽しみました。*市バス32系統で(京都会館美術館・平安神宮前)からバス停4つめ(京都市役所前)です。

フォーチュンガーデン京都の建物は、もともと島津製作所旧本社ビルで、近代日本を代表する建築家の武田五一氏監修による昭和2年(1927)の建造物です。外観は、建築当時の趣を積極的に再現し、京都の街並みに溶け込む装いです。館内のインテリアには昭和初期のノスタルジーを漂わせ、懐かしさと温もりが共存する居心地のよい空間を演出しています。・・・との、事です。(^^;)今年オープンした「レストラン&結婚式場」です。

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「ランチ&デザートバイキング」は、10月、11月の毎週水曜日に開催されています。90分、2,500円(3日前までの予約は2,300円)バイキングは1階のレストランでなく3階の部屋で行われます。

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ランチのランチプレートを1つ選んで、パティシェ手づくりのかわいいデザートが食べ放題、ソフトドリンクが飲み放題です。ジュースも濃くておいしかったです。飲み物がなくなると、おかわりは?と、どんどんすすめてくださるんで、つい飲みすぎちゃいます。(^^;)

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ランチプレートは、ハムとチーズのホットサンド豚肉とトマトのラグーソースから1皿選びます。どちらも少しこってりめでした・・・。

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デザートは、マカロン、手づくりチョコ、シフォンケーキ、シュークリーム、タルト、ショートケーキ、抹茶ムース、パンナコッタ、梨のムース、パンケーキ、クレープ・・・プチサイズでたくさん食べれます。さすがに全品制覇は無理でしたけど・・・。(-m-)デザートのほかに、スープが2品ありました。(ミネストローネ・コーンスープ)

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1階にあるレストランでは、ランチメニューが1,000円からです。自然を眺めながらの食事が人気のようです。今度はランチ食べてみよう。デザートバイキングは見事に女性客ばかりでしたが、レストランは男性客もたくさんいらっしゃいました。

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フォーチュン ガーデン 京都 http://www.fortunegarden.com/


京都市美術館「大エルミタージュ美術館展」見てきました。

2012年10月10日 | 京都市左京区

今日から開催、京都市美術館の「大エルミタージュ美術館展」へ行ってきました。訪ねたのは9:30頃、待たずに入ることができ、展示もゆっくり見ることができました。

ロシア、サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館は、女帝エカテリーナ2世が収集した美術コレクションを、自分専用の展示室「エルミタージュ(隠れ家という意味)」に収蔵したことに始まります。その後も、歴代皇帝によってロシアの威信をかけた収集が続けられ、現在は300万点を超える所蔵品を誇っています。P1250522_2 P1250518

その巨大で壮麗な建物はロマノフ王朝の本拠地であり、贅を尽くした歴代皇帝の宮殿でもあったそうです。(左下写真:展示入口のパネル)今回は、エルミタージュ美術館で特に充実している西欧絵画コレクションから16世紀から20世紀初頭にかけての400年にわたる西欧絵画89点が展示されています。時代とともに変化する絵画表現や技法がよくわかります。

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音声ガイド(500円)のナビゲーターは、女優のさんで、「怖い絵」などの著者の中野京子さんの解説もあります。89点のうち23点のガイドがあり、全部聞いてその作品を見て、他の作品も見ると最低1時間はかかります。

P1250547_2 展示の中で、一番最後に登場するのが、マティスの「赤い部屋(赤のハーモニー)」です。京都では30年ぶりの公開です。180センチ×220センチの大きな絵で、描かれた当初は青い絵だったそうですが、マティス本人が赤に塗り替えたのだそうです。

この作品、4歳のまじくんが初めて美術館へ行ったときにお土産に買った絵本の表紙にもなっています。【前ぶろぐ】また、この絵については、小学3年生の図工の時間に勉強したそうで、ぜひとも実物を見せてあげたいと思います。

この他にも、すばらしい作品がいっぱいです。エルミタージュ美術館の祖となったエカテリーナ2世の肖像画もあります。ドイツからロシアに嫁ぎ、頼りない夫を倒し(^^;)自らが皇帝となる強い女性です。この女性が存在したからこそ、これだけの美術品が揃った・・・って事で。他にも、モナリザが裸だったら?という絵画もあります。

京都市美術館 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/index.html

大エルミタージュ美術館展は10月10日(水)から12月6日(木)まで開催です。見学所要時間:60分~90分

【おまけ】京都市美術館の向かいには、先日バックヤード―ツアーに参加した近代美術館があります。【前ぶろぐ高橋由一の「鮭」もぜひ!

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近くの京都府立図書館周辺の木々も少しづつい色づいています。秋ですね~。

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高岡万葉線「ドラえもん電車」に乗りました!

2012年10月09日 | ふるさと富山

まじくんの秋休みを利用して富山に帰省していました。今回の帰省の第一目的は、高岡の万葉線のドラえもん電車に乗ることでした。ドラえもん電車は、作者、藤子・F・不二雄のふるさと高岡に、万葉線株式会社の10周年を記念して、今年の9月8日から来年(平成25年)8月31日まで走っています。【追記】平成27年8月末まで延長されました。

高岡市と新湊市(現在の射水市)を結ぶ路面電車・万葉線は、加越能鉄道によって半世紀余りにわたり運行が続けられてきましたが、廃止、バス代替案が出ていました。しかし、重要な生活路線であり、魅力あるまちづくりに活用すべき施設であると考え、富山県の支援と両市民の参加・協力を得て、10年前に第3セクターの「万葉線株式会社」が設立されたのです。

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ピカピカの青い車体は遠くからでも、目立ちます。日によって運行スケジュールが変わりますが、1時間に1本ほど走っているようです。(前日にスケジュールが決定)

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ドアはどこでもドア、車内もドラえもんの仲間やひみつ道具などが描かれています。天井のドラえもんは実物大だそうです。車掌さんはドラえもんではないですが(^^;)ドラえもんの鞄を下げています。

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車内でも1日フリー切符を買うことができます。(大人800円、小人400円、親子券1,000円)当日限り有効で、すべての万葉線を利用できます。いちばん長く乗車するのが約45分間で運賃は大人350円、最低運賃が大人150円です。この日は小人用のフリー切符を1枚買って、私は150円区間利用しました)券のデザインは大人も子供も同じです。今後違うデザインのチケットも発売されるようです。

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万葉線株式会社 http://www.manyosen.co.jp/ 

おまけ:末広町電停そばの文苑堂書店さんにはドラえもんのコーナーがあります。

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高岡駅前の高岡市立中央図書館にもドラえもんコーナー、藤子不二雄Aコーナーがあります。過去の漫画作品のほかにも、今まで刊行された書籍等があり、閲覧OK、ものによっては貸出OKです。

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左下写真:図書館のある建物から駅を見下ろすと、ドラえもんの散歩道があります。

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右上写真:高岡おとぎの森公園にもドラえもんの空き地があります。以前、詳しく書いています。【前ぶろぐ


2012-2013開幕戦「富山グラウジーズVS群馬」見てきました!

2012年10月08日 | ふるさと富山

まじくんの秋休みを利用して富山に帰省していました。京都市の小学校は2期制で、前期後期の間に数日の秋休みがあります。(夏休みも1ヶ月間あります)今年は土日祝を含め6日間でした。7日(日)、滑川市総合体育センターで開催された富山グラウジーズ開幕戦、VS群馬クレインサンダーズを見に行きました。

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試合開始までは、応援の練習、地元の学生との交流などがありました。会場は立見もぎっしりの人で、大盛り上がりでした。

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18:00試合開始、第1Q、第3Qは群馬がリードしたものの、第2Q、第4Qの富山の得点が効いて、めでたく開幕戦を勝利で飾りました~。

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ハーフタイムなどには、ダンスチーム「G.O.W」に、チームマスコットの「グラッキー」や地元滑川市のイメージアップキャラクター「キラリン」も加わって楽しいパフォーマンスが行われました。

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キラリンは市の特産品ホタルイカがモチーフです。女の子で、市章模様の浴衣を着用、新川古代神という伝統的な踊りが特技だそうです。写真には写っていませんが、たくさんの足をさばきながら楚々と歩く姿が可愛かったです。

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お土産にグラッ茶(150円)とキラリンの携帯マスコット(300円)を買いました。グラッ茶はすっきりと飲みやすい烏龍茶で、オフィシャルサポートドリンクです。売り上げの一部はグラッキーのエサ代になるそうです。(^^;)

*2日目も富山が勝利しました! 富山87ー74群馬

富山グラウジーズ http://grouses.jp/

群馬クレインサンダーズ http://www.g-crane-thunders.jp/

前回観戦したのは、昨年11月の京都VS富山戦です。【前ぶろぐ】にて。


まいまい京都「庭師と体感“浄土庭園”平等院」に参加。(3)

2012年10月03日 | 京都府宇治市

P1250257先日(9月29日)、まいまい京都んの「庭師と体感する浄土庭園、平等院のランドスケープ~鎮守社・宇治上神社から浮島十三重塔、修理中の鳳凰堂と対面~ に、まじくんと参加しました。まいまい京都とは、京都の店主、主婦、学生、占い師、職人さん・・・などバラエティに富んだガイドさんといっしょに、京都をまいまい(京都弁:うろうろ)する「京都のまち歩き」ツアーです。前のぶろぐで、出発から宇治上神社まで仏徳山から中の島公園までの様子をお伝えしました。

続いて、中の島公園から橋を渡って宇治平等院へ向かいました。平等院は現在、鳳凰堂の工事が進められています。せっかく参拝していただいても・・・という観点からか、拝観料は通常の半額になっています。(ミュージアムは通常通り見学できます)寺務所の前には藤袴の鉢植えが置いてありました。万葉集に秋の七草として詠まれ、源氏物語にも登場する藤袴は、環境の変化により絶滅の危機に瀕していますが、京都のあちこちで育成プロジェクトが進められてきました。源氏物語では、夕霧が玉蔓へ思いを託したのが藤袴です。

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平等院は、今から1000年ほど前、藤原頼道(道長の子)が、永承7年(1052)に別荘を仏寺に改めたのが始まりです。永承7 年は、末法思想が貴族や僧侶らの心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行しはじめた年です。その翌年の天喜元年 (1053)には、阿弥陀堂(鳳凰堂)が落慶しました。堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された丈六の阿弥陀如来坐像が安置され、華やかさ を極めたとされています。現在は足場が組まれ内部の様子が見えません。その代わりに普段見れない景色・・・これはこれで興味深いです。

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鳳凰堂は池の中島に建ち、極楽の宝池の浮島に浮かんでいる宮殿のように、美しい姿を水に写しています。鳳凰堂からは、先ほど訪ねた仏徳山、鎮守の宇治上神社、宇治神社、その手前を流れる宇治川が見え・・・まさに、この世に出現した極楽浄土を思わせます。ただし、現在は、庭園と宇治川の間に(拝観料を徴収する都合?)生垣が設置されており「極楽の眺め」とはいえません。残念。木が邪魔・・・。(^^;)

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極楽の眺めを木が邪魔している一方、木が極楽の眺めのお手伝いをしているケースもあります。↓鳳凰堂の背後に見えるマンション・・・このマンションの姿を隠すため、塔頭の「最勝院」境内に植えられた松や椎が、すくすく伸びてマンションの姿を隠しつつあります。頑張れ~!!!

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拝観受付から左手には鎌倉時代前期創建の「観音堂」があり、その先に「扇の芝」があります。前のぶろぐで、打倒平氏の令旨を掲げ、宇治での決戦に及んだ源頼政の家臣、初代通圓さんの事をお伝えしましたが・・・その頼政が自刃(じじん)したのがこの地とされています。

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その名の通りよく見ると扇形です。なお頼政と家臣の初代通圓さんのお墓は、景観保持のため、すくすく伸びてがんばっている木のある塔頭「最勝院」「浄土院」にあります。

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平等院内の気になる木です。【左下写真】藤の名所として有名な「藤棚」です。今年の春は生育が悪く藤の花が伸びずに「期待に沿えません・・・」との案内がありました。来年はどうでしょう?きれいな藤棚は【前ぶろぐ】にて。【右下写真】塔頭の「浄土院」の境内の木瓜(ぼけ)の大木です。ソメイヨシノが散り、紅しだれ桜がぼちぼち終わる頃、見事な紅い花を咲かせます。

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【左下写真】前ぶろぐで二股に分かれ保険をかける木をご紹介しましたが、実例?を発見!池のほとりに二股に分かれた桜の木の片方が枯れた様です。もう片方は元気!【右下写真】池のほとりの百日紅(さるすべり)の木です。江戸時代に中国から日本に伝来した木とされていますが、実際にはもっと昔に伝来したらしく、平等院の古い地層から花粉が発見されているそうです。樹皮がツルツルなのでつけられた名・・・でも猿は滑らずにスイスイ登れるみたい。(^m^)

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宇治川周辺【カテゴリ:宇治】は、桜の季節などに何度か尋ねていますが・・・いつもとちがう、自然や庭を見る視点から眺めてみると、すべてのものに意味があり、人の想いがあり・・・とても興味深かったです。

【おまけ】鳳凰堂の周りをぐるっと回ってツアーが終了した後、有志でランチに行きました。再び宇治の住宅街を「まいまい」して・・・途中面白いものをキョロキョロ・・・

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中村藤吉さんの本店でランチを頂きました。明治時代の製茶工場を改修した店内は、当事のままの柱や梁や天窓などが残っています。

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私は宇治のふきよせ(780円)、まじくんは茶そば(820円)を頂きました。生茶ゼリィ・・・ふきよせに入ってなかった。まぁ、いいか。(><)

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まいまい京都 http://www.maimai-kyoto.jp/  

以前、まいまいさんのツアー、京都銭湯部と行く長者湯【前ぶろぐ】、北野界隈天神さんの門前でマイ弁当【前ぶろぐ】、御用達連なる西本願寺門前へ【前ぶろぐ】、京都銭湯部と行くモザイクタイルの美術館【前ぶろぐ】、春の京都御苑できのこる【前ぶろぐ】、着物で佛光寺周辺街歩き【前ぶろぐ】、御所御用達店で買物&料理【前ぶろぐ】伏見稲荷できのこる【前ぶろぐ】森ガイドと歩く大文字山【前ぶろぐ】、近代美術館バックヤード【前ぶろぐ】に参加しています。

 


まいまい京都「庭師と体感“浄土庭園”平等院」に参加。(2)

2012年10月01日 | 京都府宇治市

P1250266_2一昨日、まいまい京都んの「庭師と体感する浄土庭園、平等院のランドスケープ~鎮守社・宇治上神社から浮島十三重塔、修理中の鳳凰堂と対面~ に、まじくんと参加しました。まいまい京都とは、京都の店主、主婦、学生、占い師、職人さん・・・などバラエティに富んだガイドさんといっしょに、京都をまいまい(京都弁:うろうろ)する「京都のまち歩き」ツアーです。前のぶろぐで、出発から宇治上神社までの様子をお伝えしました。

続いて、宇治上神社の背後に広がる仏徳山の登山口まで進みました。「仏徳山(ぶっとくさん)」は、標高131mの低い山です。登山道は東海自然歩道になっており、人気のある登山道です。登り口から20分ほどで頂上の展望台に到着です。展望台からは宇治川、中の島、平等院、宇治の街を一望することができます。

この「仏徳山」は、通称「大吉山」と呼ばれています。なぜ?大吉山と呼ばれるのか?その秘密は・・・まじくんが小1の時、この山へ遠足に出かけた際に書いています。京都市の「東山」という呼び名は、山科地区の人は「東山」ではなく「花山(かざん)」と呼んだりする・・・それと同じような感じなんですが・・・。【こちら

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宇治上神社の森は自然のままの姿で、椎の木がたくさん育っています。椎は崩落や洪水の少ない肥沃な土地、風通しも日当たりも程よい居心地の良い場所に生える木です。そのためか、鬱蒼とした感じはあまりしませんでした。【右下写真】根元から二股に分かれて伸びている椎の木です。二股に分かれていると、片方が枯れても片方が生き残ります。木の知恵というか、保険というか、Wキャストというか・・・。

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このまま頂上へ行きたいところですが、引き返し「宇治神社」へ向かいました。途中、気になる木発見!「青桐」の若木です。な、なんと・・・平等院の屋根の上に鎮座する鳳凰が棲んでいるといわれるのが青桐なのだそうです。

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宇治神社は、創建年代などの起源は不明ですが、すぐそばに(前ぶろぐで紹介した)宇治上神社があり、明治維新前は両方を合わせて「離宮八幡宮、桐原日桁宮(きりはらひけたのみや)」と呼び、宇治神社を下社・若宮とするのに対して、宇治上神社は上社・本宮と称していました。御祭神は、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)です。応神天皇の皇子で、兄(のちの仁徳天皇)との皇位を巡る葛藤から宇治川に入水した悲運の皇子です。

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兎が先導してこの地へ皇子をお連れしたといわれ、それが「宇治」の地名の起源となったといわれています。境内の楠(右上写真)には、木の周りに楽しそうな兎の姿が見えるでしょう・・・と書かれた看板(左下写真)が設置されてました。(◎m◎)見えます?【右下写真】ソーラーシステムの灯篭。創建は古くてもハイテク~。

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途中の気になる木です。左下は、仏徳山登り口付近にある椎の木です。空いっぱいに枝を伸ばしています。右下は、宇治川の畔の榎(えのき)です。榎には寄生木(やどりぎ)がたくさんつくことから、木へんに吉(桔)とも記されるそうです。この木にも寄生木がたくさんついています。↓

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宇治神社から中の島へは、朱塗りの「朝霧橋」を渡ります。下を流れる宇治川は、琵琶湖から流れ出で、やがて淀川となります。

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中の島には「十三重石塔」が建っています。高さ15mの日本最大の石塔で、弘安7年(1284)、宇治橋を復興をした僧、叡尊(えいそん)によって建立されました。叡尊は、先にご紹介した橋寺(放生院)で大掛かりな放生会を行うなど、強力な殺生禁断思想の持ち主で、橋の流失は魚霊の祟りであると考え、宇治川での漁を禁止し、塔の下に漁具などを埋めたそうです。

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その後、塔は洪水のために倒壊と修復・再興を繰り返してきましたが、宝暦6年(1756)の大洪水により流失し約150年間川中に埋没してしまいます。 現在の姿となる再興は「福田海(ふくでんかい:岡山の宗教団体)」が、川床の泥砂に埋もれた巨石の所在確認から始め、明治41年に完成させました。石を設置する際は、女性信者が寄進した黒髪で作った縄を使用したそうです。

この後は、いよいよ宇治平等院へ・・・次のぶろぐにて。

まいまい京都 http://www.maimai-kyoto.jp/  

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